銀座方舟 大吟醸しずく店 (2025/02)


名前銀座方舟 大吟醸しずく店

場所:〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-8 銀座 888 6F
地図はこちらからどうぞ

交通手段:各線線 新橋駅 徒歩5分

営業時間:11:30~15:00、17:00~22:00 無休

また行きたい度:=☆☆☆=ゆったりとした雰囲気の中で料理と豊富な日本酒を楽しめる全室完全個室の和食割烹店

外部リンク銀座方舟 大吟醸しずく店の公式HPへのリンク

備忘録

(2025/04/20記載)
2025年2月上旬の休日の夜に利用した。
この日は知り合いが急遽家族で東京に遊びに来るということで夕食のお店をセレクト。
小さな子連れということで子供もOKなメニュー、かつ個室でそれなりに優雅に過ごせるお店というコンセプトで検索。
直前に探し出したこともありなかなかいいお店が見つからない中、条件を満たしているこちらのお店を見つけたので行ってみることにした。

<お店の場所はどこ?>
新橋駅を「銀座口」側に出て銀座通りに向かって歩き、有名なおもちゃ屋さんの「博品館」のある角を左折してそのまま銀座通りを進むと20メートルほど先左側に店舗の入るビルが見える。
ただ、店舗の入る建物は外観からは飲食店の入るようなビルには見えないので通り過ぎないよう注意が必要。
ビルの入口には店を構えている店舗名が掲載されているのでそちらで要確認。


店舗はビルの6Fということもあり、かつ、ビルは銀座らしくオシャレなテナントビルのような雰囲気となっているため外観ではこちらが目的のお店が入るビルか分からない。


エレベーターにのり6Fで降りると目の前がお店の入口となる。

<混雑状況・店内の様子は?>
この日は休日かつ、大人数での利用ということで3日ほど前に予約。
それもあり予約した個室にスムーズに案内された。
18時からの予約ではあったが、他の個室からも話し声が聞こえてきたのでそれなりに混雑をしているという感じではあるが、全席完全個室になっているので周りの様子は分からない。
今回は7名での予約であったのでかなりゆったりとした広さの座敷に通された。
最大で10名で利用できそうな広さの座敷は掘りごたつとなっており、完全個室ということもあって食事中は周囲の様子を気にすること無く過ごせる。


客席は全て個室になっているため、店内からは他の客室の様子を伺い知ることは出来ない。
接待等でゆったりと食事を楽しみたいときにはありがたい仕様。


こちらが今回案内された個室。
掘りごたつタイプで広々とした造りになっている。

<オススメのメニューは?>
こちらのお店はコースの懐石料理のみオーダーが可能となっており、アラカルトメニューの取り扱いは無し。
席の予約時にコースをオーダーするのだが、価格帯としては12000円から22000円まで5種類のコースがある。
今回は子供もいることもあってあまりゆったりと食事が出来なさそうであったので、一番リーズナブルな「希(のぞみ)12100円」のコースを事前にオーダー。
飲み物はビールや日本酒などをオーダーしたが、日本酒の品揃えはなかなか豊富。
日本酒だけでも50種類近く、その他には泡盛は焼酎、ワインなど、お酒類はかなり充実している。
また、子供用にお子様メニューも3000円弱で用意されているのも嬉しいポイント。
なお、今回の懐石メニューは以下の通り

先付 真鱈温南蛮漬け
前菜 北信州の旬の味覚
椀盛 真鯛汐汁
造里 北陸鮮魚三種盛り
煮物 石川県金沢市郷土料理 合鴨治部煮
鍋物 河豚しゃぶしゃぶ
進肴 黒毛和牛ローストビーフ
食事 南魚沼産コシヒカリ使用 山菜御飯
甘味 献上加賀棒茶


こちらがこの日のメニュー。
料理の名前だけでなく、使っている食材の詳細まで書かれている。


アルコール類はかなり豊富でこちらは焼酎メニューの一部


泡盛も用意されている。


その他にはワインも用意されているが、取り揃えられているアイテムは日本酒同様になかなかのもの。

そして和食の店だけあって日本酒の品揃えはかなりのレベル。
普通に名前を聞くものから、数量限定・季節限定でなかなか手に入らないものまでかなり豊富な品揃え。
それもあり、提供価格はそれなりという印象。


有名酒蔵のレアな日本酒が各種取り揃えられている。
いずれも4合瓶での提供。


良く聞く名前の酒蔵も多いが、その中でも出荷数が極めて少ないものなどが豊富にラインアップ。


信州の地酒頒布会限定の日本酒も提供している。


いわゆる一般的な地酒も県別に数豊富に取り揃えており、こちらは新潟県のもの。


そして福家県や長野県のものも用意されている。


その他には富山県や石川県の地酒も取り揃えられている。


そしてお店のオススメの日本酒を解説と共に記載されているページもあるので、銘柄だけでは判断が付かない場合にはこちらを参考にして選ぶことも出来る。

飲み物の確認、簡単な料理の説明と共に料理の提供が始まっていく。


テーブルの上にはその日のメニューが置かれているので、説明を聞き逃してもこちらを見ながら食事を楽しめるのがありがたい。


まずは「先付 真鱈温南蛮漬け」から。
こちら白子の南蛮漬けということでとても贅沢な一品。


続いて「前菜 北信州の旬の味覚」が提供されたが、菜の花のサーモン、河豚煮凝り、鮟肝豆腐、伽羅蕗、蕗の薹と、正井この時期の信州の味覚が取り揃えられたもの。
それぞれ一口サイズながら目でも楽しめる前菜となっている。


こちらが最初にオーダーした富山県の枡田酒造がつくる「満寿泉 生純米吟醸 Limited edition」。
その名の通り限定品、かつ流通そのものも限定のよう。


「椀盛 真鯛汐汁」は焼しいたけの味わいがしっかりと効いたスッキリとした味わい。


続いてオーダーしたのは同じく富山県の玉旭酒造がつくる「玉旭 Premiumシリーズwhite 純米うすにごり」。
うすにごりということでフレッシュでほど良い旨味と甘味を感じられるもの。


「造里 北陸鮮魚三種盛り」は安曇野産のワサビとヤマト醤油味噌醸造の二度仕込み醤油と共に頂く。
刺身そのものの鮮度も良いのだが、ワサビと醤油が違うと味わいのレベルがぐんと上がる。


続いて提供されたのは「煮物 石川県金沢市郷土料理 合鴨治部煮」。
里いもとシイタケ三種類の麩と共に小麦粉をまぶした合鴨を煮たもの。
小麦粉のトロミがそれぞれの食材の味わいをしっかりと閉じ込めている。


「鍋物 河豚しゃぶしゃぶ」は固形燃料で温められた鍋にセルフサービスで火を通して頂くもの。


そして最後にオーダーした日本酒は新潟県の高千代酒造がつくる「高千代 純米大吟醸無調整生原酒」。
こちらもそれなりに入手困難な日本酒のよう。


「進肴 黒毛和牛ローストビーフ」はしっとりと仕上げられ甘い脂感を感じられる味わいに、山わさびとイタリアンパセリの味わいがアクセントになる。


そして「食事 南魚沼産コシヒカリ使用 山菜御飯」が提供された。
いわゆる御飯と味噌汁と漬物というコンビ。
全体的に一品一品のボリューム感が控えめということもあり、山菜御飯も美味しく頂く事が出来た。


食後は「甘味 献上加賀棒茶」が提供された。
一口サイズの茶菓子ではあるが、丸八製茶のお茶と共にゆっくりと頂きながら食後の時間を過ごすことが出来た。

<まとめ>
今回はドリンク込みで1名あたり14000円程度という仕上がりであったが、個室でゆったりと過ごしながらこだわりの食材で用意された料理を楽しめるのであれば十分価値があるという印象。
いずれの料理もプレゼンテーションがしっかりとしており、また使われている食材のレベルも高い。
一品一品のボリューム感は正直少ないという感じはあるが、完全個室の中で誰にも邪魔されずにゆったりと2時間以上過ごせることを考えると、使用用途次第では満足度は高い。
また、日本酒も価格的には少々割高という感じもあるが、それでも50種類以上の信州・北陸を中心とした地酒を楽しめるのであれば、日本酒好きな人との会食や接待では満足度が高いことは間違いない。
普通に夕食を食べに来るかと言われると若干悩むところではあるが、シチュエーション次第では非常に利用価値の高いお店であった。

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銀座方舟 大吟醸しずく店日本料理 / 新橋駅銀座駅東銀座駅

夜総合点★★★☆☆ 3.4

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