
名前:中國上海料理 四五六菜館 本館
場所:〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町166
地図はこちらからどうぞ
交通手段:みなとみらい線 横浜中華街駅 徒歩6分
営業時間:11:00~22:00(月~金・日・祝)、11:00~23:00(土) 無休
また行きたい度:=☆☆☆=誰もが食べやすいまろやかな旨味と甘味が魅力の本格上海料理
外部リンク:中國上海料理 四五六菜館 本館の公式HPページへのリンク
備忘録:
(2025/09/05記載)
2025年8月上旬の休日に再訪。
この日は知人が遊びに来ており、特に夕食の予定も無かったのだが急遽夕食を食べて帰ることに。
ということで大慌てで食事をするところを考えたのだが、子供もいるのでオシャレ系のお店ではなく、「横浜と言えば中華街」という安直な考えで中華街のお店をチェック。
ただ、休日かつ当日予約ということでコース料理のみであれば予約可能というお店が多い中、以前利用して安パイ的な印象を持っていたこちらのお店に連絡すると席のみの予約でもOKということだったので行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
場所は中華街のメイン通りから脇道の「市場通り」を入ったところにある。
市場通りの中はお店がひしめき合い、それぞれのお店が自己主張をしているので普通に歩いていると見逃してしまう可能性がある。
ただ、こちらのお店は入口は小さいながらも赤と金の中華料理店らしい目立つ店構えで「四五六菜館」と書かれた大きな看板があるので、注意して歩けば通り過ぎてしまうことはない。
こちらが店舗外観の写真。
中華街らしく縦長のお店が数多く立ち並ぶが、この赤と金の色使いはなかなかな目立つので見逃すことはない。
店先にはその日のサービスランチメニューが書かれた看板も出されている。
<混雑状況・店内の様子は?>
この日は休日ということもあり事前に予約しての来店。
中華街には数多くの店があるが、休日の夜ということもあり、多くの店舗が「予約はコースのみ受け付け」という対応が多い中、こちらの店は席のみの予約でもOKであった。
こちらのお店は2Fにも客席があるようだが、今回は1Fに通された。
その1Fは4名掛けのテーブル席がメインで10卓適度あるキャパ。
店内の内装は以前と変わらず壁に大きな龍が書かれていたと、中華料理店らしい雰囲気ではある。
我々が到着したときには店内はでは先客が4組食事をしており、我々の入店後も飛び込み客が2組程度くるという感じで、そこまで混雑するという感じではなかった。
こちらが店内の様子。
少し落とされた照明と中国っぽい椅子、そして壁の龍など、中華料理店らしいイメージの造り。
前回の来店からそれなりに時間は経っているが内装はキレイに保たれているという印象。
<オススメのメニューは?>
こちらの店は上海料理の店ということで、いわゆる辛さがビリビリと効いた四川系とは異なり、濃厚な味わいで比較的甘味が強めに出ている料理が多い。
それもあり、メニューを見ても麻婆豆腐や麻婆茄子のような、辛さ=旨さという料理は少なめで、一般的に馴染みのある中華料理が多くラインナップされている。
今回は4人と子供1人ということで、アラカルトメニューから子供でも食べられるようなメニューを多めに選び「蒸し鶏(1400円)」、「豚角煮(2500円)」、「季節野菜の炒め(時価)」、「四五六麻婆豆腐(1800円)」、「上海焼きそば(1100円)」、「四五六シュウマイ(700円)」、「焼き餃子(800円)」。「海鮮あんかけ土鍋炒飯(1800円)」、「春巻き(1000円)」の計9品をオーダーした。
アラカルトメニューの他に、夜でもセットメニューを提供している。
ただ、基本的に2名からの対応となっており、一部のセットメニューは3~4名と家族向けのボリューム感のあるものになっている。
注文してから10分ほどで次々と料理が提供された。
まずは前菜的なかたちでオーダーした「蒸し鶏」から。
取りの胸肉を半身使ったボリューム感のある料理は想像通りの万人受けする安定した美味しさ。
そして「豚の角煮」。
ゴロゴロ感のある3口程度で頂けるサイズ感の角煮が5つ盛られている。
トロトロ系というよりはしっかりと食感を残したタイプで、八角の風味も効いた味わい。
「季節野菜の炒め」として提供されたのは空心菜炒め。
オーダー時には豆苗と言われていたが、個人的には空心菜の方が好み。
ニンニクに加えて唐辛子も効いているピリ辛系の味わい。
こちらは「四五六麻婆豆腐」。
メニューにも辛さの目安である唐辛子マークが3つ付いており、こちらの店の中では一番辛い分類に入る料理。
それもあり、流石に辛さはしっかりと効いている。
ただ、辛さだけではなく豆板醤の味噌系の旨味の感じられ、辛いながらも癖になる味わい。
そして麺類からは「上海焼きそば」。
人参や玉ねぎ、キャベツと言った野菜と共に、貝柱やイカ、小エビなどの海鮮もたっぷりと入ったもの。
オイスターソースやXO醤の風味がしっかと効いた味わいは素直に美味しい。
1100円という金額を考えるとかなりコスパが良い。
点心系からは「四五六シュウマイ」。
サイズ感としては4センチ四方という感じで、2口程度で頂けるもの。
使われている具材が細かくミンチにされていることもあり、食材の歯ざわりを感じないのが良くも悪くも特徴。
そして「焼き餃子」。
こちらは知人の子供が一人で食べきってしまったので味が分からず…。
追加オーダーした「海鮮あんかけ土鍋炒飯」。
土鍋に入ったチャーハンに海鮮あんかけを目の前で流し込むパフォーマンス付の料理。
デフォルトでも五目チャーハンとして刻んだチャーシューなどが入っているのだが、そこにニンニクの芽やイカ、貝柱、海老などがたっぷりと入った濃厚な味わいの餡掛けが加わる。
アツアツの餡掛けとチャーハンのコラボが美味しい一品。
同じく追加オーダーした「春巻き」。
比較的厚めの皮をしっかりと巻いてあり、具材よりも餡が多いタイプ。
<まとめ>
今回は4名プラス1名で9品オーダーしてトータル13000円程度、1名あたり3000円と、思っていたよりは高くないという仕上がりになった。
かと言って腹八分目かというとそうでもなく、しっかりとお腹が満たされていることを考えると、トータル的なコスパは悪くないという印象。
ただ、車だったこともありお酒は一切オーダーしていないので、ここにお酒が入ってくると単価は1名あたり4000~5000円程度になるのかもしれない。
味わい的にも大人から子供まで楽しめる万人受けする旨味と甘味が強めに出ている料理が多く、その中でも個人的には「上海焼きそば」と「海鮮あんかけ土鍋炒飯」が印象に残った。
「上海焼きそば」は人参や玉ねぎ、キャベツと言った野菜と共に、貝柱やイカ、小エビなどの海鮮もたっぷりと入っており、オイスターソースやXO醤の風味がしっかと効いた味わいは素直に美味しく、これで1100円という金額はコスパの点からもオススメ。
また、「海鮮あんかけ土鍋炒飯」はデフォルトでも五目チャーハンとして刻んだチャーシューなどが入っているのだが、そこにニンニクの芽やイカ、貝柱、海老などがたっぷりと入った濃厚な味わいの餡掛けが加わるアツアツの餡掛けとチャーハンのコラボが美味しい一品。
そして、オマケとして土鍋に入ったチャーハンに海鮮あんかけを目の前で流し込むパフォーマンスが付いてくる。
ランチの時は味わいやコスパで他の店舗と比較するとあまり目立たなかったこちらの店だが、夕食時は利用するシチュエーション次第では使い勝手が良くコスパも良い店になりそうな感じであった。
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夜総合点★★★☆☆ 3.4
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