浜っ子 (2022/10)


名前浜っ子

場所:〒060-0003 北海道札幌市中央区北3条西2丁目1 カミヤマビル B1F
地図はこちらからどうぞ

交通手段:地下鉄東豊線 さっぽろ駅 徒歩1分

営業時間:14:00~22:00 不定休

また行きたい度:=☆☆☆=北海道の地酒と共に新鮮な魚介や焼き物を楽しめる昭和レトロを感じられる上質な大人の居酒屋

外部リンク浜っ子の公式HPへのリンク

備忘録

(2022/11/14記載)
2022年10月上旬の休日の夕食時に訪問。
この日は札幌に宿泊することが決まっていたので予めめぼしいお店を色々とチェック。
北海道と言えば海鮮なので海鮮系のお店を探していたのだが、寿司は既に前日に食べるスケジュールが組まれていたので寿司以外の海鮮系のお店を検索。
するとこのエリアで人気が高く、メニューなどを見ていても確かに美味しそうなものが多く、かつ日本酒の種類も多いお店を見つけたのだがあいにくの満席。
ということでその次に見つけたこちらの店を予約するも、予約時には「1名1750円相当の刺身盛り合わせのオーダーが必須」というルールが…。
とは言え、他のお店はいわゆる「居酒屋」という感じの飲み屋が多かったので2名で3500円の刺身盛り合わせを事前にオーダーの上予約をした。

<お店の場所はどこ?>
場所は地下鉄東豊線のさっぽろ駅の22番出口からであれば1分程度で着く。
ただ、この辺りは雑居ビルが碁盤の目状に立ち並び、こちらのお店は1Fが駐車場になっている雑居ビルの地下1Fにあるので、土地勘が無いととにかくわかりにくい。
今回宿泊したホテルがすすきの駅を超えてさらに南側にある中島公園に近い場所だったのでひたすら歩いて向かったが、すすきの駅からだと徒歩15分程度で向かえる距離。
このエリアは札幌駅とすすきの駅を結ぶ地下街があるようだが、土地勘がないとどこに向かっているのかわからなくなるので、出来れば地上を歩いた方が確実にたどり着ける。


こちらが店舗外観。
1Fが駐車場となっており飲食店が入っているような気配が全くない。
古い雑居ビルのような雰囲気で、入口にテナントの看板が出ているので辛うじてここが目的地だとわかる。


そのビルの入口を入り階段を下りていくと、かなりアヤシイ匂いがぷんぷんする場所にたどり着く。
全く人の気配がなく、祝日だからなのかお店はほとんど閉まっている状況。
そんな中、電気が付いている一番奥へと向かっていく。


今回お目当てのお店は一番奥にあった。
ただ、目の前に階段があるので、ビルの反対側から階段を下りた場合は目の前にお店があるというイメージ。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は三連休の最終日の18時すぎに到着。
飛び込みではなかなか入れない人気店ということでなので事前に予約してお店に到着したが、カウンター席が10席、4名掛けの小上がりが4席あるいかにも居酒屋風で少し肩を寄せ合って飲むようなスペース感の店内は7割程度が埋まっている状況。
我々が入店した後に飛び込みで3組程来たが全て断られていた。
マニアックな場所にあるお店ではあるが夫婦や子連れの団体客など、観光客よりも地元民の方が割合的に多そうな印象。


こちらがカウンター席。
10席程度が厨房と向かい合わせに設定されており、そこまで窮屈ではないものの、ゆったりと食事を楽しむというよりはワイワイしながらお酒を飲むというような雰囲気の造り。


そのカウンター席の後ろには小上がりがある。
こちらは4名掛けのテーブルが4つあり、お店としてのトータルキャパは20数席というイメージで比較的こぢんまりとしている。

<オススメのメニューは?>
こちらのお店は席だけの予約をすると人数分の刺身盛り合わせか毛ガニの予約が必須という面白いスタイル。
今回は2名での予約であったが、刺身盛り合わせは2名分で3500円なので、1名あたり1750円換算。
こちらを既に予約していたので刺身以外のメニューを見てみると、焼き魚系や肉系、揚げ物やつまみ、ご飯ものなど居酒屋メニューについては一通り準備されている。
またお酒系もビール、焼酎、ワイン、サワーなどの定番ものに加え、北海道の地酒を9種類取り揃えており、北海道の地酒を飲みたい人には嬉しいラインナップ。
今回は既に刺身の盛り合わせを注文していたのでその他に北海道らしいメニューをセレクトしようと考え、「厚岸の生ガキ(380円)」、「白菜漬け山わさび掛け(580円)」、「ピュアホワイト(400円)」、「こまい一夜干し2枚(780円)」、「ザンギ(640円)」、「インカの目覚めフライドポテト(580円)」、「かにみそおにぎり(530円)」をオーダー。
ドリンクは北海道の地酒シリーズから「福司 特別純米(850円)」、「金滴 純米吟醸(850円)」、「十一州 純米大吟醸(1200円)」をオーダーした。
この日は昼食抜きということもあってか、料理はそこそこボリューム感があるのだが全部食べて飲んで腹八分目といったところであった。


こちらは海鮮系を中心に、肉料理や揚げ物などの料理が記載されている。


裏側にはお酒のつまみ系のメニューやご飯もの、コースメニューなどの記載がある。
一番安いコースは飲み放題が付いて5000円となかなかのコスパ。


そしてこちらが本日のオススメメニュー。


お酒も充実しており、ビール・焼酎・ワイン・サワーなど豊富に取り揃えている。


そして日本酒はほぼ北海道の地酒になっており、有名どころがしっかりとラインナップされている。

注文してから5分程で、まずは日本酒とお通しが提供された。


こちらが最初に注文した「福司」。
表面張力+受け皿までしっかりと注いだ日本酒と茹でた青豆とのコンビネーションは抜群。


続いて事前にオーダーした(というか必ずオーダーしなければならない)「刺身盛り合わせ」が提供された。
こちらは2名用ながらそれぞれ3切れずつ提供されており、活きホタテ、サーモン、マグロ、つぶ貝、タコの頭、イカそうめん、ニシン、北海しまえびの計8種類。
ネタの厚みもそれなりにあり、ホタテをはじめそれぞれの刺身の鮮度は抜群。
一部の刺身には擦りたての山わさびを合わせて頂くスタイルになっており、これで3500円なら十分許容範囲。


日本酒と合わせるなら、ということで注文した「厚岸の生ガキ」。
一緒に添えられているレモンよりもはるかに大きなサイズながら、味は全く大味ではなく濃厚で臭みもなくボリューム感もたっぷり。


こちらも完全に日本酒のアテとして注文した「白菜漬け山わさび掛け」。
ピリッとした山わさびの風味としっかりと浸かった白菜の味わいで日本酒がどんどんすすんでしまう。


こちらは季節限定ものということでオーダーした「ピュアホワイト」。
1本を3分の1に折って生のまま提供されたが、驚くほど甘味がありジューシー。


そしてこれまた酒のつまみとしてオーダーした「こまい一夜干し」。
20センチ弱はあろうかという大き目のサイズのものが2本、皮はパリッと焼かれているが身はジューシーで程よい塩加減。
骨までしっかりと食べられる、これまた飲兵衛にはたまらないつまみであった。


そして揚げ物1品目として定番の「ザンギ」をオーダー。
こちらは想像通りの醤油とニンニクがたっぷりと効いたジューシーな味わい。


揚げ物2品目は「インカの目覚めフライドポテト」。
もはやじゃがいもではなく、サツマイモのようなしっかりとした甘味を楽しめる独特の味わい。


そして締めでオーダーしたのが「かにみそおにぎり」。
コンビニのおにぎりよりも一回り大きいサイズのおにぎりにたっぷりかにみそが塗られており、おにぎりを崩しながら少しづつかにみそを付けて頂くと締めどころかお酒が進んでしまう。

<まとめ>
今回は2名でトータル約12000円とそれなりの金額にはなった。
が、厚切りにされた新鮮なネタ8種類の刺身がそれぞれ3切れ入った豪勢な刺し盛りに料理を7品、日本酒を3合頂いたことを考えれば決して高い金額ではない。
また、刺身や生ガキなどの鮮魚系の料理は流石産地直送といったところ。
臭みが全くなく濃厚な味わいを北海道の地酒と共に楽しめるのは贅沢以外のなにものでもない。
その他にオーダーした揚げ物や焼き物も上質な食材を使って丁寧に調理されていることもあって、トータル的な満足度はとても高い。
安く飲んで食べて、というスタイルのお店ではないが、旅行等で札幌を訪れた際に地元食材を楽しみながら地酒を飲むという大人な居酒屋的な使い方にはぴったりのお店であった。

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浜っ子居酒屋 / さっぽろ駅(札幌市営)札幌駅(JR)大通駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

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