Ola Nueva Viura Chardonnay 2018（オラ　ヌェーヴァ）

ワインデータ：

コメント：

フラっと立ち寄ったお店でたまたま見かけたもの。
エチケットのデザインとボトルの重厚感の割には1000円ちょっとなかなかのお値段であったのと、何となくちょっと違うオーラを発していたので折角ならということで試してみた。
色は濃いめで輝きのあるグリーンイエロー。
粘度はほどほどで、グラスの縁に涙が出つつゆっくりとグラスの縁を伝わり落ちていく。
香りは比較的はっきりとしておりエレガントな雰囲気を感じられる。
しっかりと熟したアプリコットやわずかに柑橘系の爽やかな酸も感じられるが、どちらかというと果実感というよりもバニラやシナモンのような香辛料系の香りがしっかりと感じられる特徴的な香り。
味わいは香りから感じられる印象に近く、口に含むと凝縮されたドライフルーツの味わいがしっかりと感じられ、そこに程よいバニラ香がアクセントを加える。
アタックとしては比較的強めではあるが、パンチがあるというよりはじわっと重さのある味わい。
中盤からは爽やかな酸も加わり、輪郭がとてもはっきりとした味わい。
余韻にはアタックで感じられたバニラや濃厚なドライフルーツの甘味に加えて、シャープな酸味がバランスよく口の中をリセットしていく。
重厚なボトル、ちょっと派手目なエチケットに、ちょっと変わった重めの味わいということもあり、1000円少々とは思えないかなりコスパの高い一本。

インプレッション：

この日はベーコンと水菜のオイルパスタ、ツナと玉ねぎのバルサミコ和えと合わせてみた。
オイルパスタは塩を少し強めにし、しっかりとニンニクと唐辛子の風味が移ったオイルを使い仕上げたこともあり、シンプルな食材を使っていながらも味わいはなかなかしっかり目。
その味わいに負けることなく、しっかりと凝縮された果実感とバニラの風味を主張し、バランスは悪くない。