
購入場所 | 京急百貨店 |
購入日 | 2022年10月01日 |
購入金額(税込み) | 1124円 |
テイスティング日 | 2022年10月01日 |
日本酒データ:
地域 | 新潟県 |
タイプ | 吟醸 |
使用米種 | |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★ |
コメント:
ふらっと立ち寄った百貨店内の酒コーナーでこちらの酒蔵が作る荷札のラベルではないものを再び見かけて購入したもの。
無濾過ということもあり色はそれなりに黄色のニュアンスを感じられる。
少しすっきりとした白ワインと言われてもあんまり違和感のない濃さで輝きのある色合い。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁にはゆっくりと脚が出る。
香りは吟醸ではあるが、そこまで華やかな果実や花のような香りは感じられず、僅かに熟したメロンの香りを感じつつもしっかりとした米の風味とキレのあるシャープなアルコール感を感じられる。
味わいは濃厚でいて豊かで繊細。
無濾過ということでもっとワイルドな味わいを予想していたが、アタックで感じられる米の風味豊かな味わいは甘味もしっかりと感じられ、とてもふくよかな味わい。
中盤でもその味わいの傾向は変わらず、程よい米の旨味は楽しめながら決して濃旨系にはならないニュートラルな味わい。
余韻には鼻からアルコール感が抜け、ほどよく米の旨味が残りつつも比較的キレが良いタイプ。
丁寧に上品に仕上げたピュアな日本酒をそのまま出したらこういう味になるだろうというくらい米の旨味と甘味をピュアでクリアに感じられる蔵元直送の無濾過吟醸酒。
<アルコール度数15%、精米歩合60%>
この日は塩鮭のバターホイル焼きやひじきなどと合わせてみた。
塩鮭のバターホイル焼きは塩鮭が思ったほど塩が効いておらず、どちらかというとバターの風味が強めに感じられる味わいに仕上がった。
日本酒との相性だが、思ったほどの相性ではなく、僅かに魚の臭みが強調されてしまうような気がしなくもない。
また、付け合わせの玉ねぎの辛さや苦味も同様に強調されているような感じがした。
一方のひじきは薄口にしたことで素材の味わいが強く感じられるようにになり、その素朴な味わいが同じくピュアな味わいの日本酒とバランスよくマッチする。
甘味を強調した濃い味の煮物のような料理よりは、なんとなくあっさり系やシンプルな味わいの料理との相性が良さそう。
ただ、和牛の鉄板焼きなどのワイルド系ながらも調味料を使って濃厚な味わいにしたような料理ではないものならば相性は悪くなさそうな印象。
食中酒として活躍する機会が多そうな日本酒ではあるが、合わせる料理には少し気を使うかもしれない。
<マリアージュ指数:2いまいちの相性>
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