名前:蕎麦 陸右エ門
場所:〒395-0244 長野県飯田市山本6724-981
地図はこちらからどうぞ
交通手段:中央自動車道 飯田山本インターから車で10分程度
営業時間:11:30~15:00 毎週月曜日
また行きたい度:=☆☆☆=素晴らしい眺望と共に頂く手打ちそばで長野を味わう
外部リンク:蕎麦 陸右エ門の食べログへのリンク
備忘録:
(2018/11/09記載)
2018年11月上旬の平日、飯田周辺を訪問した際に訪れた。
飯田というか「信州と言えば蕎麦」、という事で飯田付近を訪問するたびに新規の蕎麦屋さんを訪れ食べ歩きをしていたが、以前別の蕎麦屋に向かう道中、リンゴ畑の細い坂道の入口に「蕎麦 陸右エ門」と書かれた看板が→と共に設置されており気になっていたお店。
今回は昼過ぎに近くで用事があったので、飯田の市街地に比較的近いこちらの蕎麦屋に行くことにした。
看板に従ってリンゴ畑が左右に広がる坂道を上ること1キロ弱、目の前に立派な民家のような建物が見えてきた。
敷地の入口には「蕎麦 陸右エ門」とあったのでこちらの駐車場に駐車。
5台程度の駐車スペースが準備されている。
坂の途中、山の斜面にあるので、店先からはリンゴ畑と雄大な南アルプスを一望できる。
是非天気の良い日に訪れたい。
さて、開店時間は11時半であったが、思いのほか早く着いてしまい11時15分には駐車場到着。
我々が1番乗りかと思いきや、豊田ナンバーの車が既に駐車場で待機。
その後、地元の銀行マンと思しき男性とそのお客も開店前に到着し、11時半の開店と共に入店した。
店先に置かれている営業案内。
営業時間は月曜定休の11:30~15:00。
ただし、蕎麦終了で営業も終了とのこと。
また、店の雰囲気を楽しんでもらうという意図なのか、店内にはこのような注意書きがある。
蕎麦を優雅に楽しんでもらう為の主人からのお願いのよう。
さて、玄関を入ると、踊り場があり、そこで靴を脱いで店内に進む。
まさに田舎の知り合いの家にお邪魔しているような雰囲気。
靴を脱いだあと、引き戸を開けて進むと椅子だけが置かれた待合スペースがある。
こちらからの眺めもなかなかのもの。
店内は別荘のような作りで天井が高く開放感がある。
テーブル席の他に、写真奥に見えている座敷の席もある。
今回はテーブル席を利用したが、座敷席からの眺めもなかなかのもの。
こちらはテーブル席からの眺め。
天候に恵まれた事もあり、非常にきれいな眺望を楽しむことが出来た。
さてメニューだが、各テーブルの上に用意されたものから選んで注文をする。
蕎麦の専門店という事もありメニューは蕎麦が中心。
その蕎麦も基本の細打ちの「ざる」と、太打ちの十割の「いなか」から選ぶことが出来る。
今回は「天ざる(1620円)」と「いなか大盛り(1350円)」を注文。
この日は我々を含めて3組がほぼ同時に入店、順番にオーダーを取っていき、待つこと20分強で食事が提供された。
我々は2番目の入店、オーダーも2番目に取ってもらったが、我々の料理が出てきたのは一番最後。
かつ、最初に料理が提供された客が帰るころの提供という事で、オペレーションには少々疑問を感じた。
が、メニューにも記載があった通り「注文の内容により順番が前後」したのだろうと自己解決。
そしてこちらが「いなか大盛り」。
いずれも漬物の小鉢が付いており、かつ、薬味はワサビではなく辛み大根。
さて、つけダレだが、カツオの風味がかなり強く効いているタイプ。
醤油の味わいももちろんしっかりと感じるが、それ以上に魚介の旨味を強く感じる。
非常に香ばしい味わいでつけダレ単体で味わうととてもレベルが高いが、蕎麦と合わせると少し蕎麦が負けてしまっている印象もある。
また、薬味を辛み大根にこだわっているようだが、どうもその辛み大根がタレの味わいとあまりマッチしていないのかも知れない。
個人的にはワサビに変更した方が良かったのではと感じた。
こちらは「いなかそば」。
十割蕎麦という事で、蕎麦粉の風味がガッツリ効いている味わいを想像していたが、意外とそこまでガッツリとした味わいではなかった。
が、太打ちという事もあって、コシはしっかりあり、やはりそこは手打ちの味わい。
通常の細打ちの蕎麦だが、こちらはのど越しとコシで頂くタイプ。
つけダレともしっかりと絡み美味しく頂くことが出来た。
天ざると一緒に提供された天ぷらだが、ワカサギやブロッコリーの天ぷらと合わせて、長野県らしくりんごの天ぷらも提供された。
衣は薄めに仕上げられており、サクっとした歯触りなのだが、提供までに時間が空いてしまったためかアツアツでなかったのが残念なところ。
幹線道路から離れたロケーション、民家風のお店の造り等、かなり雰囲気にこだわって造られたお店であることはお店を訪れればすぐに感じる事が出来る。
お蕎麦も手打ちのこだわりを感じられるもので、旅行の際の昼食だけでなく、知り合いが飯田を訪れた際にも連れていきたい店でもある。
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