Vina Esmeralda 2021（トーレス）

ワインデータ：

コメント：
こちらの店舗でワインを探していた際に30%割引で売られていたので購入し、そのままセラーで寝かせていたもの。
通常であれば1600円のところ、約500円引きの1120円とお得に購入できた。
色はやや濃いめで輝きのあるグリーン。
粘度は低く、グラスの縁をスッとしたたり落ちていく。
香りは甘味が主体で、ジューシーかつ華やかさもそれなりに感じられる。
しっかりと熟した白ブドウやリンゴのニュアンスに加え、程よい酸と僅かにゲヴェルツトラミネール由来のライチのような風味も見え隠れする。
口当たりも香りから感じられる印象通り、甘味をアタックの一番最初に感じられる。
その甘味はｌしっかりと熟した蜜たっぷりのリンゴやマンゴスチンのようなジューシーなもの。
中盤はその甘味を残しつつも程よいフレッシュな酸が加わり、甘味一辺倒にならずに程よいボディーの厚みも感じられる。
そして余韻にはしっかりとした甘味を豊かに感じられ、その風味はしばらくの間、時間をかけてゆっくりと消えていく。
豊かに感じるフルーティーな果実感と程よい酸味が絶妙なバランスの甘味のあるコスパワイン。
＜アルコール度数11.5%＞

インプレッション：

この日はシマエビのフリットミストとイワシの香草パン粉焼きと合わせてみた。
シマエビのフリットミストはサクサクに揚がった香ばしい海老の風味とフワフワの身がワインのつまみにピッタリ。
ワインが想定していたよりも甘味の要素が強かったので相性を心配したが、意外とぴったりとマッチする。
イワシの香草パン粉焼きはオーブンでじっくりと焼き上げたこともあって、ジューシーなイワシの風味をしっかりと閉じ込めつつ、フレッシュローズマリーとニンニクの香りをまとった、こちらもワインが進む味わい。
下処理をしっかりとしたイワシは臭みもなく、甘めのワインと合わせても違和感なく楽しめる。
香草とワインの相性の良く、ワインも食事も進む組み合わせであった。
ワイン自体は少し甘口なので、ワインだけでゆっくり楽しんでもよし、食事と合わせてもよしという万能選手の印象。
和食だと天つゆで頂く天ぷらなどと合わせてみたい。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞