屋宜家 (2022/06)


名前屋宜家

場所:〒901-0502 沖縄県島尻郡八重瀬町大頓1172
地図はこちらからどうぞ

交通手段:那覇空港から車で約30分

営業時間:11:00~15:00 毎週火曜日

また行きたい度:=☆☆☆=アーサーの磯の旨味が印象的なアーサーそばを国指定登録有形文化財の趣のある古民家で頂く味覚・視覚共に楽しめるお店

外部リンク屋宜家の公式HPへのリンク

備忘録

(2022/07/07記載)
2022年6月上旬の休日のランチタイムに利用。
この日はレンタカーを半日だけ借りられる時間があったので車を使わないと行けない場所、かつ比較的近場のエリアで検索するとこちらの店が色々なサイトでオススメされていた。
調べてみると那覇市街から車で20分程度、かつ週末も営業しているとの事で混雑覚悟で行ってみることにした。

<お店の場所はどこ?>
場所は那覇空港から南側に向かったエリアで近くで有名な観光スポットだとおきなわワールドやガンガラーの谷などがある。
また平和記念公園も10分程度でアクセスできる場所にある。
今回はレンタカーを借りた豊崎エリアからアクセスしたが、ナビで指示された道を進むこと20分程度で到着した。
那覇空港付近からだと混雑していなければ30分程度なので、到着もしくは出発の時間がうまくお店の営業時間と合えば移動のストレスなく行ける場所にある。


こちらは駐車スペース。
お店は写真の奥左側になるが、この辺一帯が駐車スペースとなっているので混雑時は周囲をちょっと見回ってみるといたるところに「屋宜家駐車場」という看板が立っているのでその看板の案内に従って進んでいけばどこかしらには停められる。


車を停めてお店に向かうと「やぎや」という看板が目に入るのでゆったりとした下り坂を進んでいく。


坂を下りきると趣のある門が目に入る。
写真では見えにくいが、「国指定登録有形文化財」のエンブレムが門の横に埋められている。


その門を抜けると中に建物が見える。
この日は雨ということもあって雨よけのビニールが張られていたが、左側が母屋で右側がはなれ。
はなれは予約がある場合には予約客優先となっているよう。

<混雑状況・店内の様子は?>
この日は休日ということでは早めに向かいたかったのだが、レンタカーの貸し出しまで1時間近く待たされたこともあり当初の予定から大幅に遅れた13時過ぎに到着となった。
13時なので逆に少し空いているかと淡い期待を抱きながら向かったが、結果としては満席で4組待ちという状況。
建物が古民家ということで店舗のような雰囲気ではなく、門をくぐって建物の敷地の中に入ると奥に待合スペースが見え、そこにウェイティングリストがあるので名前を書いて待合スペースに座って待つというスタイル。
最終的には待つこと20分程度で案内され、その時点でも待客は数組ある状態であった。
ただ、14時を過ぎると待客はなく休日でも待ち時間なく案内されるのだが、13時の時点でじゅーしーが品切れになっていたのでお目当てのメニューがある場合には待ち時間を覚悟の上早めに向かった方が無難。
建物はそれ自体が「国指定登録有形文化財」として登録された味のある古民家で、母屋とはなれの2棟で食事を提供している。
両方とも畳のいわゆる純和風の造りでトータルキャパは30席程度。
はなれは中が和モダン的な造りなので、コテコテの古民家風を味わいたい場合には母屋の方がオススメではあるが、こればかりは空き状況次第。


こちらは母屋の店内の様子。
味のある田舎のじいちゃんばあちゃんの家という雰囲気。
建物だけでなく、調度品含めてとても雰囲気がある。


こちらが今回案内されたはなれ写真。
母屋とは雰囲気が異なり、和モダンを感じさせる造りの店内。
母屋もはなれもどちらも雰囲気があって良いが、折角ならば古民家の味が溢れる母屋で沖縄そばを食べたい気もしなくはない。

<オススメのメニューは?>
今回は事前にメニューまで見られていなかったが基本的には沖縄そばがメインとなっている。
その中でも一番のオススメは、アーサーを練りこんだ麺で作った「アーサーそば」のよう。
その他にも定番の「本ソーキそば」や「ゆし豆腐アーサーそば」などもあるが、沖縄そばのメニューは比較的シンプル。
その分サイドメニューにもずく酢やじーまみ豆腐などの沖縄料理の小鉢料理が数種類あり、それがセットになった「小鉢セット」のメニューもあるので一気に沖縄料理を楽しみたい場合にはこちらを選ぶのもありかも知れない。
今回はソーキを食べたかったこともあり「本ソーキそばセット(1000円)」をオーダーすることにした。
なお、黒糖を使ったくずもちぜんざいなどん甘味もあり、沖縄そばだけでなくちょっとしたオシャレな甘味屋さんという雰囲気もある。


こちらはお店イチオシのメニュー。


その他にもソーキそばや三枚肉そばもある。


こちらはいわゆるチャーシュー丼的なもの。
数量限定で提供しているもの。


そばの他にも沖縄料理のつまみもいくつかある。


そして麺類以外にも甘味類やコーヒー等までかなり幅広いラインアップ。


こちらが「本ソーキそばセット」。
そばにプラスして小鉢が2品付いてくるセットメニュー。


本ソーキそばは骨付きスペアリブの本ソーキが2つ入っており、その他には刻みネギというシンプルかつスタンダードなタイプ。

まずはスープから頂くがカエシが程よく効いた柔らかい味わいで風味のバランスが良いタイプ。
トンコツ系の脂感も少な目でアッサリ系のスープではあるがボリューム感が足りないということはなく、特別な加点はないが、「沖縄そばと言ったらこういう味」というイメージ通りの味わい。

本ソーキはナンコツではなく骨に肉の付いたタイプ。
箸で肉がホロホロっと取れるような食感ではなく、肉を食べているという感じの歯ざわりが印象的。
味付けも程々で食感同様に肉の味わいを楽しめるタイプ。


麺は中細ストレートタイプの沖縄そばのスタンダードタイプのもの。
特に特筆すべき部分はないが、アッサリ目のスープとよく絡み美味しく頂ける。


セットの小鉢は「もずく」と「じーまみ豆腐」が提供された。
単品で注文するとそれぞれ200円程度なので、沖縄そばと合わせて沖縄感をお手軽に楽しみたいときにはオススメのセット。
なお、大根の漬物はセットメニューでなくても提供されるもの。


こちらがお店オススメの「アーサーそば」。
麺にアーサーを練りこんでおり、かつスープにもたっぷりとトッピングされたアーサーの主張感が半端ない。
スープを啜るとアーサーの磯の風味があっさり目の味わいのスープとバランスよくマッチする。
ソーキそばと同じスープを使っているはずだが、アーサーが加わることによってこのスープのトータル的な味わいのバランスが何倍もアップするよう印象を受けた。

また、麺もアーサーが練りこまれていることもあってか、ソーキそばの麺とは違いほのかに磯の風味がする。

<まとめ>
2022年5月には首相ご一行も訪れたというこちらのお店は、那覇空港や市内からも30分かからない程度のアクセスなのでそこまで遠出が出来ないときにも気兼ねなく行ける距離であるのもありがたい。
何よりも「国指定登録有形文化財」の趣のある建物でアーサーの磯の香りが感じられるスタンダードな沖縄そばを食べられるという、いかにも沖縄という雰囲気と食を同時に楽しめるのが旅行客にとっては嬉しいお店。
今回はお店オススメのアーサーを麺に練りこんだ「アーサーそば」といわゆる普通の麺を使った「本ソーキそば」を注文したが、こちらのお店で食べるならアーサー麺とトッピングのアーサーが加わることによりスープの味わいが何倍にも美味しくなる「アーサーそば」が間違いなくオススメ。
スープ自体をアーサーが加わること前提で作られているのではないかと思わせるほどアーサーとの相性が良い。
次回訪問する機会があれば間違いなく「アーサーそば」を注文することになると思うほどの好相性であった。

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屋宜家沖縄そば / 八重瀬町)

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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