名前:荻窪中華そば 春木屋 ラゾーナ川崎プラザ店
場所:〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町72-1
地図はこちらからどうぞ
交通手段:JR東海道線 川崎駅 徒歩1分
営業時間:10:00~21:00 不定休
また行きたい度:=☆☆☆=しっかりとしたコクと豊潤な香りのスープと特徴的な食感の手揉み麺の組み合わせは何度食べても飽きのこない胃に優しい昔懐かしい中華そば
外部リンク:荻窪中華そば 春木屋の公式HPへのリンク
備忘録:
(2023/01/19記載)
2022年12月上旬の平日の昼食時に訪問。
以前から荻窪に本店のあるこちらのお店が気になっていたのだが、ツイッター等でラゾーナ川崎のフードコートに出店したことを知りいつか行こうと思いつつなかなか行けてなかったのだが、この日は昼時に川崎にいたのでランチタイムドンピシャの12時過ぎではあったが混雑覚悟で行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
お店はJR川崎駅に隣接しているラゾーナ川崎の1Fにある。
ラゾーナの1Fはスーパーやお惣菜のお店が入っているが、それらの店舗に加えてフードコートがありこちらのお店はそのフードコートの中の1つのお店となっている。
なお、こちらのお店の隣には、横浜界隈では有名な「白楽栗山製麺」も出店している。
こちらが店舗外観。
フードコートなので店舗独自の雰囲気は出せていないが、それでも大きく「春木屋」の文字が書かれた看板や暖簾などが出ているので近くまで行けば迷わずに見つけられる。
なお、横にはつけ麺で有名な「白楽栗山製麺」も出店しているという、ラーメン好きにとってはなかなか贅沢なフードコート。
<混雑状況・店内の様子は?>
この日は平日ではあったがお昼時間帯ドンピシャの12時半前にフードコートに到着。
平日ということもあってお昼時間帯ではあるがフードコートの中を少し歩き回ればそこそこ空席は見つけられる状況であった。
空いている席のタイプも1名用のカウンターから大人数向けのテーブル席まで比較的選択肢は広く、席の確保には困らない状況。
一方食券を買う列はこちらの店だけがかなりの行列。
並んだときには既に6名程度が待っており、食券を買うだけなのだが5分以上待つという状況であった。
ただ、13時に近くなると並びはほぼ出なかったので、平日の13時過ぎに行けば待ち無しのストレスフリーでこちらのラーメンを食べることが出来る。
15店舗ほどの共通の飲食エリアはカウンター席やテーブル席など、1名から大人数まで対応できる様々なタイプの席が準備されている。
席数は200席程度あるのではないかと思う程かなり多く準備されているので、平日の昼間であれば昼間の時間帯でも空席が無くて待つようなことはない。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は中華そばと油そばを提供しているが、オススメは中華そばシリーズのよう。
その中華そばはスタンダードな「中華そば」をベースに、味玉やワンタン、チャーシューなどのトッピングの組み合わせで色々なメニューが用意されている。
「迷ったら全部乗せ」のキャッチフレーズと共に掲載されている「特製中華そば」は文字通りトッピングが全てのせられたもの。
その他にはサイドメニューとして定番のチャーシュー丼やカレー、皿わんたんなどもあるよう。
今回は色々悩んだのだが、一番人気の文字に踊らされ「味玉わんたん麺(1260円)」と300円追加でオーダー出来るごはんセットで「ミニ春木屋昭和カレー」のセットをオーダーした。
こちらが今回店先に出されている看板。
大きなサイズの看板にメニューが写真とともに乗せられているので遠くからでも見やすい。
会計を済ませフードコート定番の「呼鈴」を渡され、待つこと10分弱でベルが鳴ったのでお店まで料理を取りに行った。
こちらが「味玉わんたん麺+ミニ春木屋昭和カレー」のセットメニュー。
ミニカレーと言いつつもご飯がしっかりと入っており、サイズとしては半カレー的な感じ。
こちらが「味玉わんたん麺」。
席まで運びテーブルに置くと、ダシの風味が際立つ豊潤なスープの香りがマスクを抜けて感じられる。
表面には油の層が厚くあり、スープは綺麗な黄金色をしているタイプで、見た目は昔ながらの中華そばというイメージ。
その上には大き目のチャーシューが1枚としっかりとしたサイズ感のメンマが7本程度、写真では見えにくいがワンタンが5つと味玉1つ、それに海苔が乗せられている。
そのスープを一口頂くが、油の層が厚いこともあって温度はかなり高めに保たれている。
表面だけをレンゲですくうと油の味しかしないが、しっかりとかき混ぜて頂くと醤油味が控えめで魚介や鶏ガラの風味が強く感じられる見た目よりも濃くのある味わいを楽しめる。
さてトッピングだがワンタンは小粒の餡が大き目の皮を纏ったタイプのもの。
餡はしっかりと胡椒とニンニクの風味が効いており、小さめながらも味わいのインパクトはある。
わんたん麺にはこのワンタンが5個入っているが、皮が大きめということともあり、なかなかのボリューム感になる。
チャーシューは5ミリ弱程度の比較的薄めのもので、茹でて仕上げたいわゆる中華料理店のらーめんに入っているもの。
ほどよい肉の食感と味わいを活かしたタイプでそこまで主張はしない。
味玉は半熟に仕上げられており、醤油ベースの甘味が強めの煮汁で味つけられているタイプ。
単品でも美味しく食べられる程よい濃さのもの。
そしてめんまだが、大ぶりものが7つ程度入っている。
メンマというとオマケのイメージがあるが、こちらはデフォルトでこれくらい入っているようで、オマケではなくしっかりと存在を主張している。
麺は中細のやや縮れタイプ。
一般的なラーメン店の麺と比べると若干色が付いているような感じだったので調べてみると数種類の小麦粉をブレンドして仕上げている自家製麺との事。
ツルツル系ではなく、若干ボソボソっとした独特の食感が手揉み感を感じられるしっかりと主張するタイプの麺。
そのまま丼から引き揚げるとスープ表面の油の層とよく絡み、なんとも不思議な味わいを楽しめる。
そしてこちらがセットでオーダーした「ミニ春木屋昭和カレー」
丼的には小さめのものを使ってはいるが、しっかりとご飯が入っており「ミニ」というよりは「半サイズ」に近い印象。
いわゆるカレーよりも緑っぽい感じの色合いで、色々混ぜて複雑にしたような味ではなくシンプルにカレーの味わいを楽しめる。
具として豚肉と玉ねぎが入っており、昔懐かしい給食で食べたような味のカレー。
ただ、決して味が単調というわけではなくスパイス感もしっかりと感じられるが辛さは中辛程度。
<まとめ>
今回はオススメの看板に負けて「味玉わんたん麺+ミニ春木屋昭和カレー」というセットメニューをオーダーし、トータルで1560円、ラーメンだけでも1260円と比較的強気な価格設定であった。
スープはダシの風味が際立つ豊潤な香りがマスクを抜けて感じられるほどしっかりとしており、醤油味が控えめで魚介や鶏ガラの風味が強く感じられる見た目よりもコクのある味わいでシンプルながら癖になるタイプ。
それに合わせる麺は口の中にインパクトを残すボソボソっとした特徴的な手揉み仕上げのもの。
ラーメン表層の厚めの油と良く絡みあまり食べたことのない不思議な味わいと楽しめ、個人的には好きなタイプの麺であった。
一方のトッピング達は美味しいことは美味しいのだが、スープと麺のコンビネーションがあまりにもマッチしているので金額差の割にはそこまでインパクトがないという印象。
何か強烈な印象はないが昔懐かしい中華そばの味わいで、シンプルで何度食べても飽きのこない胃に優しいラーメンという印象であった。
次回訪問時はシンプルに「中華そば」を大盛りでオーダーするのがコスパ的にもこちらのラーメンをしっかり楽しむという意味でもよいのかも知れない。
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荻窪中華そば 春木屋 ラゾーナ川崎プラザ店 (ラーメン / 川崎駅、京急川崎駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.6
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