購入場所:信濃屋
購入金額:1980円
コメント:
毎度のごとく、行きつけの酒屋でオススメされたもののうちの1本。
色は少し紫色が強い赤紫色。
かなり濃く、反対側が見えないくらい。
輝きよりも漆黒のニュアンスが強く、若いヴィンテージながら脚はかなり多めにでている。
香りは若干アルコール臭が強い。
但し、その強さに増してフレッシュな果実感を感じる。
メルローの香りもかなり強く感じられる。
ラズベリーやチェリーのフレッシュで爽やかな果実感は重みもあり、重厚な感じ。
若干青臭さもあるが、果実感、重厚さのバランス感はとても良い。
口に含むと、ブルーベリーやプラムの甘い果実感を一番最初に感じられる。
と同時に、ちょっと粉っぽさも感じる。
果実感の甘さは比較的強く、インパクトがある。
余韻も10秒程度感じるが、渋みが意外にも弱いため、甘さだけが際立ってしまう。
まだ蕾が開き始めた赤いバラのような果実感。
口に含んでしばらくすると果実感が弱まるが、その時に少し酸味を強く感じられるようになる。
柑橘系やスパイス系のような酸味ではなく、柔らかく感じられる酸味。
渋みとのバランスも良く、よく言えば他の要素と馴染んでる、悪くいうと特徴が無いという印象。
抜栓後2時間待ち、さらにグラス内で少しおいてから飲むと、少し強めの渋みを感じ始める。
メルローが主品種だと思われるが、カベルネの渋みも感じられる。
余韻に若干ザラザラとした感じが残るのが気になるところ。
果実感や香りは非常に良く、2009というヴィンテージながら、比較的飲みやすい。
が、抜栓後時間が経つにつれて、どうしてもカドのある渋みが強く感じられる。
熟成を重ねればまろやかになるのかはわからないが、もう少し置いてから飲んでも良いかも知れない。
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