購入場所 | 秋田県(こちらから購入可能) |
購入日 | 2019年07月16日 |
購入金額(税込み) | 1800円 |
テイスティング日 | 2020年01月09日 |
日本酒データ:
地域 | 秋田県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 亀の尾 |
好み度(MAX五つ星) | ☆☆☆★ |
コメント:
秋田県を旅行した際、駅近くにある日本酒店にの取り扱いが豊富と有名な酒屋で購入。
調べてみると秋のわずかな時期にトータル2000本程度、しかも特約店販売かつインターネット販売なしというかなりのレア酒。
抜栓すると、華やかで甘い香りがふわっと辺り一面に広がる。
その日本酒はクリアで非常に輝きがある色合い。
一方で粘度は非常に低く、スワリングしてもグラスの縁をスッと落ちていき、涙すら見せないような滑らかさ。
香りは華やかで甘味を感じるが冷涼な雰囲気も持ち合わせている。
日本酒らしい米の甘味は感じるが、不思議と日本酒感はあまり感じない。
口に含むと、豊かな甘味がサッと広がり、アタックは比較的強め。
その甘味は米由来とも果実感とも言えない不思議で深みのある甘味。
そしてそのあとには非常にフレッシュ感のある爽やかな酸味を感じられる。
この酸味だけをとると少しフレッシュで強すぎるという印象もあるが、厚みのある甘味とは絶妙なバランス。
甘旨系の生酒は日本各地の有名酒造がかなり作っているが、こちらも系統はそれに近い。
が、フレッシュで少し刺激のある酸味が非常によくマッチしており、とても飲みやすい味わいになっている。
この日は豚肉の大根巻き、大根の浅漬けと合わせた。
大根の浅漬けは酢と塩昆布で作ったものだが、その酸味の効いたシンプルな味わいは良い意味で日本酒の対照的な味わいを引き立てる。
一方で豚肉の大根巻きはこってりとした醤油ベースの味付けがされているが、その甘味で若干日本酒の味わいが損なわれる感じもあるが許容範囲内。
料理と合わせるのにはちょっと気難しいかも知れないが、日本酒単体で味わう分にはその甘味と酸味の絶妙なバランスをしっかりと感じられるので、食中酒というよりも酒を引き立てるおつまみと味わった方がよいかもしれない。
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