Herios Brut Nature NV（ベッレンダ）

ワインデータ：

コメント：
コストコのワインコーナーを見ていて見つけたもの。
通常であれば1本1278円のワインだが、この日は3本で2本分の値段で販売されていたので、1本あたり852円というかなりの破格で売られていたので試してみることにした。
色は比較的しっかりとしたグリーンイエローで輝きがある。
比較的細かめのしっかりとした力強い泡がグラスに注いだ後も比較的長時間湧き出ている。
粘度は比較的高めで、グラスの縁に脚がゆっくりと出る。
香りはほんのりとハチミツのニュアンスを感じさせる甘味が豊かなタイプ。
その後ろにはしっかりと熟した黄色い果実やフルーツグミを思わせる甘味を感じられ、酸は比較的抑えられている。
アタックにはほんのりとしたハチミツの甘味と共に、グレープフルーツやレモンなどの柑橘系のフレッシュな酸を感じられる。
中盤は泡が口の中に程よく刺激を与えつつ、まだ完全に熟しきっていない若いリンゴのような甘味を酸味が程よい厚みのボディーを形成する。
一方、余韻には酸のニュアンスが比較的はっきりと感じられ、それまでの甘味を一気に洗い流していく。
優しい甘味とフレッシュな酸をバランス良く感じられるキレの良い飲みやすいスプマンテ。
＜アルコール度数11.5%＞

インプレッション：

この日は残っていた「ノースプレインファーム」のゴーダチーズとコストコで購入したスペイン産のハモンセラーノと合わせてみた。
ゴーダチーズは生乳のピュアな味を感じられる濃厚な味わいで、酸味をしっかりと感じられるこのスプマンテとの相性はなかなか良い。
ハモンセラーノは15か月熟成ということで程よい熟成感と共に、ぎゅっと凝縮された肉の旨味や塩分を楽しめる。
原木切り出し感のあるしっかりとした濃厚な存在感のある味わい。
こちらはスプマンテの酸味と若干ぶつかるような気がしなくもないが、あまり気にせずに合わせられるレベル。
酸と甘味のバランスが良く、味わいとしても比較的すっきり目ではあるので、幅広い料理に合わせたり、夏であればビール替わりにキーンと冷やしてぐいぐい楽しめるような味わいであった。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞