笑四季　センセーション　白ラベル火入れ　純米大吟醸

日本酒データ：

コメント：
最近この特徴的なラベルと何て読んで良いかわからない酒蔵の名前が気になりいつか飲もうと思っていたの日本酒だったのでたまたま毎度の酒屋に立ち寄った際にものは試しで買ってみた。
色はクリアだが、見るからに粘度が高そうなとろりとした印象。
実際に粘度はとても高く、グラスの縁をゆったりと滑り落ちてたくさんの脚が出る。
香りはフレッシュな酸のニュアンスがしっかりと感じられつつもその中に青リンゴのような果実感や米の凝縮された旨味がたっぷり感じられ、とても飲みごたえのありそうな香りを彷彿とさせる。
アタックは見た目の印象通りトロっとした飲み口とともにジューシーな甘味が口一杯に広がる。
その後、中盤からは米の旨味をたっぷりと感じられ、終盤にはピリッとした刺激のある酸味を感じられる。
余韻は比較的あっさりでわずかに口の中に甘味を残していくような印象。
米の旨味と果実感のような甘味とフレッシュで刺激のある酸味がとてもバランスよく混ざりあうやや甘めで程よいボリューム感のコスパの良い季節限定の日本酒。
＜アルコール度数15%＞

この日は国産豚や信州和牛をシンプル焼いた肉料理と合わせた。
何も手を加えずに焼いただけだが、ジューシーで肉の味わいをストレートに感じられる。
そのダイレクトな肉と脂の味わいがやや甘めの日本酒の味わいとしっかりマッチ。
特に信州牛のカルビはさしがかなり入っており、もはや肉なのか脂なのかわからないほどだが、その脂は甘く上質。
普通に食べ続けているとちょっと胃がびっくりしてしまうほどの脂感だが、やや甘口という同傾向の味わいの日本酒が違和感無くマッチし脂感を洗い流してくれる。
滋賀県のお酒ということもあって近江牛の鉄板焼き料理と合わせたらとても贅沢に楽しめそうなイメージ。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞