Hidden Creek Red Blend 2019（ヒドゥン　クリーク）

ワインデータ：

コメント：
コストコで毎度のワインチェックをしている際に、カリフォルニアワイン特集コーナーでたまたま見つけたもの。
一般的に流通はしているものの、その価格より500円ほど安いほぼ1000円だったので赤と白両方を購入してみることにした。
色は輝きのあるしっかりとした濃厚な赤紫色。
粘度はそこそこあり、グラスの縁から脚がそれなりに出る。
香りはグラスに注いだ直後から周辺にジューシーな甘味が広がる。
ブラックベリーやカシスのようなしっかりと甘味と程よい酸味を感じられ、そこにレーズンのような濃厚な果実感が加わる。
その他にはわずかにシナモンや土のようなニュアンスも感じられ、樽由来のバニラ香も見え隠れする。
アタックに一瞬ベリーの甘味を感じるが、その後からはカシスのような甘酸っぱさが一気に口の中に広がる。
中盤にはボリューム感のある果実の甘味と共に、お香のようなスモーキーなニュアンスも加わる。
そして余韻には甘い樽由来のニュアンスがしばらくの間アクセントとなりつつ、程よいタンニンも感じられる。
濃厚な甘味に程よい酸とスモーキーなニュアンスを感じられる4種のブドウからなる濃旨コスパワイン。
＜アルコール度数14.5%＞

インプレッション：

この日は既に食事を済ませていたこともあって、同じくコストコで購入したコッパと合わせてみた。
濃厚な味わいと脂、そして塩味の効いたコッパはかなりパンチのあるもの。
そのパワフルな味わいと正面から勝負せずにスッと馴染むようにしっかりと違和感なくマッチするのは単一種ではなく複数種をブレンドしたものだからなのか。
なんとなく合わせる料理を選ばないような懐の深さを感じられ、バル等でボトルで2500円程度で提供されていそうな安旨ワインという印象。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞