
購入場所 | 蔵元 |
購入日 | 2024年03月30日 |
購入金額(税込み) | 1200円 |
テイスティング日 | 2024年04月10日 |
日本酒データ:
地域 | 徳島県 |
タイプ | 純米 |
使用米種 | - |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
徳島で酒蔵巡りをした際に訪れた酒蔵の一つ。
あまり大々的に宣伝していない酒蔵のようで、つくる酒は基本的には県内で消費されるということと、タイミング的にも丁度酒造りが終わったということであまり在庫が無かったのだが、その中でも生酒が残っていたのでこちらを購入してみた。
色はほぼ透明で輝きがあるタイプ。
粘度は余りなく、グラスの縁をスッと落ちていくようなイメージ。
香りは純米酒らしいキリっとしたアルコール感も感じられるが、その一方で米の甘味や旨味のニュアンスも程よく感じられるもの。
香りそのものはそこまでガッツリと感じらないものの、程よい穀類のニュアンスもあるのでそれなりにしっかりとしたボリューム感となっている。
口に含むと純米酒らしい米の味わいを強くイメージさせる穀類の味わいが最初に広がる。
と同時に、ジューシーで程よい甘味も感じられ、中盤からはスッキリとした酸のニュアンスも加わる。
余韻は比較的長く、米の味わいがしっかりと口の中に存在感を残していく。
純米らしいキリっとした力強い味わいと米の甘味を感じられる特徴的な味わいの生原酒。
<アルコール度数18%、精米歩合60%>
この日は毎度の野付産のホタテと里芋のそぼろ煮を合わせてみた。
毎度の安定おつまみであるホタテは言わずもがなの美味しさ。
そのホタテと合わせてみるが、シャープな味わいが意外とホタテとマッチする。
いわゆる生臭さを一気に消し去るパワフルさはなかなかのものではあるが、一方で若干ホタテの旨味も一緒に上書きされている感じもしなくはない。
里芋のそぼろ煮は合い挽きを使ったこともあり、ダシの味わいに加えてしっかりとした肉の旨味も感じられる濃い目の味わい。
しっかり濃い目の料理ということもあってか、料理と合わせると日本酒のシャープな味わいが少し丸くなり、甘味もしっかりと感じられるようになる。
それなりにしっかりとした味わいの日本酒だが、魚介系とも煮物ともしっかりとマッチする味わいであった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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