名前:あさぎ
場所:〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地3-29-25
地図はこちらからどうぞ
交通手段:ゆいレール 美栄橋駅 徒歩6分
営業時間:11:00~15:00 毎週水曜日
また行きたい度:=☆☆☆=迷宮の先の古民家で味わう上品な沖縄そば御膳
外部リンク:あさぎの食べログページへのリンク
備忘録:
(2025/12/28記載)
2025年12月の上旬の平日に那覇を訪れた際に利用した。
最近は主に滞在するエリアの沖縄そば店で新規に開拓出来るところが少なくなり、色々な情報を検索していると国際通りにほど近い場所にありながらも、簡単にはたどり着くことの出来ないガチ隠れ家的な沖縄そば専門店があることを発見。
それならば食べてみようということで行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
店舗はゆいレールの県庁前駅が最寄駅となる。
県庁前駅の改札を出て左側にある階段を降りると目の前に五差路がある。
その五差路を国際通りには向かわず沖縄銀行の建物がある方に渡る。
沖縄銀行を右手に見ながら、国際通りと並行に通っている道を200メートルほど進み、セブンイレブンを過ぎた先、5つ目の角を右折する。
すると左手に「くりすたる」という喫茶店があるのだが、店舗はその裏側となる。
こちらのお店は店舗にたどり着くまで含めて楽しみたいので敢えて詳細は記載しないが、「こんなところにお店があるの!?」という場所を進んでいくとたどり着ける。

こちらが店舗のすぐ横にある喫茶店「くりすたる」。
店舗へは写真右側の路地と言えない細い通路を進む。

不安になりながらその細い通路を進むと、控えめな看板で「あさぎ」という店名が書かれた看板が出ており一安心なのだが、入口が見当たらない。

本当にここを通っていいのか?というようなスペースをさらに進む。

すると一枚の扉があるのだが、店名も何も書いておらず、かつ、普通の民家のような扉なので開けるのをためらう。
<混雑状況・店内の様子は?>
こちらの店は国際通りに近いながらもとにかく非常にマニアックな場所にあるので、何も調べずにフラっと前を通りすぎて立ち寄るということは100%ない。
それもあり、この日は11時20分に店舗に到着したが、先客は1名のみ。
その後、食事を終えて帰る前にもう1名入店したが、いずれも常連で、新規の客は無し。
割烹着姿の上品な女将さんが出迎えてくれる店内は古民家を居抜きで使い、食事をする10名が座れるカウンター等最低限の部分だけリノベをした状態で非常にクラシカルな雰囲気がある。
床も張り替えていないといことで、女将曰く「住居として貸し出されていたのだが、一目見た瞬間に気に入って即契約した」とのこと。
その古民家居抜きの店内には雰囲気がぴったりマッチするレトロなペンダントライトで灯りが取られ、まるで古き良き純喫茶というイメージ。
沖縄そばの店だけではもったいないと思って女将と話をしていたところ、どうやら夜は不定期で和食割烹としても営業をしているとのこと。

こちらが店内の雰囲気。
レトロな感じながらも非常にオシャレ。

ペンダントライトやランプなども同じものではなくそれぞれ個性のあるレトロなタイプで店内の雰囲気にしっかりマッチする。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は沖縄そば専門店ということで、メニューは沖縄そばに絞られている。
推しは小鉢とジューシーがセットになった「沖縄そばセット」だが、その他に骨ソーキそばがレギュラーメニューとして提供されている。
そして期間限定や数量限定メニューもあるようで、この日は「じゃがいもそば」と限定3食で「てびちそばセット」が提供されていた。
限定3食に惹かれたのだが、今回は初訪問ということで素直に推しの「沖縄そばセット(1350円)」をオーダーしてみた。

こちらがメニュー。
メニューもオシャレな感じで用意されており、限定系メニューはポストイットで貼りつけられている。
オーダーを済ませて待つこと8分程度で料理が提供された。

こちらが「沖縄そばセット」。
メインの沖縄そばと共に、ジューシー、そして小鉢として「ウリの煮物」と「切り干し大根」、漬物が提供された。
ジューシーのご飯は少し水分多めでモッチリとした食感に仕上がっており、具材も決して多いわけではなく見た目はアッサリ系だが実際に頂くとしっかりとした味付けになっている。
また、小鉢も箸休め的に楽しめ、さしずめ「沖縄そば御膳」というようなバラエティーに富んだメニューとなっている。

こちらが「沖縄そば」。
若干濁りを感じられるスープの上には薄くスライスされた三枚肉が3枚乗せられ、長めにカットされた青ネギがトッピングされている。
その下には白く艶やかな麺が顔をのぞかせる。
まずはスープを一口頂くが、沖縄そばで特徴的なカツオの返しはあまり感じられない。
が、しっかりとダシのコクはありそれなりに濃厚な味わい。
それなりに油感もあるので獣系のダシも使っているはずなのだが臭みは一切ないので不思議に思っていると、女将が「沖縄のイノシシ肉の生ハムからダシを取っている」と教えてくれた。
それを聞いて、しっかりと獣系のコクを感じさせつつ臭みがない味わいに納得。
トッピングは追加メニュー等もなく、デフォルトで乗せられた薄くスライスされた三枚肉だけだが、これがまたなかなかの味わい。
薄くスライスされていることもあるが、元々の仕上がりも非常に柔らかく、箸でつまんだら切れてしまうくらいのトロトロ感。
味付けもしっかりと醤油系のダシで濃い目にされており、脂身もたっぷりで存在感がある味わい。
長くカットされたネギがアクセントになり、かなりレベルが高いもの。

合わせる麺は平打ちでややちぢれタイプの生麺。
湯通ししてある沖縄そばとは違うが、生麺ということでモチモチ感がしっかりとあり、スッキリめのスープとの相性はよい。
<まとめ>
お店の前までたどり着けるのにその先最後の一歩がなかなか苦戦するこちらのお店だが、ひとたび店内に入ると上品な女将が温かく迎えてくれるお洒落な沖縄そば専門店であった。
今回オーダーした「沖縄そばセット」はメインの沖縄そばと共に、ジューシー、そして小鉢として「ウリの煮物」と「切り干し大根」、漬物がワンプレートで提供されるもの。
その沖縄そばは若干濁りを感じられるスープの上には薄くスライスされた三枚肉が3枚乗せられ、眺めにカットされた青ネギがトッピングされており、スープは沖縄そばで特徴的なカツオの返しはあまり感じられない。
だが、しっかりとダシのコクはありそれなりに濃厚な味わいとなっており、話を聞くと「沖縄のイノシシ肉の生ハムからダシを取っている」とのこと。
それなりにコクも油感もあるのに獣系の臭みを一切感じさせない秘密は生ハムのよう。
そのスープに合わせる麺は平打ちでややちぢれタイプの生麺でモチモチ感がしっかりとあり、スッキリめのスープとの相性はよい。
トッピングの薄くスライスされた三枚肉は非常にに柔らかく、箸でつまんだら切れてしまうくらいのトロトロ感。
味付けもしっかりと醤油系のダシで濃い目にされており、脂身もたっぷりで存在感がある味わい。
セットのジューシーはご飯は少し水分多めでモッチリとした食感に仕上がっており、具材も決して多いわけではなく見た目はアッサリ系だが実際に頂くとしっかりとした味付けになっている。
また、小鉢も箸休め的に楽しめ、さしずめ「沖縄そば御膳」というようなバラエティーに富んだメニューとなっており、最後に頂く「トマト」で御膳のコースがキレイに締る。
次回訪問の機会があれば「骨ソーキそば」にもチャレンジしてみたい。
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