(2023/12/10記載)
※本レビューは「機内食・ワイン編」と「シート・設備編」に分けて掲載します。
2023年3月下旬にハイデラバードから羽田に移動する際に利用した。
通常であればJALを選択するのだが、今回は同行者がANA派多数ということで必然的にJALの選択肢が無くなってしまった。
前回ANAを利用したのが2018年の成田・ヒューストン間のようで5年のブランクがあったので、改めてシートや食事を満喫すべく、往路はプレミアムエコノミー、復路はビジネスにてブッキングしてみた。
今回利用した便は現地夜発、羽田早朝着ということで、機内食は夕食と朝食の2食が提供された。
こちらは夕食として提供されるメニュー。
洋食をオーダーしメインディッシュは「ロブスターテルミドール サフラン風のクスクス添え」を指定したのだが在庫切れ…。
ということで残念ながら「鶏肉のハーブロースト トマトオリーブソース ポテトグラタン添え」へ変更となった。
そしてこちらがアルコールのメニュー。
こちらがワインのメニュー。
泡1、白2、赤2、日本酒2とそれなりのラインナップ。
泡はフランスのシャンパーニュ「カステルノー キュヴェ ブリュット レぜルヴ NV」(市価6500円程度)。
白はスペインの「ヴォルダニマ デ ライマット ブランコ 2018」(市価2300円程度)、スイスの「アミーニュ ド ヴェトロ 2016」(市価4500円程度)が提供されていた。
赤はアルゼンチンの「トラピチェ メダージャ レッドブレンド メンドーサ 2017」(市価4500円程度)、チリの「ヴェラモンテ ピノノワール カサブランカヴァレー 2017」(市価1800円程度)が提供されていた。
日本酒は石川県の野口尚彦研究所が作る「野口尚彦研究所 山廃美山錦」(市価5500円程度)と奈良県の油長酒造株式会社が作る「風の森 ALPHA2」(市価3300円程度)が提供されていた。
その他、カクテルやウイスキーなどのアルコールや、ノンアルコールドリンクなども充実した品揃えとなっていた。
離陸後シートベルトサインが消えると早速夕食の提供の準備が始まった。
飲み物としてシャンパーニュ「カステルノー キュヴェ ブリュット レぜルヴ NV」をオーダー。
かなりしっかりと色付いたシャンパンは香りも豊潤。
シルクのような舌ざわりの泡としっかりと濃厚な味わいは気圧が高い機内でもしっかりとその風味を感じることが出来る。
しばらくするアミューズが提供された。
こちらはポッコンチーニとペストソース、それにスモーク鴨とオレンジで、和食・洋食共通となっている
キレイに盛られたアミューズはワインでも和食でもマッチするような味わい。
しばらくすると食事の提供が始まった。
こちらのトレーにはアペタイザーとブレッドが乗せられている。
「チキンのパテとモルタデッラにピクルス野菜を添えて」ということで提供されているが、アペタイザーとは思えないボリューム感。
パテの濃厚な味わい、豚肉の風味がシャンパンとよくマッチする。
アペタイザーだけでもそれなりにお腹が満たされたところでワインはこの後のメインに備えて赤に変更。
アルゼンチンの「トラピチェ メダージャ レッドブレンド メンドーサ 2017」を頂いたが、6年熟成という事でタンニンもこなれてまろやかな味わいになっている。
一方でニューワールドらしいしっかりとした骨格のある味わいで、果実感なども複雑に感じられる味わいで、ペースよく赤ワインを楽しんでいるうちにメインが提供された。
こちらがメインの「鶏肉のハーブロースト トマトオリーブソース ポテトグラタン添え」。
本命のメニューが品切れということで代替メニューとしてオーダーしたのだが、想像以上のボリューム感。
チキンも丸々1枚、ポテトグラタンもボリューム感たっぷり。
程よく効いたハーブの味わいとトマトの甘味や酸味がワインとしっかりとマッチする。
そして、デザートにはケーキやフルーツも選べたのだが、何となくワインを続けたかったこともあり「チーズ」をセレクト。
写真ではわかりにくいが、やはり海外発ということもあってか一つ一つのサイズ感がかなりのもの。
その後もワインを楽しみつつゆっくりと過ごしているとあっという間に朝食時間に。
折角のフルフラットのシートを倒すことなく気付けば朝食時間というオチ。
朝食は和食をオーダー。
こちらはワンプレートでの提供となっている。
鱸のみぞれあん掛けということで、ニンジンやインゲンなどと共に3口程度のサイズ感の鱸のみぞれあん掛けが乗っている。
流石に海外発便ということで日本発便の和食のクオリティーと比較すると何となく大味のような感じもしなくはないが、朝食にご飯・味噌汁・魚料理が食べられるのはありがたい。
今回は夕食と朝食の計2回の提供であったがレベルもボリューム感もしっかり。
また、搭載しているアルコール類はシャンパーニュ、赤、白ともにビジネスクラスにしてはそれなりにレベルの高いものが準備されていたという印象。
日本酒についても入手困難なものや評判の良いものが取り揃えられており、和食をオーダーしたならば間違いなく試したいものであった。
=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
泡・フランス「カステルノー キュヴェ ブリュット レぜルヴ NV」
白・スイス「アミーニュ ド ヴェトロ 2016」
赤・チリ「ヴェラモンテ ピノノワール カサブランカヴァレー 2017」
日本酒・石川県の野口尚彦研究所「野口尚彦研究所 山廃美山錦」
日本酒・奈良県の油長酒造株式会社「風の森 ALPHA2」
「全日空ビジネスクラス デリー~羽田 838便」に関連する投稿はこちらからまとめてご覧になれます
Leave a Reply