Kendall Jackson Vintner’s Reserve Chardonnay 2020(ケンダルジャクソン)



購入場所 エノテカオンライン(こちらから購入可能
購入日 2022年10月31日
購入金額(税込み) 2200円
テイスティング日 2022年11月08日

ワインデータ:

国名 アメリカ
地域 カリフォルニア
地区 N/A
ヴィンテージ 2020年
ブドウ品種 シャルドネ100%

コメント:
エノテカオンラインでセット販売モノのワインを探していたときに「濃い味白ワイン5本セット」というなんとも魅力的な名前のセットを発見し購入したものに入っていた1本。
通常価格だと3200円程度のようだが、今回は2200円とかなりの割引率で購入できた。
色はかなりはっきりと濃厚なゴールド感を感じさせるグリーン。
粘度もしっかりとあり、グラスの縁にはたくさんの脚が出る。
香りは周囲に華やかに広がるタイプではないが、鼻をグラスに近づけると濃厚でジューシーな香りが力強く感じられる。
第一印象はナッツやバニラと言った果実感よりも穀類や樽由来の香りが強く感じられる。
その後ろから、ジューシーな果実感が爽やかな酸と共に優しく感じられる。
ニューワールド系でよくみられる、樽がガッツリ効いた濃旨系とはテイストが違うが、とにかく力強くパンチの効いたジューシーな香りが印象的。
口に含むと思いのほか果実の風味がアタックで感じられる
その果実感はしっかりと熟した上質なシャルドネをギュッと絞って旨味を凝縮させたような厚みのある味わい。
続いてきっちりと効いた樽のニュアンス、シャープでフレッシュな酸が感じられ、いわゆる「樽旨系」のワインと傾向は同じ。
ただ、ボディーの厚みが半端なく、しっかりとした樽香に負けない果実感を感じられる。
そして余韻には樽由来のバニラの濃厚な甘みがかなりの時間残り、その存在感をワインが喉を抜けた後も楽しませてくれる。
凝縮された果実感と濃厚な樽香の組み合わせはクリーミーささえ感じられる飲みごたえ抜群の「樽シャル」。
<アルコール度数13.5%>

インプレッション:

外観 清澄度 深みのある
色の濃淡 濃い
粘度の高さ 脚が出来る
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 グリーンイエロー

香り 強さ 十分な
果実感 レモン、かりん、パイナップル
マーガレット
香辛料 バニラ
味わい アタック 強い
甘辛度 やや辛口
酸味 適度な
タンニン 少ない
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★★★
コスパ ★★★★☆
総評 ★★★★★


この日はポテトグラタンと合わせてみた。
少し前に作ったハヤシライスのソースが残っていたので、それをマッシュポテトに乗せてリメイク。
最初は赤ワインを合わせようと思ったのだが、なんとなく濃厚な白ワインの方がマッチしそうな気がして直前で今回合わせたこちらのワインに変更した。
チーズとマッシュポテトの組み合わせはフランスの郷土料理のアリゴのよう。
そこにハヤシソースが加わりシンプルな味わいにアクセントを加えてくれる。
読み通り相性は良く、チーズの味わいとワインの濃厚な樽香やナッツ感がバッチリとマッチする。
濃厚な味わいのワインではあるが、逆にこれだけしっかりと樽が効いていることもあって天ぷらなどの和食系とも合わせられそう。
またチーズとの相性が良さそうなので、クワトロフォルマッジのようなピザなどともマッチしそうと、食とのマッチングの幅も広いと思わせるワインであった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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