購入場所 | 蔵元限定販売 |
購入日 | 2022年04月05日 |
購入金額(税込み) | 1500円 |
テイスティング日 | 2022年10月07日 |
日本酒データ:
地域 | 北海道 |
タイプ | 特別純米 |
使用米種 | 吟風、彗星 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★ |
コメント:
旭川訪問時に立ち寄った男山の蔵元で購入したもの。
蔵元では色々な日本酒を売っているのだが、折角蔵元に来たのだからということで蔵元限定のものを探していると、2022年2月に上槽した新酒を売っていたので購入した。
こちらは特別純米という表記ではあるが精米歩合が55%とかなり削っており、かつ原酒で瓶詰という縁起物感のある日本酒。
色は僅かにグリーンのニュアンスを感じられるが、比較的クリアに近い印象。
粘度はしっかりとがり、グラスの縁に脚が出る。
香りはフワッとした甘味と凝縮された果実系の香りを最初に感じつつも、その後に軽くローストしたナッツのような穀類のニュアンスも感じられるが、バランスとしては甘味やジューシーな果実感の方が強い。
ただ、飲み口は純米酒らしく、比較的シャープで穀類の印象が強いタイプ。
中盤からは爽やかな酸味が口の中に広がるとともに、優しい甘味も加わる。
原酒系のコッテリとした風味は控えめではあるが、十分に飲みごたえを感じられるので物足りなさはない。
穀類のワイルドな味わいと果実系の柔らかい甘味をバランスよく楽しめる飲み手を選ばない縁起物の限定醸造原酒。
<アルコール度数17%、精米歩合55%>
この日は塩サバ、アオサの卵焼き、ひじきと炊き込みご飯という、「超和」の食事と合わせた。
炊き込みご飯は鶏肉とにんじんや油揚げなどを使い仕上げたシンプルなもの。
塩サバは程よい脂加減と塩加減でついつい食べすすめてしまう。
この少しパンチのある味わい、日本酒とマッチしているのかしていないのかがとても微妙な印象。
一方の炊き込みご飯はほどよくお焦げが出来ており、ダシの風味が比較的強く出ていることもありしっかりとした味わいに仕上がっている。
このしっかりとした味わいとダシの風味に日本酒がマッチし、日本酒の甘味がさらに強調されているような感じもする。
そしてアオサの卵焼きは文字通り卵焼きにあおさを入れて作ったものだが、意外としっかりとあおさの潮の風味が感じられ、醤油などの味付けは一切不要。
ただ、日本酒との相性は良くも悪くもないという感じでお互い全く干渉しない。
総じて食事との相性は悪くないのだが、合わせる食事は比較的選ぶタイプのような印象。
塩味や少しインパクトの強い料理よりも、甘味やまろやかさを感じる食事との方がマッチする。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>
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