購入場所 | キッショーセレクト(こちらから購入可能) |
購入日 | 2019年12月29日 |
購入金額(税込み) | 1980円 |
テイスティング日 | 2020年01月02日 |
日本酒データ:
地域 | 和歌山県 |
タイプ | 純米大吟醸 |
使用米種 | 山田錦 |
好み度(MAX五つ星) | ☆☆☆★ |
コメント:
年末にこちらのお店を久々に訪れた際、店頭で「紀土」の試飲販売会を行っておりそこで見かけたもの。
このお酒は限定酒、かつアルコールを使う液体燃料でロケットを飛ばしている日本企業とのコラボ酒ということで年末年始期間限定のお酒との事。
この酒蔵のお酒は昔から色々飲んでおり好みのタイプが多いので試してみることにした。
色はわずかにグリーンのニュアンスを感じらるかどうかというレベルでほぼクリアに近い。
粘度もそれなりに高く、グラスの縁をゆったりと伝って脚が伸びていくというイメージ。
香りだが、非常に華やかでエレガント。
グラスの外まで拡散する強さこそないもの、しっかりと熟したジューシーなメロンの甘い香りを感じられる。
その甘みは時間が経つとラムネのような甘みが加わり、他の要素よりも特に「甘み」が際立つ印象。
口に含むと香りで受けた印象そのもの甘みが一気に広がる。
その甘みはジューシーでパワフルながらも、「甘ったるさ」は感じない上品で果実的な甘み。
アタックも強く厚みもあるのでこのまま甘みが続くと少し飲み疲れするような気もしたが、良い意味で甘みは最初の一瞬で消えていく。
そのあとには柔らかくもしっかりと主張する角のない酸味を感じ、僅かに残った甘みと共にキレ良く喉の奥に流れ込んでいく。
上品・エレガントという表現が良く似合う味わいなのだが、この日本酒が国産ロケットの燃料に使われていると聞いて、新しい形の技術支援に驚くとと同時に、一方で勿体ないなぁという感情も。
この日はすでに夕食を済ませていたこともあっておつまみと合わせることにした。
が、意外にもおせちの残りがなく、色々と在庫を探してみつけたナッツをお供にした。
何にでもオールマイティーに合うナッツなのでもちろんこの日本酒との相性もバッチリ。
ナッツと合わせて思ったのだが、この日本酒はとにかく香りが華やかで繊細、味わいも比較的スッキリとしているので、ナッツくらいの軽いおつまみと合わせながら、むしろ日本酒メインで楽しむのも良いのかも知れない。
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