名前:近畿大学水産研究所 銀座店
場所:〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目2番地先 山下ビル 2F
地図はこちらからどうぞ
交通手段:JR線 有楽町駅 徒歩5分
営業時間:11:30~15:00、17:00~23:00 不定休
また行きたい度:=☆☆☆=近畿大学水産研究所産の新鮮な魚介類を落ち着いた雰囲気の店内で楽しめるハイスペック居酒屋
外部リンク:近畿大学水産研究所の公式HPへのリンク
備忘録:
(2022/05/23記載)
2022年4月上旬の休日、ディナータイムに利用した。
最近は銀座界隈に出没することが多く、「行きたいお店リスト」のストックが増えてきたこともあり、今回はそのストックの中の一つであるこちらの店に決定。
店舗名からもわかる通り、「近畿大学水産研究所」で完全養殖された魚たちを中心に提供している海鮮料理がメインの店。
最近はめっきり肉より魚、ワインより日本酒にシフトしてきていることもあり、銀座からは若干離れた場所ではある行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
場所はコリドー街の一番有楽町寄りとなる。
JR線の新橋駅や有楽町駅、そして地下鉄の日比谷駅や銀座駅からそれぞれ5分程度でアクセス可能。
店舗はJR高架横にあるビルの2Fとなるが、道路側に大きく「近畿大学水産研究所」と看板が出ているので、コリドー街をJR高架側を見ながら歩いていれば見逃すことはまずない。
こちらが店舗外観。
店舗自体は2Fとなるので1Fは入口のみ。
ただ、店の外には「近大マグロ」と書かれたマグロの看板や「近畿大学水産研究所」の看板があるのでどこから店舗に迎えばいいのかはすぐにわかる。
階段を2Fに向かって登っていくと、突き当り左側が店舗の入口となる。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は休日の17時過ぎの店舗開店間もない時間に到着。
事前予約も考えたのだが、どのお店に行くか直前まで決まらなかったので、開店と同時であれば入れるだろうと読んでの来店。
店内は和モダンなイメージのテーブル席のみで、一部は個室や半個室の席もあり、トータルで60席程度。
お店の広さからすると60席の席数は少な目で、隣席との距離はそれなりに取られてゆったりと過ごせるイメージ。
我々の入店時は店内は数組が食事をしていたが、どうやら当日席は我々の1席のみで他は予約席とのこと。
それなりに人気店のようなので、予約無しの開店直後狙いでも入れない可能性があるので、できれば予約をしての来店がオススメ。
こちらが店内の雰囲気。
和モダンに仕上げられて店内はオープンスペースのテーブル席や、壁で仕切られた完全個室、その他にも半個室タイプと色々な種類がある。
感染症対策ということもあってか、4名席を2名で利用していることもあり、全体的にかなりゆったりとした雰囲気。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店はなんといっても「近大で養殖されたマグロ」がメインということで、やはり魚、それもマグロ中心のオーダーとなる。
まずは「近大マグロと選抜鮮魚のお造り盛り2名(3200円)」をオーダー、その他に「近大マグロの血合い竜田揚げ(850円)」と、「近大マグロのレアステーキ(1700円)」、肉系の料理からは「牛筋の煮込み(850円)」をオーダー。
その他にもお酒は和歌山の地酒「日本城(880円)」と「近大酒(990円)」をオーダーした。
今回はかなり「近大マグロ」に注文が偏ったが、魚以外にもチキン南蛮やとん平焼き、熊野牛を使った料理もあるので、鮮魚も肉もバランス良く注文することは可能。
オーダーはタッチパネル式。
よく見かけるタイプと同様で、注文したいメニューをタップしてオーダーするタイプだが、席に着くとスタッフの方が使い方を丁寧に教えてくれる。
「近大卒の魚たち」というかたちで、こちらの店で食べられる魚の一覧が掲載されている。
なかにはこの日に入荷していない魚もあるが、それにしてもかなりの種類の魚を養殖しているのが分かる。
魚をタップすると、その日に入荷があるかどうか、ある場合にはいつ生まれていつ出荷されたか等の詳細情報まで確認することが出来る。
紙タイプのメニューが無いのでメニュー一覧の写真は撮れなかったが、こちらは日本酒のメニュー。
和歌山県の地酒を取り揃えている。
一通りの注文をタブレットから終えて待っていると、まずはお通しが提供された。
こちらはお通し。
お通しはあまり想定していなかったのだが、かなり立派なものが提供されてびっくり。
しらす大根とブリ?の煮魚であったが、思った以上に量がありこれで既に一品というイメージ。
魚は流石に骨が多いものの、上品な味付けながらそれなりに濃いめに味付けがされており、これだけで日本酒が空いてしまう。
お通しで日本酒をぐいぐい飲んでいるとしばらくして「近大マグロと選抜鮮魚のお造り盛り」が提供された。
この日は近大マグロの赤身と中トロ、シマアジ、カンパチ、近大ブリヒラ、そして近大マダイの6種類であった。
他で提供している養殖ものと何か特筆して味が違うかというというそういうわけではないが、逆に養殖もの鮮魚が美味しくそこまで高くない金額で楽しめるというのが良いのかもしれない。
魚メインになったので折角ならばと注文した「牛筋煮込み」が続いて提供された。
塩味ベースで大根と共に煮込まれた牛筋はかなり柔らかく、肉の旨味とダシの風味の汁と頂くと美味。
わずかに振られた七味がアクセントになっている。
そしてこちらが「近大マグロの血合い竜田揚げ」。
2口程度の大きさのものが6切れ程度盛られての提供。
血合いということでかなり鉄分の味がしっかりと感じられるのかと思いきやそこまでではなく、また竜田揚げの衣にもしっかりと味が付いていることもあってかあまり血合いっぽさは感じられず、むしろマグロの脂身の旨味をしっかりと感じられる。
そしてこちらが「近大マグロレアステーキ」。
メニューの写真を見るとそれなりにボリューム感があり大きさもそれなりにあるのを想像していたのだが、提供されたものを見て正直一瞬「?」となった。
いわゆる刺身サイズのものが5切れ乗っており、金額を考えると少々割高な気もしなくはない。
マグロステーキ自体は美味しいのだが、これであれば素直に刺身を食べた方が良かったのかも知れないと思ってしまった。
こちらが「近大酒」。
近大農学部の生徒が育てた山田錦を使い、地元の「高垣酒造」が醸し2022年3月に出荷された日本酒とのこと。
一般的なお店や通販サイトでは販売されておらず、地元での販売となっているよう。
<まとめ>
今回は料理を4品と日本酒を2合オーダーして、2名で9000円少々。
お通しが1名550円ということを考えても8000円程度と、コスパという視点では特に高いとは感じられなかった。
特に料理によっては若干金額と見合っていないものあったように感じた。
一方で素材そのものは新鮮な魚介ということもあり美味しく頂くことができ、魚だけでなく肉料理もそれなりにあるという点は非常に良かった。
ガッツリ飲んでお腹を満たすというタイプではなく、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと上質な時間を過ごしたいときにオススメの店であった。
なお、調べてみたところ、近畿大学水産研究所で育てられた魚たちは首都圏だと小田急OX全店で毎週火曜日に販売されているよう。
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近畿大学水産研究所 銀座店 (居酒屋 / 日比谷駅、銀座駅、内幸町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.3
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