一本義 春之アラバシリ 純米



購入場所 高島屋
購入日 2024年02月24日
購入金額(税込み) 1595円
テイスティング日 2024年02月29日

日本酒データ:

地域 福井県
タイプ 純米
使用米種 越の雫100%
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
何となく日本酒が欲しくなりこちらを店をチェックした際に発見。
こちらの酒蔵は以前から日本酒に力を入れている居酒屋などで時々見かけており気になっていたのだが、季節限定の無濾過生原酒ということで購入してみた。
色はほんのりグリーンがかっており、薄色の白ワインと言われてもあまり違和感がない。
粘度はほどほどで、グラスの縁には細長い脚が細かく数多くみられる。
香りはほんのりとしたアルコール感を伴いながらフレッシュな酸とジューシーな甘味をしっかりと感じられるもの。
あらばしりということもあってか、純米酒らしい穀類のニュアンスは控えめで、メロンのような吟醸香と共にレモンのような爽やかな柑橘系の酸の香りもほんのりと感じられる。
日本酒らしいキリっとしたアルコール感を口に含んだ直後に感じるものの、味わいの方向性はだんだんとジューシーな甘味へと変化していく。
中盤はアタックで感じた日本酒感と果実感が複雑に入り乱れ、米の旨味を十分に感じられる無濾過生原酒らしい力強く粗削りな味わいを楽しめる。
余韻はスッキリで、喉を抜けると全ての味わいがすっきりと洗い流されていく。
シャープなキレとジューシーな果実感が複雑に入り乱れる濃厚な味わいの季節限定の無濾過生原酒。
<アルコール度数18%、精米歩合70%>


この日はマグロの漬け丼と合わせた。
程よく甘味を効かせたタレをしっかりと絡め、胡麻と紫蘇と海苔をたっぷりとかけて仕上げた安定の味わい。
合わせる日本酒は無濾過生原酒のあらばしりということもあってか、無骨で存在感のある味わい。
程よくキレのあるシャープな味わいとジューシーで存在感のある甘味は漬け丼のつけダレの味に負けることなく、そして魚の生臭さを強調することもなく相性は悪くない。
アルコール感と果実感を併せ持つ味わいなので、刺身から肉等の幅広い食材としっかりとマッチする食中酒としても使える日本酒という印象。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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