醸し人九平次 うすにごり生酒


購入場所 贈答品
購入日 贈答品
購入金額(税込み) 贈答品
テイスティング日 2024年04月07日

日本酒データ:

地域 愛知県
タイプ その他
使用米種 山田錦
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:

こちらは日本酒好きの知人から「季節ものとして発注したから是非楽しんでほしい」ということで頂いたもの。
久しく九平次は飲んでいなかったが、こちらは生酒かつうすにごりという、文字通り季節感を感じさせるもの。
調べてみると、こちらは年一回の完全予約制で、更に店頭には一切並ばない日本酒とのこと。
色はうすにごりということで、文字通りほんのりと濁りを感じられるタイプ。
ただ、澱のような粒状感はなく、ほんのりとグラスの向こう側見えるか見えないか程度の濁り。
粘度はそこまで高くはないが、グラスの縁にはそれなりに脚が出る。
香りはほんのりと甘味を感じられ、加えて乳酸菌飲料のようなヨーグルトの風味も香る。
日本酒感や穀類のニュアンスはほぼなく、柔らかく上品な香りは万人受けするタイプ。
味わいも香りから感じられるものと同様で、クリアでよどみのない味わい。
口に含むと米の旨味と甘味を感じられつつも、その味わいは上品でピュア。
中盤にはわずかにガス感のある酸も感じられるが、全体的にバランス良く飲み疲れない味わい。
余韻には米の旨味がしっかりと舌に残りつつも、その印象は決してしつこくない。
うすにごりというイメージから想像するような、醪等の味わいをダイレクトに感じられるようなタイプではない。
むしろ上品でピュア、透き通るような甘味とわずかなガス感のある酸を楽しめる季節限定のうすにごりの生酒であった。
<アルコール度数16%、精米歩合非公開>


この日は定番の野付産ホタテに加えて、福島県南相馬市に会社を構える「香の蔵」が作る「クリームチーズの仙臺みそ漬」を合わせてみた。
野付産のホタテはいつも通り甘味がしっかりとしており、冷凍ものの割にはホタテの貝柱の繊維感もちゃんと感じられるもの。
当然魚介の味わいもしっかりと感じられるのだが、日本酒の味わいがピュアながら程よい甘味があるタイプということもあってか、お互いが寄り添うような雰囲気で違和感なくマッチする。
一方の「クリームチーズの仙臺みそ漬」は以前放送されていた出張族の主人公が東京に戻る新幹線の中で出張先の地で購入した地元の名産をお酒と共に味わう「居酒屋新幹線」で紹介されたもの。
ドラマ内では日本酒とのマリアージュが表現されていたこともあり、たまたま仙台方面に行く用事があったので購入してみた。
味噌漬けということでガッツリと味噌に漬かった味わいがするのかと思いきや、意外にもクリームチーズの甘味がさらに強調され、程よく塩分が乗っているような、文字通り酒のつまみとなる味わい。
味噌漬けに使用している仙臺みそは仙台みそとも呼ばれているようで、辛口の赤みそとのこと。
味噌だけでも楽しむことが出来る味わいのものということで、その味噌にしっかりと漬かったクリームチーズの味わいにも納得。
当然日本酒との相性はばっちり。
良い意味で乳製品感の角が取れマイルドになったクリームチーズの味わいはそれなりに強いものの、日本酒と合わせると後を引く味わい。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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