Magarl 2007(カ マルカンダ)



購入場所 エノテカ
購入日 不明
購入金額(税込み) 不明
テイスティング日 2020年09月08日

ワインデータ:

国名 イタリア
地域 トスカーナ
地区 ボルケリ
ヴィンテージ 2007年
ブドウ品種 メルロー50%、カベルネソーヴィニヨン25%、カベルネフラン25%

コメント:

色はとても深いルビー色。
決して軽やかな色合いではなく、深みのある色だが、熟成感はあまり感じさせない。
粘度は非常に高く、太い脚が何本もグラスの縁をゆっくりと伝わり落ちていく。
香りは周囲に華やかに香るタイプではないが、インクのような重厚な香りがしっかりと感じられる。
しっかりと熟成され凝縮されたジューシーな果実感は、13年の熟成を経てフレッシュ感こそないものの、逆に厚みがしっかりと増したような香り。
そしてわずかに感じられるスパイス香はミントや胡椒を連想させる。
そして時間の経過とともに熟成したベーコンのような深みのある香りもかんじられるようになる。
口に含むと、その瞬間にとても柔らかく、しかしながらぎゅっと凝縮されたジューシーな果実感が広がる。
その味わいはゆっくりと、しかし確実に、そしてしっかりと深みを伴いながら口の中へ浸透していく。
中盤からは13年熟成とは思えないしっかりとした渋みも感じられ、その熟成期間を感じさせないほどのボリューム感を楽しめる。
13年熟成でそろそろ飲み頃かと思ったが、まだまだ熟成させることができそうなワインであった。

インプレッション:

外観 清澄度 深みのある
色の濃淡 濃厚
粘度の高さ シロップのよう
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 ルビー

香り 強さ ほどほど
果実感 黒すぐり、ブラックベリー
乾燥果実 レーズン、乾燥イチジク
香辛料 ミント、胡椒
獣臭 ベーコン
味わい アタック 滑らか
甘辛度 やや辛口
酸味 適度な
タンニン 十分
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★★☆
コスパ -
総評 ★★★★


この日は神戸の三田屋本店のハムと道志村産のクレソンと合わせた。
クレソンはかなり個性が強い味わいなので、当たり前だがワインとの相性はさほど良くない。
一方のハムとの相性は間違いない。
若干甘めながらもしっかりとした味付けのハムと、熟成感があり濃厚な味わいのワインは予想通りのベストマッチ。
熟成感があるので、煮込み系の料理との相性は良さそう。

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