名前:ロ麺ズ
場所:〒232-0066 神奈川県横浜市南区六ツ川1-689-1 マルエツ サニーロード内
地図はこちらからどうぞ
交通手段:京浜急行線 弘明寺駅 徒歩15分
営業時間:11:00~21:00 毎週水曜日
また行きたい度:=☆☆☆☆=麻辣系の辛さと痺れが同時にガツンと来る味わいと八角やXO醤のような甘味を伴う独特の味わいが不思議と後を引く汁無担々麺が印象的
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備忘録:
(2023/01/03記載)
今回は2022年10月中旬の平日ランチタイムに再訪。
季節的に涼しくなってきたこともあり、最近はランチにラーメン率が上昇中。
この日はランチ時にまとまった時間が取れたので改めてこちらの店に行ってみることにした。
前回の訪問が9月なので今回は1か月振りの訪問と、なかなか短いスパンでの再訪となった。
<お店の場所はどこ?>
場所は京急弘明寺駅から徒歩だと15分くらいの距離。
散歩がてらに歩くには悪くない距離ではあるが、ランチタイム等でサッと食べて仕事に戻りたい時だと駅からの徒歩は少々しんどい。
店舗はスーパーマーケット「マルエツ」の建物内にあるので、マルエツ用の駐車場を使うことも可能。
店舗自体はマルエツの横に併設されている「サニーロード」という名称の飲食店やその他店舗が入る小さなモール内にある。
こちらが店舗外観。
店舗は横長の造りになっており、入口すぐのところに食券の券売機がある。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は平日の12時過ぎというランチタイムど真ん中の時間帯であったが、店内は全く混雑していない。
上大岡駅周辺にある系列店だと平日でもランチ時は列が出来るのだが、こちらは周辺にオフィスビルもなくそもそも上大岡エリアとは人の数も大きく異なりかつ公共交通機関だとアクセスが面倒ということもあってか、休日のランチタイムど真ん中以外の時間帯だとかなりゆったりと食事をすることが出来る。
カウンター席8席、テーブル席が30席程度のキャパがある店内はこの時は2割程度が埋まっている状況で、我々の入店後にもちょこちょこと客の出入りがあったが、それでも満席になることはなかった。
なお、こちらのお店は入口にある券売機で食券を買って、案内された席に着くが、飲み物はセルフサービスのスタイル。
ジャスミン茶とウーロン茶の2種類を提供している。
店舗内中央には小麦粉や醤油などの材料がストックされており、その周辺をテーブルで囲むようなユニークな造り。
ただ、そのような造りもあって、テーブル席もカウンター席同様にとゆったりと席を利用することが出来る。
また、一人客用のカウンターが厨房の前に配されており、隣席との間隔も十分にあるのでゆったりと食事が出来る。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は「らーめん正油」が絶対に外さないテッパンメニュー。
前回は久しぶりに鉄板の「らーめん正油」をオーダーしたので今回ちょっと外してオーダーしてみようと色々見ていると、限定ラーメンとして「和エビワンタン(正油)」や「汁無担々麺 一口ライス付き」などの面白そうなメニューを発見。
ということで、今回は少し趣向を変えて「和エビワンタン(正油)(1100円)」と「汁無担々麺 一口ライス付き(900円)」をオーダーすることにした。
なお、こちらの店も10月の一斉値上げの例に漏れず、自販機のアップグレードと合わせて値上げを実施した模様。
以前まで780円だった「らーめん正油」が850円へと、70円の値上げがされている。
また、以前は基本的にトッピングメニューが無くラーメンのメニューとしてあったのだが、それが外だしされていることもあり、ものによっては仕上がり金額が100~150円程度の大幅値上げとなっている。
このご時世致し方ないが、1割以上の値上げはなかなかお財布に痛い…。
こちらが券売機のメニュー。
メニューはベースとなる味で選ぶタイプ。
以前はトッピング増しのメニューは無かったのだが、値上げと共にトッピングの種類が増えた。
また、一部丼系についてはメニューの見直しと値上げも行われている。
今回の値上げとメニュー改定によって、基本的には正油、塩、味噌の3種類のスープをベースに、好みに応じてトッピングを加えるいわゆる一般的なスタイルに変更となった。
待つこと10分程度でラーメンが着丼。
こちらが「和エビワンタン(正油)」。
見た目は「らーめん正油」に似ており、違うところはエビワンタンが乗っているところくらい。
スープはしっかりと濃く、らーめん正油同様に醤油感が前面に出ている感じがあるが、味わいはらーめん正油のそれとは異なる。
らーめん正油同様にコクはしっかりとあるものの、「和」ということもあってカツオなどの魚介系のカエシがそれなりに効いている。
濃厚醤油というよりは程よく主張する柔らかい味わいの上品な醤油スープという印象。
トッピングのチャーシューもこちらのラーメンに合わせて変更したもののよう。
以前はしっとり系で、煮汁の味をしっかりとしみ込ませたタイプというよりは、どちらかというとローストビーフに近い味わいだったが、今回のチャーシューはわずかに炭火焼き風味を感じられる肉感をしっかりと感じられるチャーシュー。
いわゆる吉村家系のチャーシューに近いタイプで、一口大のものが3枚入っている。
今回は普通の「らーめん正油」をオーダーしていないのでこのチャーシューがこちらのラーメン限定なのか、それとも値上げのタイミングで一斉に替えたかは不明。
そしてエビワンタンだがかなり大振りの皮に餡が包まれたものが4つ入っており、ボリューム感満点。
その餡は粗めに刻まれた海老が入っていることもあってか、プリプリとした食感と海老の味わいがしっかりと感じられる。
程よく胡椒の刺激も加わり、優しいスープとの相性は抜群。
確かにらーめん正油のスープだと海老の風味が負けてしまいそうな気もしなくはない。
一方の麺はこちらで使われている通常のタイプと同様でやや細めのストレートタイプ。
特徴的なツルツルとした喉ごしとしっかりとしたコシが癖になる。
味わいそのものには特に特徴はないのだが、しっかりとスープに絡み、程よくスープを吸ってくれる。
普通盛りでもそれなりにボリューム感があるので、十分にお腹は満たされる。
そしてこちらが「汁無担々麺 一口ライス付き」。
汁なしということで当たり前ではあるがラーメン汁ははなく、その代わりにたっぷりと挽肉やペースト状の和えダレがメンマや刻みネギと共に盛られている。
まずはしっかりと全てを和えてから一口頂くが、その香りに驚いた。
まるで台湾の屋台で食べているかのような八角などの独特の香辛料の香りが一杯に広がる。
通常のラーメンの麺とは違った太めの麺と共に挽肉や和えダレを啜るが、その味わいは刺激的。
いわゆる麻辣系の辛さと痺れが同時にガツンと来る味わいに加え、八角などの香辛料やXO醤のような甘味を伴う独特の味わいが口の中に一気に広がる。
ラー油系の辛さもしっかりとあるので辛いのが苦手な人だと少々てこずるレベルの辛さなのだが、不思議と後を引く味。
また、和えダレの中に入っているカシューナッツもアクセントになる。
大体食べ終わったころを見計らって半ライスよりも少し少な目の物を提供してもらえるのだが、これに残った和えダレと挽肉を混ぜて食べるとこれがまた美味。
個人的には追加で半ライスを頼んで食べてもいいのではと思えるほどの味わい。
こちらの店はラーメン系が推しではあったが、この汁なし担々麺を食べたらその気持ちがちょっと揺らぐほどのインパクトであった。
<まとめ>
こちらのお店は醤油・塩・味噌の三種類がベースだが、今回限定メニューや変わりネタを食べてその概念が少し変わった。
限定で提供されていた「和エビワンタン(正油)」は、ベースはらーめん正油ではあるが、そこまでガツンとした味わいではなくそれを上品に優しく仕上げたスープもまた新しい味わい。
一方で、「汁無担々麺 一口ライス付き」は衝撃の味わい。
いわゆる麻辣系の辛さと痺れが同時にガツンと来る味わいに加え、八角などの香辛料やXO醤のような甘味を伴う独特の味わいが口の中に一気に広がる汁無しタイプで、その濃厚な味わいを太麺にしっかりと絡めて頂くといくらでも食べられてしまう。
ラー油系の辛さもしっかりとあるので辛いのが苦手な人だと少々てこずるレベルの辛さなのだが、不思議と後を引く味で、もしかすると次回来店時はこちらを注文してしまうかも知れないという中毒性のある味わい。
また、残った和えダレをご飯と共に頂くのもオススメな食べ方。
いずれにしてもテッパンのらーめん正油から、今回頂いた汁無担々麺まで様々な選択肢があるので、何度通っても飽きの来ないハイレベルなラーメン店であることは間違いない。
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