日の丸　Classic　純米吟醸

日本酒データ：

コメント：
こちらの酒蔵を訪れた際に蔵元直営の売店で見かけて購入したもの。
一般流通はしておらず、蔵元のみでの限定販売、かつ限定生産商品であった。
こちらの酒は海外を意識して作っているもののようで、それもあってか磨きやアルコール度数が英語表記となっている。
色はほぼクリアに近く、わずかにグリーンのニュアンスが入っているような印象。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁にしっかりとした脚が出る。
一方で香りは控えめ。
しっかりと感じとろうとすると酸のニュアンスとまだ完全には熟しきっていないメロンやハーブのような雰囲気を感んじられる程度。
加えて僅かながらに玄米のような穀類の印象も感じられる。
口に含むとしっかりとした果実を思わせるような甘味が広がり比較的アタックは強い。
そして中盤からはジューシーな甘味に加えフレッシュな酸の味わいが口の中にしっかりと広がる。
一方でキレはよく、喉を過ぎるとその味わいはスッと消えていく。
純米大吟醸のような透き通るような味わいに甘味と酸味が乗ってくるクリアでストレートな味わいの蔵元限定販売の限定生産酒。
＜アルコール度数14%、精米歩合50%＞

この日は海鮮漬け丼と合わせてみた。
と言っても、メインはカツオの漬けと愛知県産のしらすをたっぷりとかけたシンプルなもの。
カツオということで軽く生姜を加えた甘めのタレにしっかりと漬かったカツオと大葉の相性は抜群。
そこにしらすが軽く塩味のアクセントを加える。
漬け丼とはいえ比較的しっかりと生魚感は感じられるが、程よく甘味と酸味のある味わいは意外とマッチする。
印象的には料理・食材を選ばずに無難にマッチする食中酒という感じだが、秋田県の酒なのでやはり切りたんぽ鍋やいぶりがっこなどと合わせてみたい気もする。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞