
購入場所 | こちらから購入可能 |
購入日 | 2021年02月07日 |
購入金額(税込み) | 1300円 |
テイスティング日 | 2021年02月10日 |
日本酒データ:
地域 | 福井県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 五百万石 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★ |
コメント:
最近再び頻繁に通いだしたお店でこの黒龍含めて鍋島や新政などが入荷していたので思わずまとめて購入した。
黒龍は数年前に日本航空の国内線ファーストクラスに搭載されていたこともあり、それ以降機会があれば飲んでいたのだが、なかなかのプレミアム日本酒ということもあって定価での入手が困難なのだが、こちらの店では時々入荷することもあるのでラッキーな買い物であった。
色はクリアで輝きがある。
粘度はそこまで高くはないが、脚はしっかりと出る。
香りはスッキリでシャープな印象。
レモンのような柑橘系の酸味とは少し異なり、わずかにバナナのニュアンスを感じさせる鋭い酸味のニュアンスが強めで、甘味は控えめのとてもクールな印象の香り。
味わいも香りから受けた印象と同じく、比較的スッキリで冷涼な印象。
アタックはそこまで強くはないが、中盤からは熟したバナナのような甘味と共に米の旨味が口全体に広がっていくこともあってかボリューム感はそれなりにある。
しっかりとした日本酒感を感じさせながらも余韻はシャープなこともあり、そこまでどっしりとした飲み応えがあるタイプではない。
が、余韻でしっかりとアルコール感を感じさせることもあってか不思議と物足りなさは感じない。
この日は金目の煮付け、サーモンの刺身、長芋とオクラの柚子胡椒和えと、なかなかな和食コンビ。
長芋は柚子胡椒の風味が効いておりなかなかピリ辛ではあるが、お酒もシャープな味わいということもあって同じ系統同士相性は悪くない。
サーモンの刺身は脂ががっつりの乗っておりとてもボリューム感のある味わい。
シャープなこのお酒を合わせると、不思議とそのシャープ感がそぎ落とされている感じがする。
金目鯛の煮付けは生姜の風味がアクセントになったわずかに甘めの煮汁と脂の乗った金目鯛そのものの味わいが思ったよりもボリューム感がある。
が、その味わいにもしっかりとマッチしており、味わいに特徴はあるが思ったよりも様々な料理と合わせられる懐の広い日本酒。
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