いずみ橋　とんぼラベル2号　生酛　純米酒

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この日は所要で横浜に出たのでその際に夜用の日本酒を探してみた。
すると、地元神奈川の酒蔵「泉橋酒造」の季節限定酒が売られていたのでよくよく見てみると、四号瓶限定300本の槽場直詰め生原酒が売られていたので試してみることにした。
色は比較的はっきりと緑色のニュアンスを感じられるタイプ。
艶やかながらもこってりとしたような印象を感じさせる。
粘度はそこまで高くなく、グラスの縁をスッと落ちていく。
香りは非常に華やかで芳醇。
グラスをスワリングすると周囲にはコクと深みのある特徴的な香りがフレッシュな酸味と共に感じられる。
生酛づくりならではの独特の風味があるので、好き嫌いが分かれる香り。
味わいアタックは比較的スッと入ってくる。
一瞬物足りなさを感じるがそれもつかの間。
トロっした舌触りと共に、ジューシーでコクのある米の旨味と共に中盤からはフレッシュな甘味を存分に感じられる。
余韻にはアルコール感としっかりとしたコクを感じられる。
最初は優しく後からしっかりと米の旨味やアルコール感を感じさせるジワジワと押し寄せてくるタイプ。

この日は結局夕食を食べそこない、作り置きのレンコンのきんぴらをつまみに合わせてみた。
ごま油強めで味わいがはっきりとした比較的存在感のあるつまみだからなのか、それともごま油と若干相性が悪いのか、日本酒の苦みが少し強調されて本来の旨味をフルに感じられないという印象。
味わいのはっきりとした日本酒なので負けはしないが、少し戦ってしまっている感じもあるのでもう少しシンプルな味付けの料理と合わせた方が良いかもしれない。