小西鮨 (2022/10)


名前小西鮨

場所:〒070-0033 北海道旭川市3条通6丁目右6 ビルA1F
地図はこちらからどうぞ

交通手段:JR旭川駅 徒歩約10分

営業時間:17:00~23:00(火~木)、17:00~24:00(金・土)、17:00~22:00(日) 毎週月曜日

また行きたい度:=☆☆☆=道内産のネタを中心に使いキレイに握られた極上の寿司を選りすぐりの日本酒と一緒に楽しめるコスパの高いお寿司屋さん

外部リンク小西鮨の公式HPへのリンク

備忘録

(2022/11/29記載)
2022年10月下旬の平日の夕食時に訪問。
北海道訪問時、海鮮を食べることがあっても比較的リーズナブルな回転寿司で済ませることが多く、今回はたまにはいわゆるお寿司屋さんに行ってみようということで、回転寿司ではないお寿司屋さんを旭川駅前エリアで検索。
評価の高いお店は流石にお値段のすぐに2〜3万円ということで、このレベルのお店は一旦パス。
一人1万円程度の予算で探しているとこちらのお店の評判が良さそうだったので行ってみることにした。

<お店の場所はどこ?>
場所は旭川駅から徒歩7分程度のところで、イオン旭川駅前店を南北に通る昭和通りを北に向かって歩き、左側に酒屋さんのある交差点「3条通6丁目」を左に曲がり4軒目の建物となる。
この辺りはスナックなどの歓楽街が多いので、こちらのお店もお寿司屋さんの雰囲気をガッツリ出しているような雰囲気ではなく、初めての来店の場合はちょっとためらうかも知れない。


こちらが店舗外観。
お店自体は道路に面した場所にあるのでわかりやすいのだが、スナックの間お店の入り口があるので、一瞬本当にここから入っていいのかと躊躇ってしまう。


この日は平日ではあったが予約で満席の札が。
今回は訪問前日での予約であったが、希望時間帯はかろうじてテーブル席が1席残っているという状況であった。
週末はおろか、平日利用時でも必ず予約をした方が良さそう。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は平日の19時ではあったが夕食難民になるのが怖かったので予め予約をした。
前日の朝にネット経由で予約をしたが、その時でテーブル席が最後の1席という状況。
平日でも予約で満席になることも多いようで、訪問が決まっているのであれば事前の予約は必須という印象。
お店に到着すると、「本日は予約で満席」の札が入り口に貼ってあり、その扉を抜けて中に入ると白と明るくて色合いの基調とした清潔感のある店内にカウンター席が10席程度あり、その後ろ側には6名がけのテーブル席が3卓の計30席弱のキャパ。
今回はテーブル席しか空いていなかったので選択の余地はなかったが、テーブル席は隣の席と背中合わせで配されているが、その間隔が意外と狭くちょっと気を使う。
また、当然だがカウンター越しに握りたてのお寿司を提供してもらうスタイルではないので、ライブ感という意味ではやはりカウンター席の方のがオススメではある。


こちらが店内の写真。
白と明るい色合いの木を基調とした店内は清潔感があり、超高級寿司店のような敷居の高さは感じさせず親しみやすい雰囲気。
カウンター席、テーブル席合わせて30席程度のキャパだが、両方の席ともにコンパクトにまとめられている感じがあるので、ゆったり贅沢に頂くという雰囲気ではない。


こちらは日本酒が保管されている冷蔵庫。
男山やニ世古などの北海道の地酒ももちろんのこと、全国各地の有名酒蔵の日本酒もラインナップしている。

<オススメのメニューは?>
こちらのお店はお好みで好きなものを適宜オーダーすることも出来るのだが、その日のオススメなどからセレクトされた12貫、14貫、16貫コースなどもある。
今回は折角ならばということで、「14貫コース(7700円)」を事前にオーダーしておいた。
なお、お好み握りも豊富にラインナップされており、1貫で220円〜1200円程度と値幅は広め。
本マグロやいくら、ずわいがになどのマストで注文したくなるちょっとリッチな握りだと600円程度という感覚であった。
また、お酒もビールや焼酎、ワインなど一通りのものは揃っているが、やはり寿司には日本酒ということで日本酒のメニューは北海道の地酒だけでなく日本各地の酒蔵を酒を取り揃えており、1合おおよそ1000円程度と価格も比較的良心的。


こちらがお任せのメニュー。
今回オーダーしたお任せコース以外にも、いわゆる定番のメニューをラインナップした握りセットもある。


お任せでは足りない時などに1貫単位でオーダー出来るお好み握りのメニューもある。
値幅は220円から1200円程度それなりに幅広だが、本マグロやいくら、ずわいがになどのマストで注文したくなるちょっとリッチな握りだと大体600円程度のレンジとなっている。


こちらはこの日のオススメ握りメニュー。
お任せで注文すると、基本的にはこちらのメニューをメインに色々と握ってもらえる。


そしてこちらはお酒メニュー。
日本酒が推しではあるが、焼酎やビールなどのメニューもある。


こちらが日本酒の別メニュー。
北海道の地酒もそれなりにあるが、日本全国の有名酒蔵のものを一通り取り揃えている。


まずは日本酒から。
旭川の酒蔵である男山の特別純米酒。
きたしずくを使ったお酒で、限定品という言葉に釣られてついついオーダー。
米の旨味をしっかりと感じ甘い口あたりながらもガッツリ感はなく、食中酒として合わせるのには申し分なしの味わい。


こちらはお通しのまぐろの時雨煮。
マグロの生臭さは抑えられており、味付けもそこまで濃厚という感じではない。
ただ、それもあってか日本酒と合わせると思いのほか料理もお酒も進んでしまう。


今回はテーブル席だったのでカウンター席のように1品ずつの提供ではなく、7貫ずつを2回に分けて提供。
一皿目は写真の上から
・羽幌産のボタンエビの身
・そのボタンエビの卵とみそ
・ずわいがに
・根室産の本マグロ漬け
・猿払産の煮ホタテ
・日高産の松川カレイ
・枝幸産のトロニシン

シャリは酢は少なめでフワッと握られており量は若干少なめの印象。
ネタとのバランスもよく、厚切りで大ぶりのネタがすっぽりと隠れる感じではあるが決してネタが大きすぎるというわけではなくシャリとネタを違和感なく頂ける丁度良いバランス感。


こちらが二皿目のメニュー
写真上から
・四島産の蝦夷バフンウニ
・羅臼産のいくら
・釧路産の本マグロの中トロ
・網走産の釣りキンキ
・コハダ
・函館産の真イカ
・根室産のトキシラズの漬け

1皿目、2皿目いずれのネタも上質という言葉がぴったりの味わい。
普段頂いている刺身よりもそれぞれの魚介の特徴的な味わいが1段も2段も濃厚に感じられ、同じネタでも産地や部位を選び抜かれたネタはこんなに違うものかと一つづつ味わった。
また、ネタによっては飾り包丁も入れられており、見た目の印象もとても良い。


そして最後にお代わり編で何品か追加でオーダー。
本当は活きホタテが食べたかったのだが、仕入れているホタテの産地でシケが続いており入荷がないとのこと。
残念ではあるが、それだけ食材にこだわっていることの裏返しと理解して、煮ホタテに変更してお代わり。

<まとめ>
今回は「お任せ14貫セット(7700円)」をオーダー、お好み寿司を3貫お代わりして日本酒とビールをオーダーして計18000円程度。
1名1万円弱とそれなりの単価ではあるが、普段頂いている刺身よりもそれぞれの魚介の特徴的な味わいが1段も2段も濃厚に感じられ、同じネタでも産地や部位を選び抜かれたネタはこんなに違うものかと思いながら、ビジュアル面でもかなり楽しめた。
また、お任せコースの中に道内産のいくら、ウニ、中トロ、ボタンエビなどのネタが含まれていることを考えれば決してコスパは悪くない。
1人でカウンターでしっぽり楽しむもよし、グループでテーブル席でワイワイ楽しむもよしと、美味しいものを幅広いシチュエーションで使えるお店であった。
魚は旬で美味しものが変わるので、次回来店する機会があった場合でもおそらくお任せコースを注文して、追加でお好みから何品か注文するスタイルになることは間違いない。

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小西鮨寿司 / 旭川駅

夜総合点★★★☆☆ 3.6

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