購入場所 | |
購入日 | 2020年12月13日 |
購入金額(税込み) | 1210円 |
テイスティング日 | 2020年12月31日 |
日本酒データ:
地域 | 青森県 |
タイプ | 純米 |
使用米種 | 華吹雪 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
こちらの酒蔵の日本酒はつい最近試したのだが、複数種のお酒をブレンドしたものでなかなか独創的な味わいとキャッチーなラベルが印象的であったが、今回はその酒蔵が作るスパークリング生酒ということで、折角なので年末に試してみることにした。
色は白濁しており、スパークリングということで抜栓と同時にかなりしっかりとした泡が瓶の底から湧き上がる。
購入時に「抜栓する時には十分注意してください」と言われたが、まさにその通りで非常にしっかりとしたガス感がある。
グラスに注ぐと薄い甘酒のようなニュアンスで、グラスをしっかりと満たすガス感があるがスパークリングワインとは違いあまり長時間泡が湧き続けるという感じではない。
香りは甘味と同時に麹のような特徴的な香りが感じられ、いわゆる日本酒というよりは甘酒のような香り。
味わいは日本酒感は残しつつも、やはり麹のニュアンスと甘味が比較的強く主張する印象で、そのアタックは甘味と同時に柔らかい泡の刺激が口一杯に広がるタイプ。
その後は泡の刺激と酸味が程よく感じられ、余韻は比較的キレがいいものの麹のニュアンスが口の中に残る。
最後にはアルコール感が喉にしっかりと残る、いわゆるよくある生酒スパークリングというよりも本格的な日本酒寄りの濃厚な味わいを感じられるタイプ。
最近よく見かけるタイプの「優しく日本酒感控えめで万人受けするタイプ」というものではないが、逆にこれくらいしっかりとした味わいは、日本酒の味わいも泡の刺激も同時に楽しみたいという欲張りなニーズに応えてくれそう。
この日は実家で持ち寄りの年越しパーティーというと事で、年越し定番の蕎麦とかき揚げと合わせてみた。
日本酒であれば蕎麦と合わないことはないとすぐに断言できるのだが、同じ日本酒とは言え、スパークリングで合わせたことが無かったので少しドキドキしながらの食事。
結果としては、「合わないこともないが、すごく相性が良いかというとそうでもない」と言った感じ。
日本酒自体がそもそもスパークリングで特徴があるところに、少し甘味に傾いた味わいがより一層料理と合わせるというよりもお酒だけで楽しめてしまうという雰囲気を醸し出している。
お酒そのものとしてはとても美味しいので、食事というよりも軽いつまみやお酒のみで味わっても良いかも知れない。
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