酔鯨　花ころも　生酒　純米大吟醸

日本酒データ：

コメント：
この日はなんとなく日本酒が飲みたくなったのだが家に飲めるような在庫がなかったため、久しぶりにそごうにフラフラと行ってみるとこちらの季節限定酒を発見したので試してみることにした。
調べてみると山田錦と吟の夢を使った純米大吟醸酒をブレンドして、そこにモロミを加えた面白いタイプのお酒のよう。
うす濁りということで色はほんのり白みがかっている。
粘度は高めで脚がハッキリと見える。
香りはスッキリとしたタイプながら程よい米の旨味と柔らかい甘味が感じられる。
また、鼻に抜けるアルコール感やガス感もわずかに感じられる。
口に含むと柔らかさとガスのピリッとした刺激が同時に感じられ、その後に濃厚でジューシーながらも甘味は控えめ米の旨味をしっかりと感じられる。
中盤もその傾向は変わらず、加えて若干のガス感由来の酸が加わり、全体的に濃厚ながらもなめらかな味わいを感じられる。
そして余韻には少ししっかり目のアルコール感が残り、シャープなイメージを残していく。
濃厚ながらも旨味と甘味のバランスが良くピリッと感じるガス感が刺激的な山田錦と吟の夢をブレンドした季節限定の純米大吟醸。
＜アルコール度数17%＞

この日はつまみで刺身の盛り合わせと焼き鳥を購入。
刺身は赤魚、さより、ほうぼう、スズキに加えて残っていた野付産のホタテを加えたなかなか豪華なメンバー。
白身系の魚が多いので比較的淡白な味わいということもあってか、濃いめでしっかりタイプの日本酒との相性は悪くない。
焼き鳥は砂肝ともも肉をそれぞれ塩で購入し、七味を軽く振りかけていただいた。
ピリ辛の七味の味と旨味と甘味のしっかりとした日本酒の相性は悪くない。
濃厚ながらもクセのない日本酒ということもあり、生魚系も肉系も幅広くマッチできる懐の広い日本酒であった。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞