購入場所 | ザ・ガーデン横浜 |
購入日 | 2020年11月05日 |
購入金額(税込み) | 1650円 |
テイスティング日 | 2020年11月05日 |
日本酒データ:
地域 | 神奈川県 |
タイプ | 純米 |
使用米種 | 山田錦 |
好み度(MAX五つ星) | ☆☆☆☆ |
コメント:
この日は休肝日ということで全く別のものを買いに立ち寄ったスーパーで「2017BY」と書かれた神奈川県の酒蔵が造る日本酒を発見。
こちらの酒造のお酒は比較的好きなタイプが多かったので思わず購入してしまった。
最初は目を疑ったが、調べてみるとやはり2年熟成させた日本酒のよう。
色は熟成の影響かグリーンがかっている。
軽めの白ワインのような色合を感じる。
ただ、粘度はそこまで高くなくグラスの縁には何も残さずにスッと落ちていく。
香りは抜栓してグラスに注いだ直後から芳醇な香りが辺りに漂うくらいしっかりと力強い。
その香りはまさに熟成した日本酒という香りで、紹興酒のような甘い香りのニュアンスが強めに感じられる。
味わいも香りから感じられるイメージとほぼイコール。
口に含むとその独特の味わいに驚く。
紹興酒のような甘味と深みのあるアタックで、インパクトはそれなり感じる。
中盤ではその味わいに加えて穏やかな酸も少々感じられ、余韻は比較的スッキリとしておりキレものそれなりに良い。
何となく「黒とんぼ」というネーミングの由来が分かるような、独特で深みのある味わい。
普通の日本酒だと思って購入するとちょっと驚くタイプなので、
高野豆腐の照り焼きと里芋と豚ひき肉の豆板醤炒めと合わせた。
高野豆腐の照り焼きはその食感とちょっと甘めの味付けがなかなか面白い味わいなのだが、独特な味わいがあるこの日本酒とはそこまで相性はよくない。
一方の里芋と豚ひき肉の豆板醤炒めとの相性はなかなかのもの。
豆板醤のピリ辛な味わいと豚肉のコクが少々独特な味わいの日本酒とマッチする。
味わいが「いわゆる日本酒」という線から少し外れていることもあり、料理との相性は少し気を使いそうな一本であった。
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