名前:べんけい
場所:〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田3-21-11
地図はこちらからどうぞ
交通手段:富士急行線 月江寺駅 徒歩約7分
営業時間:10:00~17:00 不定休
また行きたい度:=☆☆=柔らかい吉田のうどんをだんごやいなり寿司とともに頂ける昔ながらの食堂
外部リンク:べんけいの食べログページへのリンク
備忘録:
(2024/12/10記載)
2024年9月下旬の平日の昼食として利用。
最近は富士吉田エリアでの有名な地元グルメの「吉田のうどん」を定期的に訪問。
コシの強いうどんに優しい味わいの出汁とトッピングの茹でキャベツがトレードマークのうどんで、こちらの店で「吉田のうどんマップ」に掲載されている45店舗のうちの30店舗目の訪問となった。
この日は大月方面に用事があり、多くの吉田のうどん専門店が営業を終了する14時以降に富士吉田エリアへ戻る予定だったこともあり、事前に営業時間が長い店をチェックしたところこちらの店がヒットしたので行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
場所は富士急行線の月江寺駅から徒歩でアクセス可能なエリアにある。
こちらのお店には専用の駐車場があるので今回は車で向かったが、アクセスには少々難あり。
まず、店舗前は一通、かつ周辺はかなり細い道になっているので、ナビで目的地設定をした場合は実際に車が通れるルートとは異なるルートで案内されるケースがあることと、大型車で行く場合にはかなり細い道を通るので注意が必要。
なお、駐車場は店舗を10メートルほど過ぎた先左側にある駐車場の一角に店名の書かれた箇所が何か所かあるので、そちらを利用可能。
こちらが店舗外観。
味のある商店街の中の一角に溶け込むような昭和レトロな雰囲気。
店先には「いなり寿司」の暖簾も出ており、うどん以外にいなり寿司も推しのよう。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は休日の15時過ぎに到着したこともあって先客は1組のみ。
店内は細長いつくりとなっており、入って右側にはカウンター席が5席、左側には4名掛けの座卓がおかれた小上がり席が2卓、そしてこの日は解放されていなかったが、店舗の奥にも4名卓の座卓が3つほどあり、トータルキャパは20名弱といったところ。
外観同様にとても味のある店内だが、いたるところに英語や中国語などで記載された注意書きが張られていることから、外国人客がかなり多いのかもしれない。
なお、こちらのお店は店内の写真やメニューの写真は撮影禁止とかなり厳しいので、今回は店内の写真の掲載はなし。
調べてみると以前は店内も撮影禁止ではなかったようで、もしかすると何かトラブルがあったのかもしれない。
<オススメのメニューは?>
こちらの店は吉田のうどんマップ掲載店ではあるものの、うどん以外にもいなり寿司やだんごをかなり推している。
それもあってか、通常のうどんメニューに加えてだんごやいなり寿司がセットになったセットメニューもかなり充実している。
個人的には毎度のごとく吉田のうどんをしっかりと堪能するために「冷やし」系メニュー一択なのだが、メニューの数が多い割には唯一冷たいうどを提供しているメニューは「ざるうどん(850円)」のみであったのでこちらを選択。
ただ、気になることに、店内には「地元顧客の要望により、当店のうどんは柔らかいものとなっている」旨の記載があった。
同行者は折角なのでということで、全部入りの温かいうどんといなり寿司2個、みたらしだんご1本がセットになった「セットメニュー(1600円)」をオーダー。
なお、メニューは店内同様撮影禁止となっている。
オーダーを済ませて待つこと10分程度で着丼。
こちらが「ざるうどん」。
その名称のごとく、いわゆるざるそばのそばがうどんになったもの。
シンプルにせいろにうどんが盛られ、その上には刻みのりがのせられている。
つけダレもざるそば同様に別盛りで器に入れられており、刻みネギとからしが別皿で添えられている。
いわゆる吉田のうどんと呼ばれているもののように刻みキャベツなどはない。
まずはつけダレを味わってみるが、いわゆるめんつゆタイプ。
甘味が強めに主張しており、そこにカツオのカエシが効いており、味そのものはまあまあ濃いめ。
ざるそばとの愛称を考えてつくられているつけダレと言った印象であった。
合わせるうどんは断面が正方形のタイプで、太さなどは一般的なうどんと大差ない。
吉田のうどんような太さはなく、ほぼストレートタイプでビジュアル的には吉田のうどん感はあまりなし。
食感は店内のいたるところに書いてあるように、確かに吉田のうどんとしてはまあまあ柔らかいタイプ。
硬さという意味では全国チェーン展開している某うどんチェーン店と同じくらいではあるが、あちらのチェーン店のようなモチモチ感はなく、どちらかというと小麦粉感を感じるような少しボソボソっとした食感となっている。
一方、塩分はそれなりにあり、吉田のうどん感は出しているのかも知れないが、個人的には全体的に吉田のうどん感は足りないという印象。
こちらがセットメニュー。
茹でキャベツや厚みとボリューム感のある豚肉、ちくわなどが乗ったボリューム感たっぷりのうどんに加えて、いなり寿司が2個とみたらし団子が1本ついている。
いなり寿司は皮が薄めの油揚げを使っており、しっとりというよりはカリッとしたもの。
味付けは比較的濃いめだが甘口に仕上げられており、中にはご飯がぎっしりと詰められている。
単品で購入すると10個で1000円(バラ売り不可)ということで、金額的にもそこまで高いという印象ではない。
みたらし団子は少し小さめのモチモチの団子が比較的薄めの味付けされた餡と絡み想像していたよりもライトな味わい。
こちらも単品で購入すると5本で500円(バラ売り不可)という価格設定。
そして味変の用のすりだねはドライタイプ。
ゴマ油感は少な目で、どちらかというと純粋に辛さでアピールしてきているような感じのもの。
<まとめ>
吉田のうどんマップ掲載店ではあるが、どちらかというとテイクアウトで販売しているいなり寿司や各種だんごがメインという印象を受けた。
また店主みずから「柔らかいうどんを提供している」と店内のいたるところに注意書きがあるので、「吉田のうどん」目当てで行くと少し肩透かしを食らうかもしれない。
今回オーダーした「ざるうどん」はその名称のごとく、いわゆるざるそばのそばがうどんになったもの。
そのつけダレを味わってみるが、いわゆるめんつゆタイプでで甘味が強めに主張しており、そこにカツオのカエシが効いており、味そのものはまあまあ濃いめ。
合わせるうどんは断面が正方形のタイプで、太さなどは一般的なうどんと大差なく、ほぼストレートタイプでビジュアル的には吉田のうどん感はあまりなし。
また、店内の注意書きの通り柔らかめでどちらかというと小麦粉感を感じるような少しボソボソっとした食感で、吉田のうどんらしいパンチのあるタイプではない。
一方で、テイクアウトでも販売しているいなり寿司は皮が薄めの油揚げを使っており、しっとりというよりはカリッとしたもの。
味付けは比較的濃いめだが甘口に仕上げられており、中にはご飯がぎっしりと詰められておりボリューム感はなかなか。
店内飲食のメニューは全体的に金額が高めの設定で吉田のうどん専門店の1.5~2倍近い印象で、店内いたるところに張り出されている注意書きも日英中韓併記であることを考えると、外国人観光客を意識したものかも知れない。
個人的な印象ではあるが、こちらの店は吉田のうどんというよりも、いなり寿司やだんごのテイクアウトで利用するのが正解かもしれない。
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