CORDILLERA Chardonnay Reserva Especial 2020（ミゲル　トーレス）

ワインデータ：

コメント：
以前アウトレットに行った際に30%セールをやっているの見かけ、その中でパワフルでジューシーそうなニューワールドの白を見つけたのでよくよくみてみると、スペインの「トーレス」がチリで展開している「ミゲル　トーレス」の作るものだったので試してみることにした。
色は輝きのあるグリーン、そこまで濃さは感じられない。
粘度はしっかりとあり、ゆっくりと時間をかけてグラスの縁を伝わり落ちていく。
香りはグラスに鼻を近づけると濃厚でジューシー、そしてミネラル感を感じられるシャルドネらしい香りと、しっかりとした樽香を感じることができる。
レモンやグレープフルーツを思わせるようなジューシーで爽やかな果実感を中心に、しっかりとした樽香がアクセントを付け加えている。
口に含んだ直後はシャルドネのジューシーな果実感とフレッシュな酸を感じるが、そのあとにはガッツリと効いた甘味を豊かに感じる樽香が主張してくる。
中盤では柑橘系のニュアンスも加わり、ボリューム感のあるどっしりとした味わいとなる。
余韻は比較的長め、しっかりとした樽香とミネラル感を楽しめる。
樽樽樽！という感じの「シャル樽」テイストが好きな人にはドンピシャの飲みごたえのあるジューシーな一本。
＜アルコール度数13.5%＞

インプレッション：

この日は鳥のむね肉を使ったハーブたっぷりのロールキャベツと合わせた。
ハーブ感たっぷりのこの料理に合わせるには樽がガッツリ効いたニューワールドのシャルドネしかない！と自信満々で合わせてみたのだが、コンソメとトマトベースの味付けのロールキャベツとワインの相性は予想通り悪くない。
コンソメの旨味とトマトの酸味、そして豚ひき肉よりもシンプルな味わいの鶏むね肉がガッツリと効いている樽の風味やシャルドネのミネラル感とシームレスにマッチする。
これだけ個性のある味わいのワインだが、旨味や酸味が強めの料理とは思いのほか相性が良さそう。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞