獺祭 等外



購入場所 高島屋(こちらから購入可能
購入日 2020年12月09日-
購入金額(税込み) 1430円
テイスティング日 2020年12月10日

日本酒データ:

地域 山口県
タイプ 純米
使用米種 山田錦
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:

こちらの日本酒は獺祭の中でも比較的珍しいもの。
以前、同じ「等外」シリーズの純米大吟醸の磨き2割3分と同じ23%まで米を磨いているが、その米が等外米というだけの「等外23」を飲んだことがあるが、今回は磨き上げが30%のバージョン。

等外米を使っているので「純米大吟醸」を名乗ることはできないが、純米大吟醸と比較するとお値段はかなりリーズナブルになっている限定酒。
色はほぼクリア。
温度が低い状態からでも粘度は高く、グラスの縁に脚がしっかりと出来る。
抜栓と同時に華やかでジューシーな香りが辺りに広がるくらいのしっかりとした力強い香り。
グラスに鼻を近づけると、日本酒らしい米の旨味も感じるが、加えて柑橘系の果実を連想させるような甘味とわずかに酸のニュアンスも感じる。
口に含むと、一瞬ジューシーな甘味が広がるが、その後はパワフルな果実感とフレッシュな酸味が一気に広がる。
中盤からはラムネのような甘味も感じられ、味わいにも厚みがある。
余韻にはしっかりとした米の旨味とアルコール感が感じるが、思ったよりもキレが良くしつこさはない。
米の旨味・甘味をしっかりと活かしつつも雑味を減らしてしっかりとした日本酒感が感じられるのは米を30%まで磨き上げているのも大きいのかも知れない。


この日はもともとノンアルデーの予定ではあったが、漬け丼とカツオの刺身という飲まずにはいられない夕食に急遽変更となったので迷いなくこちらのお酒を抜栓。
漬け丼はそこまでがっつりと漬け込んでいないこともあって比較的マグロの味も残っている。
そこにこの濃厚な味わいということで、若干お互いがケンカしているような気もしなくはない。
カツオはたっぷりのスライス玉ねぎと薬味に絡めて頂いた。
玉ねぎが若干辛めではあったが、日本酒の濃厚で甘味のある味わいがいい具合にその辛さを和らげてくれる。
お酒自体の味わいがしっかりとしているので、味の濃い料理との相性は良さそうだが意外と魚の生臭さには敏感に反応する。

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