Big bill Cabernet Sauvignon NV（KWV）

ワインデータ：

コメント：
こちらの店で色々と夕食の食材を買い出ししている時にたまたま発見。
そのド派手なエチケットと買いやすい値段、そして南アフリカの有名なワインメーカーであるKWVということもあって山梨ワイン縛りを破って購入してみた。
色は濃厚で輝きのあるブラックチェリーのような濃厚な色合い。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁に出来た脚はゆっくりと伝わり落ちていく。
香りはジューシーで甘味をしっかりと感じられるもの。
ニューワールドらしくしっかりとした甘味をベースとして、カベルネソーヴィニヨンながらシラーを思わせるようなスパイス感とハーブのニュアンスを感じられる。
その果実感はプルーンなどの甘味をしっかりと感じられるもの複雑さは余りない。
アタックはニューワールドらしく果実感と甘味が先行。
ただ、フレッシュな酸もしっかりと感じられ、濃厚な甘味だけという味わいではない。
中盤にはレーズンのような甘味が凝縮した味わいと程よい酸がバランス良くミックスされ、カベルネソーヴィニヨンながらガッツリとした渋みはそこまで感じられない。
そして余韻には熟したブラックチェリーのような甘味と共に、ほんのりと樽由来の風味も加わる。
濃厚ながら甘味と酸味のバランスが心地よいニューワールドらしいジューシーなカベルネソーヴィニヨン。
＜アルコール度数14%＞

インプレッション：

この日はコストコで買ったスモークソーセージと合わせてみた。
「The better table」という日本のメーカーが国内で作っているソーセージで、思ったより甘味が強くスモーク感はそこまでない味わい。
ただ肉感はしっかりとしており、豚の腸を使った本格的なもの。
このソーセージを焼くためだけにバーベキューの火は起こせなかったので普通にフライパンで焼いてみたが、ジューシーに焼き上げることができた。
甘味がしっかりとある味わいと肉の脂感を感じられるソーセージとワインの相性はなかなかのもの。
ワインの甘味がソーセージの甘味とマッチし、ソーセージの脂感に負けずにしっかりと主張する。
ニューワールド系のパワフルでストレートな味わいのワインと、ワイルドな味わいの料理の相性の良さを改めて確認できた組み合わせであった。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞