
購入場所 | 二世古酒造 |
購入日 | 2022年10月10日 |
購入金額(税込み) | 2090円 |
テイスティング日 | 2022年11月15日 |
日本酒データ:
地域 | 北海道 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 吟風 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
北海道を訪れた際に折角ならばということでこちらの酒蔵に行った際に購入したもの。
本当はもっと多く購入したかったのだがスーツケースのサイズ的に2本しか購入できず、酒蔵限定や数量限定の日本酒がたくさんあったのだが選りすぐって購入したもののうちの1本。
こちらは加水なしの原酒、かつ精米歩合が50%にもかかわらず純米大吟醸を名乗らないという、なかなか作り手のこだわりを感じる日本酒。
さらに、製造から1年寝かせた古酒タイプという珍しいもの。
色はほどよくグリーンのニュアンスを感じられるタイプ。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁にしっかりと脚を出し時間をかけてゆっくりと伝わり落ちていく。
香りはコッテリ濃厚タイプ。
かなりしっかりと熟した濃厚なバナナのような香りと共に鼻に抜けるアルコール感や少し寝かした紹興酒のような風味さえ感じられる。
アタックは濃厚ながらも角の取れた丸みのある味わい。
甘味を優しく舌先に感じつつもその味わいは濃厚でぎゅっと凝縮された米の旨味を感じられる。
中盤からはカシューナッツのようなクリーミーな風味と共に程よいアルコール感を感じられるが酸味は控えめ。
アルコール度数は17度あるものの、そこまでガッツリとしたパンチはなく、重厚で落ち着いた味わいが特徴的。
余韻も柔らかく、凝縮された米の旨味が緩やかに消えていく印象。
ぎゅっと濃縮された甘味と旨味を丸みのある優しい舌触りと共に楽しめる1年熟成の古酒感を感じられるこだわりの秋あがり。
<アルコール度数17%、精米歩合50%>
この日は銀ダラの煮付けと合わせてみた。
ザ和食的なメニューの煮付けはみりんの割合が少し多めということもあって甘口ではあるが、銀ダラの脂とよくマッチして濃厚で深みのある味わいに仕上がっている。
この味わいが同じく濃厚で深みのある日本酒としっかり違和感なくマッチし、コンビネーションとしては申し分なし。
今回のような煮付け系のメニューの他にはタレベースの焼き鳥との相性は良さそうだが、フレッシュ感や酸のニュアンスが控えめなこともあり逆に刺身などの生魚系と合わせると少し違和感を感じるかもしれない。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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