名前:帆掛きそば
場所:〒904-2211 沖縄県うるま市宇堅7
地図はこちらからどうぞ
交通手段:那覇市街地から車で約40分
営業時間:11:00~売り切れ次第終了 毎週水曜日
また行きたい度:=☆☆☆=あさりや魚介のみからダシをとった「海風そば」と強烈な縮れ感が印象的な「照喜名製麺所ちぢれ麺」の組み合わせが美味しいスイーツも推しの沖縄そばカフェ
外部リンク:帆掛きそばの食べログページへのリンク
備忘録:
(2023/05/05記載)
2023年3月上旬の休日の昼食時間帯に訪問。
この日はうるま市・宮城島エリアをドライブしていたのだが、朝食をホテルで取らずに宜野湾市の有名なタコスの店で食べたこともあり、ちょっと遅めのランチ時間帯に小腹が空いてきた。
ということで移動可能範囲内で色々検索してみると、自家製麺&海鮮出汁という面白いコンビネーションの沖縄そばの店を発見したので行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
お店はうるま市の中心部からわずかに離れた場所、那覇市街地から車だと高速道路経由で約40分程度の距離となる。
最寄りの那覇北インターから10分程度で到着する。
今回は海中道路のある宮城島方向から来たのでお店の前の県道224号線(具志川環状線)側からのアクセスとなったのでお店の大きな看板が目印となったが那覇市内から高速でダイレクトにお店に向かうと、ナビはお店の看板等が一切ない裏側から向かうコースを設定するので注意が必要。
お店の裏側から到着すると大きな看板が無いので普通の民家のような場所に案内されるが、駐車場の柵に隠れて店名が書かれた小さめの看板があるのでそれを目印にゲートの中の駐車スペースに駐車可能。
ゲート内の駐車スペースが満車の場合はお店の建物の横にも5台ほど駐車スペースがあるのでそちらに停めることも可能。
こちらが店舗外観。
こちらの大きな看板は表通り側から見えるのだが、那覇北インターからダイレクトで来るとこちらの道は案内されないので迷わないように注意が必要。
裏側から案内されるとこちらの写真のような場所に案内されるが、写真の左奥に見えているのがお店の建物なのでゲート内の駐車スペースが空いていればこちらに停めることが出来る。
ゲートで隠れて良く見えないが、お店の看板も道路に向かって設置されている。
ゲート内はちょっとした庭園となっており、その奥にお店の建物がある。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は休日ではあったが昼食時を外した14時過ぎに到着したので待ちは無いものと勝手に思い込んでいたが、到着時は待ち客が3組でトータル7台程度停められる駐車場も満車という状況。
とりあえず店内に向かいウェイティングリストに名前を書いて駐車場が空くのを待っていると運よく5分程度で空いたのですかさず駐車。
なお、その後もポツポツと車が来るのだが満車であることを知ると諦めて帰っていくような状態であった。
車は我々以外地元ナンバーで観光客がいないというのも驚きであった。
その後14時半を過ぎると店内には空席が目立つようになってきたので待ち無しで行くのであればこれくらいの時間がオススメではあるが、遅くなると品切れになるメニューも出てくるようなので要注意。
結果、待つこと15分弱で席に案内されたが店内はオシャレなカフェというような雰囲気でかなりスペースをゆったりと使っている。
テーブル席は2人掛けが2つ、カウンター席が10席、4名掛けの小上がり席が3つとトータル30席弱程度のキャパ。
こちらが店内の雰囲気。
全てのエリアが写っているわけではないが、テーブル席、小上がり席、カウンター席と全てのタイプの席が準備されているの様々ななシチュエーションで使えそう。
また、店内の中心部(写真左側)には沖縄の伝統的な舟「サバニ」が展示されている。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は沖縄そばの店なので当然メニューは沖縄そばが中心。
ただ、一般的な沖縄そばの店と異なるのはそのメニュー。
1つはいわゆる豚や鰹節を使った沖縄そばの店名にもなっている「帆掛きそば」だが、もう一つは肉は一切不使用であさりや鰹節などを使った魚介からダシをとった「海風そば」という珍しいラインナップ。
そして麺はお店特製の生麺である「島麦かなさん」を使用したものか照喜名製麺所の作ったもののいずれかを選ぶことが出来る。
その他のメニューとしてはじゅーしーなどのご飯ものやじーまーみ豆腐の定番メニューに加えて氷ぜんざいやソフトクリームなどの甘味メニューまである。
調べてみるとこちらのお店はソフトクリームもウリなようで、そばをオーダーした際にスタッフの方に「うちは甘味も美味しいのでお腹に余裕があれば是非食べてくださいね」と言われた。
今回こちらのお店にくることを決めたのは「海風そば」の魚介たっぷりな写真見ての事だったので、「海風そば・特製生麺・並(900円)」をオーダーすることにした。
そして折角なのでもう一つは別の組み合わせにしようということで「帆掛きそば・照喜名製麺所ちぢれ麺・並(1000円)」をオーダーすることにした。
こちらがメニュー。
そばは2種類でそれぞれ2種類の麺から選べる計4タイプのみ。
追加トッピングもなく、その他のメニューも比較的絞り気味だが、その代わりに甘味も提供している。
そしてメニューを裏返すとでかでかとソフトクリームの宣伝がされている。
スタッフの方にオーダーして待つこと15分少々で着丼。
こちらが「海風そば・特製生麺・並」。
そばの他に小鉢としてじーまーみ豆腐が提供される。
大ぶりのあさりがたっぷりと盛られ、錦糸玉子や刻みネギなどがキレイに盛り付けられている。
その下には見えにくいがアーサもたっぷりと盛られており、文字通り海鮮そばという雰囲気。
まずはスープから頂くが、貝のすまし汁にたっぷり魚介エキスの旨味を感じられるような、今までにあまり食べたことが無いような独特な味わい。
メニューにも記載されていたが、こちらのスープはあさり、鰹節、昆布と日替わり鮮魚から取ったダシだけを使っているとのことで、動物系の脂感とパンチのあるような味わいではない。
ただ、十分すぎるほどあさりの出汁や魚介の風味、そしてアーサーの味わいが出ているので、アッサリはしているがスープが薄いと感じる事は無い。
たっぷりと入っているあさりは単にダシをとっただけではなく、ほのかに醤油の煮汁の味わいが付いており身も柔らかいので食べて味わうことももちろん可能。
また、アーサーも海苔の味わいをしっかりと感じられ、アッサリとした味わいのスープに程よい塩味を加えている。
なお、この日の鮮魚の出汁は「アーラミーバイ(ハタやクエ)」と「ガーラ(ロウニンアジ)」とのこと。
いずれの魚も沖縄だけでなく釣人の間では言わずと知れた有名なターゲット。
こちらのオーナーの釣好きっぷりが良くわかる魚であった。
そしてこちらが麺。
沖縄産のブランド小麦「島麦かなさん」を使った自家製の生麺とのこと。
一般的な沖縄そばで使われている麺とは全く異なったタイプで白みが強くツヤツヤとしている。
また、全粒粉を使っているのか、ところどころに小麦の胚芽や表皮が見える。
プリプリっとした食感は一般的な沖縄そばで感じられるようなフワフワっとしたものとは全く異なり、これはこれでとても印象的。
そしてこちらが通常の沖縄そばタイプの「帆掛きそば」。
見た目は「海風そば」のあさりがソーキなどの肉に置き換わったようなイメージ。
ただ味わいはトンコツ系をつかっていることもあり全く異なる。
沖縄そばの中では甘味が強めでケモノ感少なめマイルド系な味わいではあるが、「海風そば」を食べた後だと十分に動物系の脂の味わいを感じられる。
トッピングで入っている軟骨ソーキは柔らかく、味付け薄めで肉の味わい生かすタイプのもの。
そして驚いたのが麺。
写真では撮っていないが、麺のちぢれ感がとにかく凄い。
平打ちタイプ麺は稲庭うどんのようなイメージなのだが、その麺がまるでインスタントラーメンの袋麺のようなレベル感で規則的にウェーブがかっている。
麺をすする際、そのウェーブ感が唇を刺激する新しい食感の麺であった。
<まとめ>
今回は沖縄そばではあまり見ない完全魚介系のダシを使った「海風そば」をお目当てにこちらの店に来てみたが、あまり食べたことのない味わいがとても新鮮であった。
大ぶりのあさりがたっぷりと盛られ、錦糸玉子や刻みネギ、アーサーがキレイに盛り付けられており、スープの味わいは貝のすまし汁にたっぷり魚介エキスの旨味を感じられるような、今までにあまり食べたことが無いような独特な味わい。
動物系の脂感とパンチのあるような味わいではないが、十分すぎるほどあさりの出汁や魚介の風味、そしてアーサーの味わいが出ているので、アッサリはしているがスープが薄いと感じる事は無い。
それに合わせる麺は沖縄産のブランド小麦「島麦かなさん」を使った自家製の生麺とのこと。
一般的な沖縄そばで使われている麺とは全く異なったタイプで白みが強くツヤツヤとしており、プリプリっとした食感が特徴的。
ただ、個人的にはもう一種類の麺である照喜名製麺所ちぢれ麺のインパクトが強烈であった。
平打ちタイプ麺は稲庭うどんのようなイメージの平打ちタイプの麺だが、その麺がまるでインスタントラーメンの袋麺のようなレベル感で規則的にウェーブがかっており、麺をすする際にそのウェーブ感が唇を刺激する新しい食感の麺であった。
なお、こちらのお店はスイーツ推しでもあるので、これからの暑い時期は食後のスイーツを楽しむのもオススメ。
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