ユナイテッド航空ビジネスクラス ヒューストン~成田 007便 B772=機内食・ワイン編= (2018/04)



(2018/04/16記載)
※本レビューは「機内食・ワイン編」と「シート・設備編」に分けて掲載します。

こちらでは機内食や提供されるアルコール類のレビューを掲載。
まずは食事のメニューから。


こちらがメニュー。
昼食提供便ということで、洋食と和食の2種類から選べる。
また、洋食はメインを「ショートリブステーキ」、「チキン」、「エビ」の3種類から選ぶことが出来る。

食事について、基本的には発地のケータリング会社が準備・提供する割合がかなり高いこともあり、通常はエアラインに関わらず「発地のメジャー料理」をオーダーすることにしている。
よって、今回はアメリカ発なので洋食、中でも「ステーキ」にチャレンジすることにした。


さて、こちらはアルコールのメニュー。
ワインについては泡1・白2・赤2からのチョイス。
白はドイツの「ロバート ヴァイル リースリング トラディション 2015」(市価3000円程度)とフランスの「ジョゼフ・ドルーアン シャブリ」(市価3000円程度)。
赤はフランスの「ブシャール ペール エ フィス コート ド ボーヌ ヴィラージュ」とアルゼンチンの「カテナ カベルネフラン」。
両方とも同じ村名・ブドウ品種のものは日本では流通がないが、カテナはカベルネソーヴィニヨンであれば2500円程度で市販されている。
また、ユナイテッド航空独特のサービスとして「ワインテイスティング」があるが、こちらは後段で詳細を記載。

食事のオーダーは離陸前にササッと全ての乗客のものを確認、飲み物についてはその際には確認がなく、離陸後にワゴンサービスで一気に提供。
このあたり、効率性を第一に考えているアメリカ系の航空会社であることを改めて認識した。


こちらが離陸後のドリンクのワゴンサービス。
ワイン全種類、その他ソフトドリンクとおつまみをワゴンでドカっと準備し提供。

ユナイテッド航空では他社では見ない独自のサービスとして、搭載ワインを小さめのグラスに少しずつ入れて提供する「ワインテイスティング」を行っているので、折角なのでそれにチャレンジすることに。


テイスティングをお願いすると、専用のグラスホルダーに小さなグラスと共に本日の搭載ワイン+1の、計3種類のワインを提供してくれる。
こちらで自分の好みを見つけ、改めてお願いすると通常のグラスで注いで提供してもらえる。

ドリンクのワゴンサービスが一通り終了すると、次は事前にオーダーを取っておいた食事が前席から順番に提供される。
非常にシステマチックで効率的ではあるが、「サービス」という雰囲気とは一味違う。


こちらが洋食の前菜プレート。
たっぷりのサラダと鴨肉のローストのプレート。
パンも添えられているが、地上で積んだものを焼かずにそのままプレートに載せているだけで正直日本のコンビニのパンのほうが美味しそうな感じがする。


サラダボウルは非常に豪快で大盛り。
機内食でこれだけのサイズのサラダを提供されてたのは初めて。
別添えのバルサミコオリーブオイルのドレッシングで頂くが、これがなかなか美味しい。


こちらは鴨肉のロースト。
前菜プレートながらかなりのボリュームがあり、味も濃いめでスモークが効いたアメリカンなもの。
ワインと合わせて頂くとなかなかの味。

前菜プレートを食べ終えるとメインディッシュがサッと運ばれてくる。


ショートリブを選んだが、思った以上に美味しい。
ナイフなしで切れる柔らかさ。
八角などの香辛料が若干効いている。
付け合わせのマッシュポテトもホースラディッシュが加えられており思った以上にひねりが加えられている。
機内食にしては非常にワイルドでボリュームもかなりのもの。


食後には希望者にチーズとブドウの提供があった。
中東のエアライン程巨大なチーズではなかったが、こちらもかなりのボリューム感。

その後しばらくすると再びワゴンサービス。


今回はデザートのワゴンサービスであった。
数種類のケーキやアイスクリームからチョイス可能。
また、同時にコーヒーや紅茶も提供していた。

ケーキはかなり甘そうな予感があったので、バニラアイスをチョイス。


そのまま提供されるのかと思ったら、なんとカスタマイズ可能との事。
チョコレートソース、M&Mのチョコチップ、イチゴ、生クリーム等を選ぶとその場で作って提供してくれる。

分類上は「ランチ」ではあったが、かなりのボリューム感。
たっぷりサラダと大振りのステーキは流石アメリカのエアライン。
なお、今回のフライトは9割が米国系であったが、面白いことに米国系の乗客は過半数が和食をチョイスしていた。

食事は1時間半程で完了、その後は基本的にはCA側からのサービスやオススメはなく、こちらからお願いをすると対応をするというスタイル。
ただ、日系の航空会社とは違い、食事が終わるとCAが一斉に消えるという感じではなく、頻繁にキャビン内を巡回しているので声をかけやすい。

その後しばらく仮眠を取り、到着1時間半前に室内灯が点灯。
一斉に到着前の軽食のサービスが始まる。


オーダーしていたのはオムレツ。
ボリュームはあるが、ヨーグルトやフルーツもたっぷりと添えられている。


こちらのチーズオムレツはハーブと香辛料がかなり効いており、ランチ同様にアメリカンな味わい。
ソーセージはジューシーなタイプではなくセミドライで肉の味わいが濃厚。

日系エアラインと比較してどちらが良い・悪いということは言えないが、サービスは日系フライトと比較すると荒っぽさはあるが、スピーディーで合理的。
また、キャビン共通での食事の時間をできるだけ短くするような工夫がされており、個人のプライべートな時間を可能な限り長くとるようにされている。

非常に良いポリシーではあるが、それであればシート自体を早くアップグレードしてもらいたい気もする。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
白・ドイツ「ロバート ヴァイル リースリング トラディション 2015」
白・フランス「ジョゼフ ドルーアン シャブリ」

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