更來 (2022/07)


名前更來

場所:〒099-2103 北海道北見市端野町三区485−3
地図はこちらからどうぞ

交通手段:JR石来北本線 端野駅 徒歩8分

営業時間:11:00~14:30 毎週月曜日・第2・4火曜日

また行きたい度:=☆☆☆=蕎麦粉の風味が香り高く感じられる3種のコシの強い手打ち蕎麦がリーズナブルに頂ける職人の強いこだわりを感じられる飾らないお蕎麦屋さん

外部リンク更來の公式HPへのリンク

備忘録

(2022/08/25記載)
2022年7月下旬の平日のランチタイムに利用。
この日は北見周辺で所要があり、たまたまランチタイムの1時間だけ時間が出来たので折角なら地元の評判の良さそうなお店を探そうということになり急遽チェック。
ラーメンやスープカレーなどのお店もあるが、折角なら北海道らしく美味し蕎麦を食べようということで見つけたのがこちらのお店。

<お店の場所はどこ?>
場所はJR石北本線の端野駅から徒歩10分程度ではあるが、大抵は車での来店になる。
今回は網走・美幌方面から国道39号線で来たのだが、端野駅を過ぎて200メートルくらい先の右側にある「ホクレン」のガソリンスタンドを目印に右折。
そのまま200メートル程度進むと右側にそばの暖簾が見える。

こちらは店舗外観の写真。
普通の家のような雰囲気なので建物だけ見ると蕎麦屋には見えないが、店の前にそばの暖簾が出ているのでそれを目印にするのが良さそう。


なお、店の両サイドに駐車スペースが7台ある。
今回は平日のお昼ながら地元ナンバーの車でほぼ満車状態であった。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は平日ではあったがほぼ12時に到着。
平日だから観光客も少なく待たず入れるかと思いきや、4名掛けの小上がりが2つ、テーブルやカウンター席が15席程度、計20名強のキャパの木のイメージをベースにした落ち着いた店内は満席。
更に1組待ちということで1時間しかない昼休み内に食べ終われるか少々心配。
結局10分程度待って入店出来たが、我々が入店した後も地元のサラリーマンや常連さんなどがぽろぽろと出入りして、13時前までほぼ満席状態が続いていた。
平日でも地元客に人気のお店なので、休日はそこに観光客が加わると思うとランチタイムをうまくずらさないと待ち時間が長くなりそうな印象であった。


お店の前にはこちらのお店で提供している3種類の蕎麦の特徴を書いた黒板が置かれている。
入店待ちの際にはこちらの黒板で蕎麦のタイプを確認して何を注文するか決めておくことも出来そう。

こちらが店内の雰囲気。
テーブル席と座敷席があるが、こちらはテーブル席の様子。
隣席との間隔を比較的ゆったりと取っており、窮屈感はない。


座敷席は半個室感があり、子連れや家族での利用も出来るのがありがたい。

<オススメのメニューは?>
今回は当日にいきなりこちらのお店に来ることを決めたのであまり事前にメニューのチェックはしていなかった。
ただ、初めて利用したお店では基本的にはシンプルにざるそばを注文することにしているので、温かい蕎麦や丼もの、つまみなど色々とメニューはあったのだが、今回は「ざる3種盛り(1200円)」に決定。
同行者はかき揚げに惹かれ、「ざる蕎麦北見かき揚げ付き(1630円)」をオーダーした。


こちらがベースメニュー。
こちらのお店は3種類の蕎麦を提供しているので、3種類全て楽しむか、それとも2種類か、もちろん1種類でも楽しめる。
こちらは冷たい蕎麦のメニュー。


そしてこちらが温かい蕎麦メニュー。
なお、温かいメニューには更科の設定は無し。


その他にちょっとしたつまみのメニューもある。


そして、最後にはこちらのお店で使っている食材の提供元が書かれている。

こちらの店はオーダー単位で料理をしているようで、かつ今回は天ぷらを注文したこともあって、待つこと20分弱で料理が提供された。


こちらが「ざる3種盛り」。
3種類を一つの皿に盛れないようで、提供は2回に分かれた。
こちらは美幌産キタワセの十割田舎(左)と同じく美幌産キタワセの二八(右)が盛られた状態。


そしてこちらが追加で提供された更科。

まずはこちらのお店のオススメである美幌産キタワセの二八「美」を頂くが、その香りの高さに驚いた。
蕎麦粉ガツン系というより、上品に、そしてしっかりと蕎麦粉の香りを楽しめ、更にはしっかりとした存在感も味わえる、個人的にはかなり好みの味わい。
そして続いて美幌産キタワセの十割田舎「黒」を頂くが、こちらは太めに仕上げられ、かつ十割ということもあり、弾力性はあまりなく、喉ごしで頂くというよりは蕎麦粉を食らうという感じのワイルド感たっぷりの味わい。
「美」と比較すると蕎麦粉のパンチがしっかりと効いているのだが、ワイルド感が勝っているという感じ。
最後に頂くのは更科蕎麦の「更」。
こちらは極細に仕上げられており白い色合いがとてもキレイ。
更科らしく全くクセが無く、ただ歯ごたえと喉ごしはかなりなもので、蕎麦を噛むとプチンという食感を感じられるほどのコシが印象的。

つけダレだが、店内にも記載がされているがかなり濃厚に仕上げられている。
市販品の2倍濃縮程度の麺つゆくらいのイメージで、蕎麦を普通にジャブっと麺つゆにくぐらせて頂くと間違いなく蕎麦の味が感じられなくなるほどの濃さ。
ただ、単純に濃いわけではなく、昆布やカツオのダシがしっかりと効いた味わいをベースに仕上げられていることもあって、イヤな濃さは全く感じられない。


こちらが店内に貼ってある「オススメの食べ方」。
「蕎麦の先3センチほどを汁に付けて」と記載があるが、まさにこの味わい方が一番オススメ。
蕎麦そのものの香りと味わいをしっかりと感じられるタイプなので、やっぱり主役は蕎麦にしたいところ。
記載のように頂くと、最初は蕎麦の上品で優雅な味わいと香りを楽しめ、その後につけダレの味わいがスッと口の中に広がる。
個人的にも普段はつけダレの中にジャブっといれて食べてしまうのだが、こちらのお店の蕎麦とつけダレは間違いなく記載の通りの方法で頂くのがオススメ。


さてこちらは「北見かきあげ」のセットで提供されたかきあげ。
2人でシェアしても十分なサイズ感のかき揚げには北見産の玉ねぎを使っているとのこと。
そこにベビーサイズのホタテがコロコロっと入っており、カリっと揚げられたかき揚げは蕎麦の箸休めに丁度良い。

<まとめ>
今回は2名で3000円弱と、ランチにしてはそれなりの金額ではあったが、オーダーしたものが3種盛りやかき揚げセットの蕎麦と、それなりにボリューム感があるものなので決して高いという感じではなかった。
むしろ、ざるそばについては3種盛りなのに1200円という金額はお得感がある程。
そして、なんといってもこちらのオススメは美幌産キタワセを使った二八蕎麦の「美」。
上品に、そしてしっかりと蕎麦粉の香りを楽しめ、更には蕎麦の風味やしっかりとした存在感も味わえる、個人的にはかなり好みの味わい。
また、更科もその独特の食感と喉ごしが新鮮であった。
次回訪れる機会があれば間違いなく「美」の大盛りをオーダーし、もう一種類はその時の気分で選ぶような、完全に蕎麦一本で楽しめるお店であった。

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更來そば(蕎麦) / 端野駅

昼総合点★★★☆☆ 3.7

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