名前：人類みな麺類
場所：〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1-12-15
地図はこちらからどうぞ
交通手段：阪急京都線 南方駅 徒歩10秒
営業時間：10:00～翌3:00（月～木）、10:00～翌4:00（金）、9:00～翌4:00（土）、9:00～翌3:00（日） 無休
また行きたい度：＝☆☆☆＝塩味・甘味が突き抜けた醤油スープと巨大ブロックチャーシューの個性的でボリューム感の半端ないラーメンを味わえる人気店
外部リンク：人類みな麺類の公式HPへのリンク
備忘録：
（2022/11/15記載）
2022年10月中旬の休日に訪問。
この日は山崎蒸留所の予約が取れたこともあり大阪界隈にいたのだが、早めの夕食をということで知人が連れて行ってくれたのがこちらの店。
その特徴的な名前から以前からこちらの店の存在は知っていたのだが、今回改めて行ってみることにした。
＜お店の場所はどこ？＞
最寄駅は阪急京都線の南方駅。
こちらのみなみ西改札を出て左に曲がると目の前に見える。
ただ、有名店なので常に混雑しており待ちの行列が絶えず、一見すると店の前にある4席の椅子で座っている人だけが待っているように見えるのだが、実はお店から離れた場所に本行列があるので、行列へ効率的に接続するならみなみ東改札を出た方が近い。
お店からは30メートルほど離れた場所に行列を作るルールなので、初めての訪問の場合はこちらの改札から出た方が間違いなく行列に並べる。
なお、新大阪駅からでも歩いて10分程度で行ける距離なので、わざわざ1駅電車に乗るのが面倒ということであれば歩いていくのもあり。
こちらが店舗外観。
お店は阪急京都線の南方駅のみなみ西改札を出るとほぼ目の前にあるのですぐに目に入る。
店舗の名前こそ大きくは書いていないが、木を使った外観に、寸胴鍋やフライパンなどのラーメンに使う調理器具が張り付けられた外観は特徴的。
なお、店先には4人しか並べなく、4人目後ろには「この後ろに並ぶように」と思わせる看板があるのだが、実際は店から30メートルほど離れた場所に並ぶ仕組みになっている。
＜混雑状況・店内の様子は？＞
今回は休日の17時に到着。
知人曰く、週末のランチ時は1時間待ちは普通ということで覚悟してお店に向かった。
お店の前をみると3名が椅子に座って待っていたので、話の割にはかなり空いてるなと思ったのだが、実は店の前は最大4名のみで、それより並ぶ際は店から30メートルほど離れた前にある看板に沿って並ぶのがルール。
この日は店の前＋離れた場所に5名位の10名弱が並んでいたのだが、知人曰く「めちゃくちゃ空いてる」とのこと。
その後列が増え、17時半頃にはあっという間に計30人程度が並び出した。
やはり中途半端な時間帯に並ぶのが一番良さそうではあった。
なお、こちらのお店の経営者が主催するオンラインサロンの有料会員になると、この長い行列に並ばずとも到着してすぐに先頭で案内されるファストトラック制度があるよう。
我々の目の前でも1組入られたので、折角順番待ちをしてもうすぐ入店できる状態になった時に先に入られると少々萎える。
さて待つこと25分で入店、店内は壁に人工芝や観葉植物を配したネイチャー感のある雰囲気で、大きなカウンターを囲うように水槽も配されている。
カウンター席がメインでトータル30席程度となかなかのキャパがある。
ゆったりと席が配されていることもあって、窮屈感は全くなかった。
こちらが実際の行列の位置。
お店は写真奥の人が数名いる場所になりお店からかなり離れているので、初めての訪問だとここに列があるとは想像できず、お店の前の椅子に並んでいる人の後ろについつい並んでしまい、こちらの本行列を見て断念する人が多い。
本行列の先頭にはこのようなルールが書かれた看板が立っている。
代表待ちは禁止となっているので要注意。
また、混雑している時はさらに列が後ろに延び、駅の改札を避けて3つめの行列になるときも多いよう。
入口に入ると出迎えてくれる「よく来たね」の文字。
こちらが店内の雰囲気。
タイル張りの床と木のテーブル、壁には人工芝をあしらったあまり見ない雰囲気の内観。
また、写真にも少し写っているが、大きなカウンター席を囲むように水槽が配されている。
隣席との距離もそれなりに保たれており、ゆったりとラーメンを楽しむ事が出来る。
＜オススメのメニューは？＞
今回は事前にメニューを選定していなかったが、最終的に25分程度待ったのでその間にメニューをしっかりと読んで決めることにした。
こちらのお店は基本醤油ラーメンの店のようだが、それを発展させて濃厚醤油にした「らーめん micro」と逆に魚と貝系のダシを使ったあっさり系の「らーめん macro」、更に魚粉をがっつり使った「らーめん 骨」の3タイプに分かれるよう。
味の種類は原則その3種類のみでそれに加えて「トロトロ極厚チャーシューが2枚」加わった「らーめん 肉」があるよう。
なお、トッピングは4種類のみ、サイドメニューはラーメン店定番の丼ものや餃子などがあり、他には世界のビールもある。
今回は初訪問なので素直に「らーめん 原点」にしようかと思ったのだが、「らーめん micro」がかなりガッツリとした味わいということで、結局「らーめん 肉（1408円）」をmicro味で注文し、追加で「こだわり煮玉子（72円）」をオーダーすることにした。
総額で約1500円と、なかなかの金額のラーメンになった。
こちらがメニュー。
メニューは店内、そして外の椅子に座って待っているときにも見られるが、各行列の先頭の看板にも置かれているので並びながら考えることもできる。
ビールのメニューは店内のみに置かれている。
なかなかこだわりのセレクションで、値段もワンコインとなかなかお手頃。
オーダーは店の前の椅子に座っているときに済ませていたが、席に案内されて待つこと10分弱でラーメンが着丼。
こちらが「らーめん肉 micro」＋追加トッピング煮玉子。
まず提供された瞬間にその肉の大きさに思わず「え？」と声が出たほど。
メニューには「極厚チャーシュー」と記載があったので、いわゆるラーメン店で提供されるチャーシューが1センチくらいにカットされて出てくるのかと思ったのだが、出てきたのはスーパーで普通に豚肉のバラブロックで売られているような300グラム位ありそうなもの。
その上にニンニクチップやざく切りの白ネギや極太メンマと追加トッピングの煮玉子がのっているという、かなりワイルドなスタイル。
また、スープも黒に近い色合いで、とにかくビジュアルのアピール感がハンパない。
まずはスープを一口頂くがこれもかなり個性的。
塩味と甘味がガツンと効いている醤油をそのまま入れたのではないかというほど濃厚なスープ。
そこに脂の甘味が加わっているので若干まろやかさはでているが、とにかく塩味と甘味が突き抜けた、ある意味潔い味わい。
チャーシューの煮汁でスープを作る千葉県の「竹岡式ラーメン」に似た味わい。
カリカリに揚げられたガーリックチップがスープの味わいにアクセントを加えてくれる。
極濃厚なスープを一休みして巨大なチャーシューを食べてみるが、こちらは比較的見た目通りの味わい。
言ってしまえばシンプルにバラ肉を煮込んでチャーシューにしました、という感じ。
特に煮汁の味わいがしっかり染み込んでいるであるとか、トロトロな食感等の特徴的な味わいはなく、ガッツリと巨大なチャーシューを楽しめるというイメージ。
それにしても量は半端なく、おそらく300グラム以上はあろうかという感じ。
そして煮玉子はまるまる1玉入って72円という今時珍しいほどリーズナブル。
その煮玉子はしっかりと醤油ベースの甘味煮汁が染み込んでおり、半熟よりも少しだけ固めに仕上げられていた。
麺は太めのストレートタイプ。
縮れは一切なく、綺麗なストレート麺で断面が円になっているタイプ。
とても色の濃いスープがしっかりと絡んでいることもあってか、麺はスープの色を纏っており元の色はわからないほど。
今回は固さ指定なしのデフォルトで頼んだが、縮れがないこともありツルツルっと食べられるタイプ。
また、そこまでしっかりとした歯応えはなく、どちらかというと喉越しで食べていくようなイメージのもの。
塩味の濃いスープがしっかりと絡むので、逆にこれくらい味わいを主張しないタイプの麺の方が合うような気がする。
＜まとめ＞
今回は「らーめん肉 micro」にトッピングで煮玉子をオーダーしたが、まずはそのボリュームに驚かされた。
300グラムはあろうかという豚バラ肉のブロックそのままの形をしたチャーシューが真っ黒なスープの上に鎮座したビジュアルはかなり衝撃的。
味わいも見た目同様に衝撃的で、塩味と甘味が突き抜けた醤油味はめちゃくちゃ濃厚ながらもなぜか飲み進めてしまう味わい。
また、麺が醤油ラーメンにしては珍しい太めのストレートタイプで、ツルツルっと食べられる麺が真っ黒スープのラーメンによく絡む。
トッピングで選んだ煮玉子は、このご時世1玉まるまる入って100円以下というかなりのコスパながら甘口醤油の煮汁がしっかりと染み込んだやや固めの半熟タイプ。
トータルで1500円弱ではあったが、コスパという意味では悪くないラーメンであった。
また、こまめに水注いでくれたり、食べ終わったタイミングでティッシュを持ってきてくれたりと、セルフサービスが基本のラーメン店にしてはかなりサービスのレベルが高いのも印象的であった。
今回は初めてながら色々な意味でこちらの店のメニューの中の最強メニューをチョイスしたが、また訪問する機会があれば今度は真逆のあっさりタイプである「らーめんmacro」をオーダーしてみたい。
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