雨後の月　Black moon　ブラックムーン　純米大吟醸

日本酒データ：

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毎年4月（火入れ）と12月（生酒）の2回のみに販売される限定醸造の日本酒。
前から飲みたい飲みたいと思っていたもののなかなか購入出来ず、今回は店舗をふらふらしているときにたまたまこのエチケットが目にとまったので迷わずに購入。
色はわずかに緑のニュアンスが感じられるかどうか、ほぼクリアで輝きがある。
香りはフレッシュでとてもジューシー、熟したメロンのような甘味のある香りもしっかりと感じられる。
口当たりもとてもジューシー。
アタックに豊かな甘味をしっかりと感じ、その甘味はしっかりとした米の旨味と共に口の中に広がっていく。
中盤からはフレッシュで少し鼻先を駆け抜けるイメージの酸味と共にボリューム感のある熟した果実感が感じられる。
余韻は爽やかな酸味と共に甘味も感じられ、そこまで長くはないが心地よく舌先から喉の奥へ抜けて行く。
とてもフレッシュでジューシー、かつ果実の甘味のしっかりと感じられるボリューム感のある味わいながら、決して力勝負ではなく上品に華やかに味わえる一本。

この日は炊き込みご飯だったのだが、気付けば広島土産で頂いた牡蠣の炊き込みご飯。
意図したわけではないのだが、結果的に広島コンビで楽しめることに。
その他には油揚げとほうれん草の煮びたしとも合わせた。
炊き込みご飯は思っていた以上にしっかりと牡蠣の風味が感じられる。
ただ、牡蠣そのものではないので日本酒とは思いのほか合わせやすく、日本酒の甘味と旨味が際立つ。
油揚げとほうれん草の煮びたしは少し醤油の風味を強めに感じられ、そこに油揚げの油感が足されている。
比較的しっかりとした日本酒ではあるが、この力強い味わいには少々負けている感じもしなくはない。