購入場所 | そごう(こちらから購入可能) |
購入日 | 2021年09月03日 |
購入金額(税込み) | 1782円 |
テイスティング日 | 2021年10月11日 |
日本酒データ:
地域 | 秋田県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 日の丸72%、山田錦28% |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★☆ |
コメント:
フラフラっと定期巡回で立ち寄った際、こちらの酒蔵にしては珍しい見慣れないデザインのお酒を発見。
ボトルの紹介文を読んでみると「蔵のオリジナル米を使用し、蔵内から採取した酵母と一部に白麹を使用した限定品」との記載があったので試してみることにした。
色はほぼクリアだがわずかに緑のニュアンスを感じ、発泡感は一切感じさせない。
粘度はほどほど。
グラスの縁にいくらか脚出るが、とても粘度が高いという印象ではない。
香りはかなり落ち着いた感じでしっかり鼻を近づけて確認すると優しい甘味を中心とし、そこに僅かに酸のニュアンスが加わり、いわゆる日本酒的な香りを感じる。
味わい非常に複雑。
口に含んだ瞬間は少しとろみすら感じられるような舌触りとともに柔らかい甘味がふわっと広がる。
その味わいはアタックでは日本酒感少なめだが、段々とシャープな酸味とともに日本酒らしい米の旨味に変化していく。
余韻になると日本酒らしい味わいが喉の奥から少し抜けるとともに、先ほどまでは甘味として感じていた味わいが米の旨味に変化していく。
日本酒であって日本酒の枠に縛られない個性のある味わいだが、豊かな甘味とシャープな酸味はなんとなくくせになってしまう味わい。
この日は定番の自家製鶏ハムと合わせた。
鶏もも肉をハム状に巻いて軽く味付けをして低温調理したシンプルな料理だが、逆にそのシンプルな調理方法が鶏肉の旨味をしっかりと引き出してくれる。
最初日本酒と合わせるのをためらったが、この日は日本酒が飲みたかったので思い切って日本酒とあわせみた。
が、合わせた日本酒が日本酒らしくない日本酒ということもあってか、相性はなかなかのもの。
日本酒の甘味とシャープな酸の味わいが、鶏肉の脂感や粗挽き胡椒のスパイシーな味わいに危なげなくマッチする。
日本酒の味わいがガッツリ効いているタイプだと少々バランスが悪そうだが、こちらの日本酒は和食以外の食材にも幅広くマッチしそう。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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