尾瀬の雪どけ ロゼの雪どけ 純米大吟醸



購入場所 はせがわ酒店グランスタ東京店(こちらから購入可能
購入日 2019年07月17日
購入金額(税込み) 1815円
テイスティング日 2021年02月16日

日本酒データ:

地域 群馬県
タイプ 純米大吟醸
使用米種
好み度(MAX五つ星) ★★★★☆

コメント:

こちらの酒造が作るお酒は果実感や甘味が他の酒造の日本酒より強めに感じられたり、にごり酒やロゼワインのようなピンクの色合いの日本酒等、なかなかオリジナリティーに溢れており比較的よく飲む酒造の一つ。
そんななかで昨年飲んでインパクトが残りかつ美味しかった季節限定の日本酒が今年もたまたま売られていたので即購入。

時期もバレンタインということで、日本酒の色を生かした可愛らしいエチケット。
どうやら特約店限定で流通している銘柄・ラベルのよう。
昨年同様にいろはキレイなロゼ。
一見すると日本酒とは思えないイチゴを思わせるような透明感のある味わい。
粘度は比較的高く、ゆっくりとグラスの縁を落ちながら脚が出ている。
香りは色合いから受けるイメージ同様に柔らかく新鮮な赤い果実のようなジューシーな甘酸っぱさを感じられる。
加えてほのかに日本酒のニュアンスも感じられる不思議な香り。
口当たりは非常に甘く、日本酒感は限りなく低い。
中盤からは甘味が甘酸っぱさに変わっていき、余韻にもイチゴのニュアンスをたっぷりと感じられる。
だが不思議とキレはよく、甘ったるさは感じられない。
昨年同様に甘味を前面に強調した味わいは食前酒やデザートワインならぬ食後酒として大活躍しそう。


この日は薬味たっぷりのカツオのたたきとサバの味噌煮と合わせてみた。
カツオはたっぷりのミョウガと大葉と生姜、それにスライスした玉ねぎをのせて頂いた。
この甘口の味わいと刺的な薬味の味わいがマッチするか心配しつつ合わせてみたが、結果としてはまずまず。
お互いの味わいを邪魔こそしないが飲みながら食べたくなるという味わいではない。
一方で、味噌の甘味をたっぷりと効かせたサバの味噌煮は思いのほか相性が良い。
日本酒自体の甘味と味噌の甘味が相まって、料理と「合わせている」感じが無くとても自然に料理とお酒を楽しめる。
麹や味噌などを使った甘味をしっかりと感じさせる料理と合わせるか、食前・食後酒として楽しむのが一番よさそうな印象。

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