旭川らぅめん青葉 本店 (2022/10)


名前旭川らぅめん青葉 本店

場所:〒070-0032 北海道旭川市2条8丁目 2条ビル名店街
地図はこちらからどうぞ

交通手段:JR旭川駅 徒歩7分

営業時間:9:30~14:00、15:00~17:30 毎週水曜日

また行きたい度:=☆☆☆=アツアツラードと素朴ながらコクのある醤油スープが癖になる心も体も芯から温まる冬の寒いに食べたいほっこりラーメン

外部リンク旭川らぅめん青葉 本店の公式HPへのリンク

備忘録

(2022/11/30記載)
今回は2022年10月下旬の休日の朝に訪問。
こちらの店は以前旭川を訪れた際にもチャレンジしたのだが、営業時間がラーメン店にしては早い17:30ということでお店に到着したときには既に閉店。
そして今回こそはということで定休日でもない平日の昼間の少し外した時間に再訪したのだが、今回は何と臨時休業…。
二度あることは三度あるではなく、三度目の正直の気持ちで休日の開店時間の少し前に改めて行ってみると営業中。
ということで、足掛け半年でようやくこちらの店でラーメンを食べることが出来た。

<お店の場所はどこ?>
場所はJR旭川駅から徒歩7分程度の距離。
お店への行き方は色々あるが、わかりやすいのは駅前に線路と並行して走っている大通りである「宮下通」を駅を背にして右手に進み、一つ目の交差点を左折。
そのまま歩いていくと左手に山頭火本店が見えるので、その先4つ目の交差点まで進むとその手前の左側にお店が見える。
ビルの1Fに入っており休みの時は暖簾や看板が出ていないといい具合で周囲の雰囲気にカモフラージュしているのでわかりにくいが、営業していれば間違いなく気付く。


こちらが店舗外観。
写真には写っていないが、歩道を挟んでお店の反対側には待ち客用の椅子が10脚程度並べられている。
なお、店先に置かれている椅子は待ち客用ではなく、先代が座って待ち客と会話を楽しむための椅子のよう。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は休日の訪問だったのでランチタイムは大混雑と読み、開店時間の9時半少し前の9時25分に到着。
店先では3組が既に待っており、その後にも3組程度が列に接続してきており、とりあえずファーストロットで食べられると思って安心しているとお店は既に営業を開始しているよう。
口コミ等で列が出来ていると早めに開店することもあるとの書き込みを見かけたのだがまさにその状態。
結果として到着時には既に4組が店内で食事をしており、待つこと10分程度で入店出来た。
なお、待ちの間は外の椅子に座っている先代と「どこから来たの」的なおしゃべりをしながら注文を取るのだが、その取り方が独特。
「初めてだったら正油ね」とか(トッピングをあまりに選びすぎると)「そんなに1つのラーメンに乗らないよ」的な独特のペースで注文を取り、最後には必ず「どこから来たの」と質問して答えた地名をオーダー表に書くという謎のスタイル。
最後に「〇番ね」と伝えられてそのまま待ち、店内が空くと女将さんが随時案内してくれる。
店内はこぢんまりとしたサイズ感ではあるが、L字型のカウンターに10席程度、その他にテーブル席が6席程度とそこまで広くはないが、女将さんが「あなたラッキーね、この席菅田将暉が座った席よ」などアットホームな感じで案内してくれる。


こちらが店内の写真。
特にこれと言って特徴はない普通のこぢんまりとしたラーメン店。
有名人も多数来店しているようで、女将さんに一声かければその人が座った席が空くまで待つことも可能。

<オススメのメニューは?>
こちらのお店は正油、塩、味噌、野菜の4種類がメインで、そこに好みで卵などのトッピングを加えていくスタイル。
また高校生までは学割が効くようで、通常料金より250円程度安く食べられることが出来る。
今回はもともと「正油らぅめん(850円)」を注文しようと思っていたのだが、先代に注文しようとしたら「あなたどこから来たの?初めて?」と聞かれ「初めてです」と答えると、「じゃあ正油ね」と強制的にメニューが決定。
周りも似たような感じで色々といじられ?ながらオーダーを完了した。


こちらがメニュー。
基本的には正油、塩、味噌、野菜の4種類がメイン。
トッピングは別途選んで追加するのだが、チャーシューだけは「チャーシューらぅめん」のメニューがある。


こちらがトッピングメニュー。
高校生以下の学生向けには学割も効くよう。

店内に入ると大将がテンポ良くラーメンを作っており、入店すると同時に「東京の方と静岡の方、出すね」というような感じで、注文時に「どこから来たの?」の質問で答えた地名でどのテーブルにラーメンを提供するか判断しているよう。
事前にオーダーを取っていることもあってか、席について1分少々でラーメンが着丼。


こちらが「正油らぅめん」。
刻みネギとメンマ、ラーメン店らしい肉と脂を巻いたチャーシューが1枚乗っている、いわゆるスタンダードな醤油ラーメン。
但し、スープの色が醤油ラーメンのそれとは少し異なり、旭川ラーメンの特徴であるラードの層が一番上にあるためかコッテリとした脂の層が見えるのとその影響でスープの色そのものが少し明るめという印象。

まずはスープから頂くが、油断して普通のラーメンと同じ感覚で表面をレンゲですくって飲むと大やけどをする。
旭川ラーメンは焦がしラードを使ってスープの味にアクセント付けるとともに、冬場はラーメンがすぐに冷めないように蓋のような役割をしていることもあり、その表面の層だけをすくってしまうと大やけどをする。
しっかりと下の層とかき混ぜてから頂いたが、それでもまだかなり熱い。
アッサリとしたニュアンスを感じさせつつも醤油の旨味やダシの風味がしっかりと効いておりコクがあり、その味わいに焦がしラードがアクセントを加えている。

トッピングのチャーシューは肉と脂を巻き込んだラーメン店定番のもので、肉のしっとりとした食感と旨味、脂のパワフルな味わいを同時に楽しむ事が出来るタイプ。
薄めにスライスされていることもあってか、サッと一口で食べられてしまう。


こちらのお店で使われている麺は中細のやや縮れタイプ。
デフォルトでオーダーしたが、それでも他の麺と比べると少し固めに仕上がっており、程よくコシがあり麺を啜るというよりは食べている感覚に近いタイプ。
それもあってか、今回は普通盛りをオーダーしたがしっかりとお腹が満たされた。

<まとめ>
こちらのお店は醤油・塩・味噌・野菜の4種類がベースだが、今回は店先に座っている先代が「あなた初めてなら正油食べてね」との事で半ば強引に正油ラーメンをオーダーされたが、やはり初めての際は正油ラーメンを食べるのがオススメ。
極めてシンプルで派手さのない味わいだが、逆にそれだからこそダシの旨味や醤油の味わいをしっかりと感じられ、アクセントで加えられている旭川ラーメン定番の焦がしラードがそのシンプルで優しい味わいに力強いアクセントを加えてくれる。
麺は啜るというより食べるタイプに近く、量もそれなりにあるので普通盛りでも十分お腹が満たされる。
ラーメンがずば抜けて美味しいというわけではないのだが、逆にシンプルな味だからこそついつい通ってしまいたくなるのと、何といっても店先に座っている先代のマシンガントークや、店内で手際良くラーメンを作っている大将の人の温かさもお店を人気にしている要因であることは間違いない。
丼を空にして「ごちそうさま」の声と共に帰ろうとした際に、大将から「お、完食だね、次回は塩食べてね」と言われ、遠い北海道の地ではあるがまたどこかのタイミングで塩ラーメンを食べに来ようと思わせた。

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旭川らぅめん青葉 本店ラーメン / 旭川駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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