購入場所 | 石鎚酒造(こちらから購入可能) |
購入日 | 2022年10月27日 |
購入金額(税込み) | 1925円 |
テイスティング日 | 2022年10月31日 |
日本酒データ:
地域 | 愛媛県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 備前雄町 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★☆ |
コメント:
愛媛県を訪れた際、地元の酒蔵巡りということでこちらの酒蔵にも行ってみたのだが、その際に酒蔵で購入したもの。
酒蔵限定の日本酒がないか確認したのだが残念ながらなしということで、通年商品ではあるがこちらの雄町を50%まで削り区分上は純米大吟醸を名乗れるのに純米吟醸として売られていたこちらの日本酒を購入した。
色は輝きがありほぼクリアではあるが僅かにグリーンのニュアンスを感じられるかどうかというところ。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁にゆっくりと脚が出る。
香りは純米吟醸らしい甘いメロンのようなニュアンスも感じるのだが思ったよりも控えめ。
その代わりに、比較的シャープなアルコール感がしっかりとした酸のニュアンスと共に鼻の奥を抜けていく。
口当たりはトロみがあり濃厚な甘みをしっかりと主張するジューシーな味わい。
中盤には熟したバナナのような濃厚な甘みとしっかりと感じつつも、キリッとした酸のニュアンスも感じられ、ボリューム感のある味わい。
余韻にはスッキリとしたアルコール感が口の中を洗い流しつつ、しっかりとした甘みも程よく残る。
ジューシーで甘い口当たりとシャープな酸やアルコールのニュアンスを力強く感じられる雄町らしい味わいで吟醸香控えめな純米吟醸酒。
<アルコール度数16%、精米歩合50%>
この日はぶりのバター醤油焼きと里芋のそぼろ味噌煮込みと合わせてみた。
ぶりのバター醤油焼きはそのネーミングから想像できる味わいそのもの。
焦し醤油バターの香ばしい風味がぶりの脂感とマッチ、濃厚な味わいに仕上がっている。
バターも入っているのでなんとなく和食とは違うかと思ったが、思いのほか醤油バターと焼き魚の相性は良い。
そのインパクトのある味わいと日本酒の相性だが、思ったほど相性は良くない。
なんとなく焦がしの「焦げ」の味わいが強調されている気がする。
里芋のそぼろ味噌煮込みは愛媛で購入した甘めの味噌を使って仕上げていることもあり、全体的に甘めの味わいに仕上がっている。
里芋の味わいや豚肉の旨味とマッチし、程よく濃厚ながらも柔らかい味わいになっている。
この料理との相性だが違和感はなく、お互いの味わいの邪魔をしない。
マッチするかどうかという微妙ではあるが、料理とお酒をそれぞれ別々に楽しめるという意味では悪くない。
愛媛県周辺エリアでは料理全体が比較的甘口の傾向があるので、もしかすると合わせる料理もシャープな味わいよりは甘口の料理と合わせた方が良いのかもしれない。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>
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