Pratuccio Chianti 2020(プラトゥッチョ)



購入場所 KYリカー
購入日 2022年09月17日
購入金額(税込み) 550円
テイスティング日 2022年10月12日

ワインデータ:

国名 イタリア
地域 トスカーナ
地区 N/A
ヴィンテージ 2020年
ブドウ品種 サンジョヴェーゼ100%

コメント:
こちらの店で毎度の「ほぼワンコインシリーズ」を見ているときに新顔を発見し、DOCG格付けながらワンコインシリーズのワインということで試して見ることにした。
色は濃厚ながら明るめで輝きのあるルビー色。
粘度は想像してた以上に高く、しっかりと時間をかけてグラスの縁に脚を作る。
香りは比較的しっかりと感じられ、ジューシーで甘味をたっぷりと感じられる果実系というよりは華やかな花を連想させるようなイメージの香りが強め。
果実のニュアンスとしては甘酸っぱいカシスやラズベリーなどの香りが感じられ、鼻を抜ける僅かなハーブ感も見え隠れ。
アタックはしっかりと熟して甘味をたっぷり感じられるブルーベリーのような風味でそれなりにボリューム感がある。
中盤からはその甘味に加えてカシスを思わせるフレッシュな甘酸っぱさも加わる。
また、抜栓してから時間が経つと渋みも加わりしっかりとした飲みごたえも楽しめる。
そして余韻には樽熟成由来なのか、甘味と酸味の風味と共に僅かにバニラのようなニュアンスも感じつつ、程よいタンニンも残る。
ベリー感をしっかりと感じられる思った以上に飲みごたえのある高コスパほぼワンコインシリーズの濃厚なキャンティ。
<アルコール度数12%>

インプレッション:

外観 清澄度 輝いている
色の濃淡 中庸
粘度の高さ 脚が出来る
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 ルビー

香り 強さ 十分
果実感 ブルーベリー、黒すぐり
乾燥果実 イチゴジャム
すみれ、サンザシ
味わい アタック 爽やか
甘辛度 やや辛口
酸味 適度な
タンニン 適度
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★☆
コスパ ★★★★☆
総評 ★★★★


この日は魚料理であることは決まっていたのだが、どうしても赤ワインが飲みたくなり色々調べているととあるワインインポーターがガチで検証したHow toもので「赤ワインと魚料理の合わせ方」があったので読んでみた。
ポイントは4つで、1.鉄分の多い魚を2.しっかりと加熱調理(メイラード反応)し3.味噌などの発酵食品や醤油などで味付けすること、また4.トマトソースと合わせるのもおすすめということであった。
それを色々考慮し、魚自体はサーモンを使うことが決まっていたのでどうしようもなかったが、それを味噌ベースで味付けし、ちょっと洋風を意識して豆乳と牛乳を使ったクリーム風味で仕上げてみた。
料理そのものは味噌の風味とクリームの味わいが絡み合い、そこにサーモンの風味が加わり想像以上に美味しく仕上がった。
実際にワインと合わせてみると、思った以上に好印象。
味噌の風味がワインの甘味をさらに引き立て、少し強めに感じた渋みを穏やかにしてくれる。
また、サーモンは焼くことでその生臭さが抑えられており、一部のワインと生魚を合わせた時のような嫌な生臭さは一切感じられない。
相性としては抜群とまでは言えないが、料理とワインの新たな合わせ方を学ぶ良いきっかけとなったことは間違いない。
ワインの渋みがもう少し抑えめのものと合わせたらもっと相性が良かったかもしれない。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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