名前:まゆみの店
場所:〒785-0016 高知県須崎市栄町10-14
地図はこちらからどうぞ
交通手段:JR土讃線 土佐新荘駅 徒歩10分
営業時間:11:00~17:00(平日)、11:00~21:00(土・日・祝) 毎週水曜日
また行きたい度:=☆☆☆=一人用鍋でグツグツ煮込まれた極熱の濃口ラーメンとおじやの不思議なコンビが楽しめるご当地グルメ
外部リンク:まゆみの店の食べログページへのリンク
備忘録:
(2023/02/14記載)
2022年12月中旬の平日の昼食時に訪問。
この日は高知県の西側エリアの足摺岬方面に向かっていたのだが、ちょうど昼食時間帯にこのエリアを通過しそうなスケジュールだったので須崎エリアの名物を調べてみると「鍋焼きラーメン」なるものを発見。
「鍋焼きうどん」であれば容易に想像できるのだが、「鍋焼きラーメン」となると??なので、折角ならばということで行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
お店は高知県の須崎市にあり、高知市の中心部からだと車で1時間かかるかどうかという立地。
電車であればJR土讃線の土佐新荘駅から徒歩10分程度と公共交通機関でのアクセスも悪くない。
なお、車であれば高知自動車道の須崎中央インターを土佐新荘駅方面に向かい、須崎泉町の信号を過ぎた次の信号の左側にお店がある。
駐車場はお店の前ではなく、お店前の信号を過ぎたすぐ先左側と右側に計10台分程度ある。
こちらが店舗外観。
黄色の派手な外壁に「まゆみの店」と書かれた看板が目立つ。
お店は道路沿いではなく道路から少し入ったところにあるので運転していても視界には入ってこないが、注意して左側を見えていれば見逃すことはない。
お店の前にはウェイティングリストがあるので、混雑時はここに名前を書いて外で待つスタイル。
なお、お店の前にはちょっとしたスペースがあるのだが、駐車場は別に準備されているのでお店の前は駐車禁止。
写真奥が土佐新荘駅方面。
車で高速のインターから店に向かうと、お店のある交差点に「まゆみの店P 駐車場」と書かれた看板が道路両サイドにあるのでそこに車を停めて店舗に向かう。
<混雑状況・店内の様子は?>
この日は平日ではあったが観光客で混雑するお店ということもあって開店直後の11時3分にお店に到着。
その時点ではさすがに先客1組のみであったが、その後に続々と入店し11時10分で5組程度入っており店内6割が埋まった状態。
我々が帰る11時半頃には時々待客がでるような状況になっていたので、平日でもやはり開店直後に行っておくのが無難。
なお、店内はカウンター席が4席程度、相席前提の6名掛け程度のテーブルが3組と4名掛けのテーブルが1つのトータル20名強のキャパ。
食事の提供までに読めるように漫画の棚があったりと、昔ながらの食堂のようなイメージのホンワカする造りのお店。
こちらが店内の写真。
何となく統一感のない雰囲気の店内とぎっしりと漫画本が詰め込まれた棚など、昭和のお母さんがやっているような食堂のようなイメージ。
ただ、テーブル席もカウンター席もあるので一人客でも家族連れでも色々なシチュエーションで利用できる。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は鍋焼きラーメンの専門店ということで、メニューは鍋焼きラーメン一本。
ただ、味とボリュームにバリエーションがあり、ベースは鍋焼きラーメンのしょうゆか塩となっており、そこにキムチやカレーが加わる味の味のバリエーションと並・大・特大のボリュームのバリエーションがある。
また、ちょっと変わりダネなメニューとしてラーメンの中にご飯を一緒に入れてグツグツ煮込んで提供する「先入れ雑炊鍋焼きラーメン」なるものもある。
なお、先入れではなく後で雑炊にしたい人用に、ご飯や雑炊用玉子、カレーライス等もあるよう。
今回は「鍋焼きラーメン」という面白そうな料理なので、折角ならばということでそこにご飯が加わっている「先入れ雑炊 鍋焼きラーメン並(850円)」を塩味でオーダーしてみることにした。
こちらがメニュー。
鍋焼きラーメン一本で、そこに味やボリュームのバリエーションが加わる。
雑炊にする場合はラーメンと同時にご飯も入っている「先入れ雑炊 鍋焼きラーメン」というメニューもあるが、あとで雑炊にしたい場合には別にご飯を注文するスタイルのよう。
注文して待つこと10分程度で着丼。
こちらが「先入れ雑炊鍋焼きラーメン」の塩味。
一人用の鍋の上にちょこんと漬物が乗せられたなんとも可愛らしいスタイル。
蓋を開けるとグツグツと煮立っているスープの中には生卵とざっくりと刻まれたネギやちくわ、鶏肉と共に麺とご飯が一緒に入っているという何とも不思議な光景。
グツグツと煮立ったスープを恐る恐る啜るが、予想通りの超アツアツ状態。
しばらく時間を置いてからもう一度啜るが、今回注文した塩スープはいわゆるラーメン店で提供されている塩スープとはちょっと違った味わい。
塩味と言っても不思議と甘味がしっかり感じられるタイプで、コクありの比較的コッテリとした味わいで塩分はしっかり強めという印象。
ラーメンのように麺だけだと少し濃すぎる印象だが、ご飯が入ることによりご飯の水分と良い具合に混ざりあり、なお濃さは残るもののちょっとクセになる味わい。
生卵状態で乗せられた卵を溶いてアツアツのスープに溶かすと半熟近くに変化し、その卵の味わいがコッテリ塩味になった口の中を洗い流してくれる。
ネギなどのトッピング達は特に取り立てて特徴はないのだが、小さく刻まれた鶏肉や砂肝?は驚くほどの弾力で噛めば噛むほど味が出る。
麺は中細のほぼストレート。
煮込む鍋焼きスタイルということで、何か特別な麺を使っているのかと思ったのだが特に特徴はなく、普通の中華麺といった感じ。
煮込む事前提のためか、提供直後は少し硬めでボソボソの食感。
ただ、提供直後はアツアツで普通のラーメンのように啜ることができず、食べごろの時間になると程よい感じのモチモチっとした食感になる
またこちらの料理は麺だけでなくご飯も入っているのだが、そのご飯は濃いめのスープをしっかりと吸ってなかなか癖になる味。
麺も良いがご飯も捨てがたいなかなかの好コンビ。
今回はデフォルトでご飯が入っている「先入れ」でオーダーしたが、やっぱり雑炊は締めという人にはご飯を別メニューでオーダーしてさらに雑炊用の玉子を追加することも可能なよう。
そしてこちらは同行者がオーダーした「鍋焼きラーメン」の醤油味。
醤油スープも塩スープと同様に甘め。
しっかりと濃厚な醤油の味わいに不思議と甘味のニュアンスが加わるタイプ。
こちらもこちらで美味しいのだが、個人的には塩味の方が好みであった。
<まとめ>
こちらのエリアのご当地グルメということで鍋焼きラーメンを頂いたが、正直ラーメンとは全く別物といった感じの料理であった。
ただ、1人用鍋に超アツアツの状態でグツグツと煮込まれたスープの中に麺とご飯が入った「先入れ雑炊鍋焼きラーメン」の塩味は塩味と言っても不思議と甘味がしっかり感じられるタイプでコクありの比較的コッテリとした味わいであった。
またスープだけだと塩分はしっかり強めという印象だが、ご飯がデフォルトで入っていることもあって、その濃さがちょっと病みつきになる。
見た目のエンターテイメント性もあり普段はあまり聞き慣れないメニューということで、この付近を訪れたら是非ともチャレンジしてみたいご当地メニューであった。
今回は提供時に麺とご飯が一緒に鍋に入っている「先入れ雑炊鍋焼きラーメン」をオーダーしたが、鍋焼きラーメン単品+ご飯をオーダーして、麺を食べ終わった後にご飯を入れて雑炊化するデフォルトの食べ方も良さそうであった。
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