しむじょう (2022/11)


名前しむじょう

場所:〒903-0801 沖縄県那覇市首里末吉町2-124-2
地図はこちらからどうぞ

交通手段:ゆいレール 私立病院前駅 徒歩8分

営業時間:11:00~売り切れ次第終了 毎週火・水

また行きたい度:=☆☆☆=雰囲気たっぷりの歴史を感じる沖縄の古民家とスッキリ系の王道沖縄そばは沖縄観光に外せない訪問すべきそば処&観光スポット

外部リンクしむじょうの食べログページへのリンク

備忘録

(2022/12/28記載)
2022年11月中旬の平日の昼食に利用。
今回は首里城エリアに滞在しており、この周辺かつ公共交通機関だとアクセスしにくい沖縄そばの店を事前にピックアップ。
限定10食ながら巨大な三枚肉が映えそうなお店が徒歩圏内にあったので行ってみると、なんと2022年10月末で閉店との張り紙が店先に…。
急遽周辺エリアで評判が良く、かつ徒歩圏内で移動できそうなお店を探した結果見つけたのがこちらのお店であった。

<お店の場所はどこ?>
場所はゆいレールの市立病院前駅から徒歩8分程度の民家の中にある。
駅からお店までの距離はそこまで遠くないのだが、このエリアはアップダウンが激しく、ゆいレールが走っている道路もかなりの勾配。
お店へのルートは出入口2側、市立病院と反対側に出る。
階段を出たら坂を下り、一つ目の交差点を右折しさらに下っていく。
左手に泡盛を作っている酒蔵である「瑞穂酒造」(工場見学可能)を通り過ぎ川を渡りそのまま進む。
すると目の前に住宅街と共に急な坂が見えるので、そこを登って行き、突き当たる一つ手前の十字路を右折し20メートルほど進むと左側にさらに上りの階段が見えてくるのでそこ上がっていく。
階段を登りきると目の前に石垣のある古民家が見えるのだが、こちらがお店となる。
なお、車でのアクセスも可能で駐車場は店の奥にあるのだが、この辺りは道が狭いので運転には注意が必要。


ゆいレールからアクセスする場合にはこちらの坂道を上がっていく必要がある。


坂を上がりきると目の前に立派な石垣と共に趣のあるエリアが見える。
「登録有形文化財」の札が張ってあり、一見すると食事出来るところには見えない。


ただ、少し入ると味のある「しむじょう」と書かれた看板があるのでこちらがお目当てのお店ということがわかる。
営業していても看板が「準備中」となっているのはご愛敬。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は平日の11時半前に到着。
11時から営業開始ということで、店先には既に5組以上が待っている状態。
平日でこの状況なので、休日はさらに混雑することは容易に想像できる。
なお、こちらのお店は入口にあるウェイティングリストに名前を書いて待つシステムなので、到着したらまずは名前を記入する必要あり。
建物は登録有形文化財ということで、とても趣のある古民家。
席は店内の座敷席が25名程度、晴れている日は高台からの景色を眺めながら沖縄そばを食べられる屋外の席もある。
待つこと15分程度でようやく店内に案内された。
なお、店内は大きなテーブルが6卓くらいあり、少人数の場合は相席で案内される。
食事を済ませた後の12時過ぎも10名程度が待っており、平日かつ中心部から少し離れた場所ながらこれだけ混雑するのは流石有名店。


建物外観はまさに古民家という雰囲気。


11月という時期ではあるがこの日は湿度が高く、また徒歩で来た場合はかなり勾配のキツイ坂を上るので扇風機がまだまだ活躍中。
席が空くまでは庭で待つも良し、縁側い座って待つもよしというのんびりとした雰囲気。


こちらが店内の雰囲気。
建物内は全く手が入っていないままの状態でまさに古民家という雰囲気。
長テーブルが置かれており、基本的には相席で案内される。


なお、運が良いとはなれのような場所で高台からの景色を臨みながら沖縄そばを食べられる席に案内される。

<オススメのメニューは?>
今回は急遽行先を変更したこともあり十分にメニューを調べることが出来なかったが、こちらのお店は三枚肉そばと本ソーキそばの2種類がメインメニューのよう。
そこに小鉢などが加わったセットメニューや、そばでなはくゆし豆腐の定食もあるよう。
この日は夕食もそれなりに食べる予定だったので定食メニューはパス、メニューに載せられている写真のイメージから「本ソーキそば(900円)」をセレクトしてみることにした。


こちらがメニュー。
ベースは三枚肉そばと本ソーキそばの2種類。
プラス400円でじゅうしぃなどのサイドメニューが追加された定食メニューにも出来るよう。
なお、ゆし豆腐のメニューは日曜は提供していないとのこと。

注文してから待つこと3分で着丼。
沖縄そばだけに提供までの時間はかなり早い。


こちらが「本ソーキそば」。
ソーキは別盛りでの提供、好みでトッピングする生姜やもずくの小鉢も付いていた。


そばはとてもシンプル。
スープの見た目はクリアで雑味の無い印象。
味わいは見た目通り雑味の無いスッキリ系でカツオのカエシの風味がしっかりと効いたタイプ。
一口目はそのような印象ではあったが、何口か飲み進めていくとスッキリながら意外と味わいに深みがあり、思った以上に濃さも感じられる。


こちらが別盛りの本ソーキ。
写真ではわかりにくいが、10センチ程度の長さの骨にたっぷりの肉が付いたソーキが3つ盛られている。
しっとりとした肉感を感じられる食感だが、時間をかけて煮込んでいることもあってかとても柔らかく骨からの身離れも良い。
醤油と生姜の風味を感じられるタレが強めに効いており、比較的濃い目の味わいなので、ほぐした身をご飯にかけて食べたくなるような味わい。
こちらのお店の本ソーキは比較的味が濃いこともあって、スッキリあっさり系のスープの上に乗せて提供してしまうと味が混じってしまう感じもするので確かに別盛りでの提供は正解かも知れない。
もちろん麺の上に乗せて通常のスタイルで頂くのもアリだが、個人的にはそれぞれの味わいをしっかりと楽しむためにも別々に頂いた方がオススメ。


そしてこちらが麺。
麺は中細のストレートタイプ。
沖縄そばでよく使われている平打ちタイプではなく、中細ということもあってかデフォルトでも比較的固めな印象。
啜るというよりはしっかりと食べるというイメージで、スッキリあっさり系のスープに対して程よく主張している。
麺の量は一般的な普通盛りサイズで、ボリューム感のある本ソーキと合わせると十分にお腹が満たされる。

<まとめ>
今回は急遽行先を変更してこちらのお店に来たが、沖縄らしさを感じられる場所でシンプルに美味しい純粋な沖縄そばを食べれるという雰囲気のお店であった。
スープは沖縄そばの王道を行くようなカツオのカエシがしっかりと効いたシンプルながら飽きのこないスッキリあっさり系の味わいで、気付けばついつい飲み干してしまう。
それに合わせるそばはやや固めでしっかりとした食べ応えのあるタイプになっており、スッキリ系のスープにアクセントを加えている。
また、今回オーダーした「本ソーキそば」は巨大な本ソーキが別盛りで提供されていたが、醤油と生姜の味わいがしっかりと効いた本ソーキということもあって、スッキリ系のスープの味わいのバランスを崩さないためにも別々で食べるのがオススメ。
三枚肉そばの三枚肉もなかなかボリューム感がありそうだったので、次回は開店前に到着して高台からの景色を眺められるはなれの席で沖縄気分を満喫してみたい。

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しむじょう沖縄そば / 市立病院前駅古島駅儀保駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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