Barrua 2006 (アグリコーラ プニカ)



購入場所 エノテカ(こちらから購入可能
購入日 不明
購入金額(税込み) 不明
テイスティング日 2020年03月15日

ワインデータ:

国名 イタリア
地域 サルデーニャ
地区 N/A
ヴィンテージ 2006年
ブドウ品種 カリニャーノ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー

コメント:

10年ほど前にこちらのワインのセカンドである「モンテッス」を飲みその味わいに惚れこみ、ファーストであるこのワインをワインショップで購入しそのままセラーで寝かせていたもの。
この日は良いことがあったので、セラーの「熟成コレクション」から出して楽しむことにした。
グラスに注ぐと14年熟成とは思えないほどの濃厚でしっかりとした赤紫の色合いに驚く。
ただ、それなりに熟成されていることもあってディスクにはレンガ色のニュアンスもしっかりと感じられる。
また、粘度は非常に高く、スワリングすると非常にゆっくりとしたペースで多くの脚が出る。
香りだが、抜栓と同時に辺りに立ち込める程。
当然ながらフレッシュ感というよりは重厚で年月を感じさせる煮詰めたようなニュアンス。
干したレーズンやプルーンのような濃縮感を感じさせる香りに腐葉土やなめし皮のような特徴的な熟成香がインクを思わせるパワフルなニュアンスと複雑に混じりながら香る。
「熟成」というキーワードがとても似合う香りで、ジューシーでフレッシュなイタリアのワインを想像するとちょっと驚く香り。
一方の味わいは非常にパワフルながらジューシーで果実感の濃縮感がほとばしる。
イチジク、レーズン、プルーンを丁寧に干したような果実感を感じつつ、思った以上にフレッシュで切れのある酸味も同時に広がる。
また、渋みも落ち着きを感じさせつつもそこまで熟成感たっぷりではなく、まだまだしっかりとしている。
余韻には最初に感じた凝縮感のある果実感をたっぷりと感じさせ、まるで干しブドウを噛んでいるような味わい。
購入時で4000円程度した記憶があるが、やはりこのクラスになると10年以上の長期熟成をさせることで味わいに凝縮感が出てくるのかも知れない。

インプレッション:

外観 清澄度 深みのある
色の濃淡 濃厚
粘度の高さ シロップのよう
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 赤褐色

香り 強さ 芳醇
果実感 黒すぐり、ブラックベリー
乾燥果実 レーズン、干しプルーン、乾燥イチジク
香辛料 クローブ
獣臭 なめし革
樹木 腐葉土
味わい アタック 心地よい
甘辛度 やや辛口
酸味 適度な
タンニン 心地よい
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★★
コスパ ★★★☆
総評 ★★★★


この日はレバーペースト、フランスで購入したトリュフ入りのチーズとマンチェゴを合わせた。
いずれもそれなりに癖のある味わいではあるが、ワインの旨味を損なう事なくバランスよく頂ける。
パテ系や、パスタであればペスカトーレのような比較的しっかりとした味わいのものとも相性が良さそう。

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